証券外務員資格を取得すると就活に有利?年収への影響は?
更新日:2021年11月26日
証券外務員資格と年収
証券外務員試験は、特定の業種・企業に勤めていないと受験できない特別資格の試験もありますが、正会員試験は一般の方でも受験資格なしで受けることができる試験です。
また、証券外務員資格には一種と二種があります。一種の方が二種よりも難易度の高い資格となります。とはいえ、一種資格の試験も受験資格はありません。二種資格を取得していなくても、一種資格の試験を受験することができます。
受験をすること自体のハードルは低い証券外務員試験。とはいえ全く勉強しないで合格できるほど甘い試験でもありません。資格取得にはある程度の勉強時間を確保し、専門知識や法令に関する勉強をする必要があります。
どの資格でも同じですが、問題となるのは、それだけ時間や費用を賭けてまで取得する価値がある資格かどうかという点です。証券外務員資格のように、業務に直結するタイプの資格の場合は、取得することでどの程度年収に影響があるかが重要です。分かりやすく言ってしまえば、証券外務員資格を取得することで収入がアップするかどうかという観点も考えておく必要があります。
では証券外務員資格を取得することで年収にどのような影響があるのかを解説していきましょう。
資格取得は大きく年収に影響しない
証券外務員試験に合格し、所属する協会員(証券会社等)を通じて外務員登録を受けると、金融商品の販売や勧誘が可能になります。一種資格であれば先物取引なども含めてすべての金融商品が、二種資格の場合、現物商品の販売・勧誘が可能となります。
反対に言えば、資格を取得して外務員としての登録を受けないと、金融商品の販売や勧誘はできないということになります。証券会社や銀行、保険会社など、金融商品の販売・勧誘が業務の中心である企業に勤める場合、証券外務員資格は取得必須の資格ということになります。
もちろん、金融商品の販売や勧誘に直結しない業務、つまり総務や人事、経理部門に所属する場合は必要不可欠ではありませんが、営業や窓口業務には必須の資格ということになります。
金融業界で働く以上、持っていないと仕事にならない資格であり、この資格を取得しているからといって、年収に直結することはほぼありません。何しろ同じ業務を行っている方はみな持っている資格ですので、他者との差別化ができる資格ではないからです。
例えば不動産業界の営業職で、特に資格がない方と、宅地建物取引士資格を持っている方では、資格を持っている方の方が収入が高い傾向にあります。これは宅建士資格がないとできない業務(不動産取引における重要事項説明等)があり、その業務ができるかできないかで収入に差が出るわけです。
このように他者との差別化ができる資格を持っていると、当然ながら年収・収入にも影響が出ますが、証券外務員資格のみではこの差別化ができないということになります。
現状金融機関で働いている方が、収入アップを目指すための資格ではないと考えておきましょう。
資格手当がある企業は稀
多くの企業は、従業員の資格取得に合わせて資格手当を支給しています。資格手当が支給される資格は企業ごとに決められており、支給される手当の金額も企業ごとに差があります。
例えば不動産業界の企業では、宅地建物取引士の資格取得で手当が発生したり、保険業界の企業ではファイナンシャル・プランニング技能士2級の資格に手当が発生したりと、その企業の業務に大きくプラスになる資格に手当が発生するケースがほとんどです。
証券外務員の資格は、取得していると業務上有利になる資格ではありません。取得していないと、業務上差支えがあるレベルの資格です。
不動産業界の営業職は、宅地建物取引士の資格がなくても仕事はできます。持っているとより幅広い仕事ができるようになるだけです。保険業界のFP2級も同様と考えていいでしょう。しかし、金融業界における証券外務員資格は、なくてはならない資格です。
そのため証券外務員資格を資格手当の対象としている企業は多くはありません。資格を取得したとしても、毎月の収入がアップするわけではないことがほとんどですので覚えておきましょう。
平均年収を考えれば有効
日本人平均給与 | 金融業・保険業平均給与 |
---|---|
433万円 | 630万円 |
国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」より
金融業界で働く方が、証券外務員資格を取得しても、大きな年収アップとはなりません。しかし考え方を変えると、この資格を取得しているということで年収がアップするというケースも考えられます。
上の数字は、日本全体の給与取得者における平均給与と、その中で金融業、保険業の方の平均給与をならべたものです。金融業界の平均年収は一般的な年収よりもかなり高く、金融業界で働くということは、それだけ年収が高くなるということになります。
これから就職を目指す学生の方、金融業界への転職を目指す方は現状より年収がアップするということになる方も多いでしょう。そしてその金融業界で必須の資格が証券外務員資格ですから、証券外務員資格を取得するということは、年収がアップを意味するとも言えるでしょう。
証券外務員資格と就活
証券外務員資格という資格は、取得しても年収アップや給与アップに直結する資格ではありません。しかし、金融機関など金融業界に就職するということは、給与所得者全体の中でも、平均給与の高い業界に就職するということになります。その業界において取得必須の資格である以上、証券外務員資格を取得することが、高収入への道と考えることもできます。
では、その金融業界への就職を目指す、就職活動において証券外務員資格はどのような立ち位置になるでしょう。事前に取得しておくべき資格なのか、入社後取得する必要がある資格だけに、就職後に取得すれば十分なのかなど、証券外務員資格と就職活動についてまとめていきましょう。
就職活動で有利になることはあまりない
就職活動において、証券外務員資格を持っていることが有利に働くかどうかと聞かれれば、そこまで有利に働くことはないでしょう。証券会社をはじめとする金融機関では、新入社員に一定期間内に証券外務員資格を取得することが命じられることがほとんどです。
繰り返しになりますが、金融業界の業務において、証券外務員資格は取得必須の資格です。採用する企業側としては、事前に持っていようが持っていなかろうが、結局取得してもらう資格となるので、採用判断において証券外務員資格の有無が大きな影響を与えることはないということになります。
就活の際、金融業界以外は考えていないという方でも、この資格を持っているから就職が有利になるということはありません。持っていて有利になる可能性がある資格としては、ファイナンシャル・プランニング技能士の資格や、証券アナリストの資格など。業務上必要不可欠ではないものの、持っていると評価の上がる資格を選びましょう。
就職後の昇進に影響することも
就職できるかどうかという点に関しては、証券外務員資格は大きな影響はありません。ただし、就職した後のことを考えると、就職前に取得しておくことは大きなアドバンテージになる可能性があります。
多くの金融機関は、新入社員に証券外務員資格の取得を促します。証券外務員資格がないとできない業務が多いためで、新入社員は仕事を覚えながら資格取得の勉強をすることになります。
証券外務員資格の有無で、配属される部署に影響があるということは少ないかもしれませんが、配属された部署で任される仕事には影響がある可能性は高くなります。金融商品の販売や勧誘ができないということは、証券会社や銀行においても、株式を購入してもらう、預金をしてもらうといった業務ができないということになります。
入社し配属早々本格的に業務ができる人と、資格を取得するまでは本格的な業務ができない人では、やはり評価に差が出てくるでしょう。特に歩合給が採用されているような職場であれば、収入の面で大きな差がつきます。
また、早く業務にあたれるということは、将来的に昇進のスピードにも影響が出るかもしれません。
就職自体に与える影響はほぼないといえますが、その後の社会人生活のスタートの時点では差が出ることもあり、この差が将来的な収入に大きな影響を与える可能性は十分にあります。
ないよりは持っていた方が有利
証券外務員資格は就職の場面で有利になる資格とは言い難い資格です。採用側としては採用時に持っていようが、結局採用後に取得してもらう資格ですので、証券外務員資格の有無にそこまでこだわって採用しないということになります。
ただし、就活前に取得しておくと、就職後が楽になります。就職後に証券外務員資格を取得する場合、毎日慣れない業務をこなしながら、プライベートの時間を資格試験の勉強に充てるという生活になります。体力的な問題以上に、精神的にかなりきつい時期になることは間違いなく、このキツさを回避するためにも事前に取得しておくのがおすすめです。
就活に対する証券外務員という資格は、必要不可欠ではないものの、持っていた方が将来的に有利になる資格といえるでしょう。
証券外務員資格の価値
就活でも大きな武器にはならず、就職後に取得しても年収アップに結びつかず、資格手当の対象になりにくい証券外務員という資格。この事実だけを見るとあまり評価の高くない、価値の低い資格に見えるかもしれません。
しかし、証券外務員資格の魅力はこれだけでは表現できない部分があります。証券外務員という資格の価値について考えていきましょう。
取得必須という点で価値は高い
年収や就職という部分には直結しないものの、金融業界で働くためにはなくてはならない資格です。国家資格のように独占業務という呼び方はしていませんが、実質金融商品の販売・勧誘をするためには絶対に必要な資格ですので、その価値は非常に高いといえます。
資格の価値を考える場合、重要になるのがこの独占業務の存在。例えば宅地建物取引士には重要事項説明という独占業務がありますし、司法書士には登記や供託の代理という独占業務があります。
独占業務を持つ資格はその価値が高いといえますので、この点では非常に価値の高い資格といえるでしょう。
この資格がないと仕事にならないケースも
金融業界で働くということを考えると、証券外務員資格は取得必須の資格となります。この資格を取得していないとできない業務が多く、せっかく金融業界に就職できても、自分の希望する職に就けない可能性もあります。
希望する職に就けないだけでも大きなダメージですが、将来的に出世・昇進ということを考えた時、資格のある・なし、もしくは資格の種類、取得するタイミングなどで、大きな影響があるかもしれません。
将来的なことを考えると、証券外務員資格を取得するということは非常に価値があることといえるでしょう。
証券外務員資格が役立つ仕事
では、実際に証券外務員資格を取得すると、どのような場面で役立つかを考えていきたいと思います。取得のために時間と労力を費やすわけですから、使える場面が少なければあまり意味がありません。
まず先に、役に立たない仕事と考えておくと、金融機関以外全般ということになります。証券外務員は、試験に合格し、所属する協会員(証券会社等)を通じて日本証券業協会に登録を受ける必要があります。つまり日本証券業協会に加盟している企業以外では、使うことができない資格となります。
日本証券業協会には、証券会社、銀行、信用金庫、保険会社、さらに一部クラウドファンディングを取り扱っている企業などが加盟しています。これら以外の企業では全く使い道のない資格ということになります。
これを踏まえた上で、証券外務員資格が役に立つ仕事を考えていきましょう。
証券会社などの金融機関
まずは何より金融機関での業務です。証券会社や銀行、信用金庫、保険会社などは、金融商品の販売や、金融商品の購入を勧める、また預金などに勧誘することが主な業務となります。
特に人数の多い営業職に関しては、金融商品の取り扱いがメイン業務ですから、役に立つどころか証券外務員資格がないと仕事になりません。証券外務員資格が取得必須の資格と言われているのはこのためです。
反対に考えると、金融商品を取り扱わない業種、つまり日本証券業協会に加盟していないような企業では使い道が全くないということになります。しかし、使い道はありませんが「意味がない」とまでは言い切れない部分があります。
どのような資格でも同じですが、その資格を取得できるということは、それだけの知識を持っている証明になります。証券外務員資格を取得しているということは、金融商品の取り扱い、販売業務、それに関連する法律知識などがしっかりと身についている証明でもあります。
実際に金融商品を販売することはできなくとも、その知識が業務に役立つ可能性は否定できません。ただしそれだけのために資格取得を目指すというのもあまり現実味がないでしょう。
やはり、証券外務員資格が役立つのは金融業界の仕事、特に営業職の仕事であるといっていいでしょう。
営業職だけではない
金融機関の営業職で特に役立つ資格と紹介しましたが、金融機関に関して言えば、営業職に関わらず、すべての部署で役立つ資格といえます。
金融機関、特に銀行や信用金庫などでは窓口業務があります。窓口業務においても顧客に預金を勧めることなど、証券外務員資格がないとできない業務もあります。
ほかの部署においても、会社の中心業務が金融商品の販売や勧誘になります。実際に業務として金融商品の販売を行うのは営業部などが中心となりますが、他の部署の方も金融商品取引に関する知識がないと、社内業務が滞る可能性があります。
社内業務や社内連携をスムーズにするためにも、金融機関で働く方は必ず取得しておきたい資格ですし、どの部署でも役立つ資格といえます。
証券外務員資格の必要性
ここまで紹介してきたように、証券外務員資格は金融業界において必要不可欠な資格となっています。しかしこの必要性は金融機関に限られるという非常に限定的な資格でもあります。
証券外務員資格の必要性などを検証していきましょう。
金融機関で働くためには必要不可欠
金融機関で働く方にとっては必要性が高いどころか必要不可欠な資格です。金融商品を顧客に販売する、購入を勧めるような営業職はもちろん、社内業務を行う部署でも、金融商品の取り扱いに関する最低限の知識がないと、社内の業務も滞ることになります。
そのため多くの金融機関では、入社後一定期間内に取得を指示したり、内定者には入社までの期間に取得しておくように指示したりするケースがあります。また中途採用となる転職組に関しては、そもそも取得していないと求人に応募すらできないケースも多々あります。
金融業界で働いている方、もしくは金融業界で働きたいと思っている方にとっては必要不可欠な資格です。そしてこの資格を活かして業務にあたるには、試験に合格するだけではすぐに業務にあたることができません。このあたりを少し解説しておきましょう。
日本証券業協会に登録する必要がある
正会員試験を受験するのは、証券会社勤務の方か、現状金融機関で働いていない方です。こういった方が証券外務員試験を受験し合格した場合でも、すぐにこの資格を活用した業務は行えません。証券外務員試験に合格したのち、日本証券業協会に登録することで、初めて証券外務員としての業務にあたることができるようになります。
日本証券業界に登録するといっても、個人的に登録するというわけではありません。日本証券業協会に加盟している企業に勤務していることで、登録が可能となります。
そのためこの資格の必要性を考える場合は、勤務している企業、もしくはこれから就職する企業、さらに就職を希望する企業が日本証券業協会に加盟しているかどうかが非常に重要となります。
証券外務員試験に合格したからといって、勝手に金融商品の販売や勧誘ができるわけではないということになります。他業種で働いている方、就職活動の結果他業種になった方などは、証券外務員資格を有効に使えないということになります。
ただし証券外務員資格は失効しない資格です。一度受験し合格すれば、その資格が失効することはありません。
日本証券業協会に加盟している企業に勤務している方は、5年間に一度は日本証券業協会が開催している資格更新研修を受講する必要があります。つまり金融機関に勤務している方は、5年に一度この講習を受講し、資格を更新する必要があります。
証券外務員資格を取得している方で、日本証券業協会に登録していない方、つまり金融機関で働いていない方はこの更新講習を受けることができませんが、更新義務はないので問題ありません。後に金融機関に勤める場合、改めて更新研修を受けることになります。
この更新研修は、新規資格取得者も受講する必要があります。すでに金融機関に勤務しており、証券外務員試験に合格した方は、試験合格後180日以内にこの講習を受けることで証券外務員としての登録されることになります。
証券外務員資格を取得すべき方
証券外務員資格は、金融機関で働く方すべてが取得必須といえるほど価値のある資格です。金融機関で働いている方は当然取得をすべき方となります。しかし、現状金融機関で働いていない方でも取得すべき方はいらっしゃいます。
ここまでまとめてきた特徴を踏まえたうえで、どのような方が取得すべきかをまとめておきましょう。
金融業界への就職を目指す学生
まずは金融業界への就職を目指す学生です。できれば就職活動前に取得しておくのがおすすめです。
証券外務員資格は、そこまで取得が難しい資格ではありません。とはいえ社会人になってから取得を目指す場合、勉強時間が限られるためそれなりに勉強期間が必要になります。学生の方にも個々の事情はあるかと思いますが、一般的に言えば社会人より学生の方が時間に余裕があるかと思います。この時間を有効活用しましょう。
ちなみに、証券外務員資格を取得しているからといって、就職活動が有利になることはあまり多くはありません。資格を持っていない方も、金融機関に入社した後、いずれにせよ取ることになる資格です。事前に持っていようが、持っていなかろうが、いずれ取得する資格ですので、企業側もあまり重視はしないものです。
それでも学生時代に取得しておくことを推奨するのは入社後を考えてのこと。資格を持っていない方は、入社後に資格取得を目指すことになります。慣れない新社会人の生活の中で、しかも学生時代と比較すると時間のない中で、資格取得の勉強をするのは体力的にも精神的にも厳しいものです。これを避けるだけでも大きな意味を持ちます。
さらに言えば、入社後の社内評価を考えても有利に働く可能性があります。同じタイミングで入社したほかの新入社員がまだ資格を持っていない場合、その新入社員たちは金融商品を取り扱う業務に就くことができません。
一方学生時代に取得し、入社後日本証券業協会の研修を受講すれば、証券外務員としての業務に就くことが可能です。この差は後に大きな差になる可能性もあります。
入社後や就職活動中に資格取得を目指すことを考えれば、むしろ就職活動前に試験に合格しておくことがよりおすすめということになります。
学生時代に取得するとして、一種と二種のどちらを取得しておくべきかとなると、やはり一種を取得しておくのがおすすめです。これから就職活動となると、金融業界、金融機関といってもどのような業種に就職するか決まっていないことになります。
学生の間に二種資格を取得しても、就職した先で必要になる資格が一種資格だった場合、結局一種資格の取り直しとなります。もちろん二種試験に合格しているという経験がありますので、一種試験でもさほど苦労はしないかと思いますが、それでもできれば一種資格を取得しておくべきでしょう。
金融業界への転職を目指す方
現状金融業界で働いていない方などで、金融業界への転職を考えている方も取得しておくべき資格といえるでしょう。
金融業界においても、中途採用の方に求めるのは「即戦力である」という部分です。特に中途採用を考えている企業は、金融業界の業務は未経験でも、入社後すぐに戦力になってくれる方を求めているものです。
そのため、転職サイトの求人を見ても、金融機関、金融業界の求人には、証券外務員資格の取得が必須条件となっているケースが少なくありません。つまり証券外務員資格がないと応募すらできない求人が多いということです。
応募条件に証券外務員資格の所有が入っていなくても、転職活動においてはこの資格を持っているかどうかは大きな判断材料となります。このあたりは学生の就職活動とは大きく違う点です。
上でも触れたとおり、企業が中途採用者に求めるのは即戦力になるかどうかという点です。新入社員に求めるのは即戦力ではなく、将来的に優秀な存在となりうるかどうかでしょう。入社してから育てるのが新入社員、入社した時点で戦力となってもらうのが中途採用の社員です。
金融業界への転職を考えている方は、最低でも二種、できれば一種の証券外務員資格を持っていることが前提条件と言ってもいいでしょう。一種を取得することで選択肢も広くなりますので、ぜひ取得しておきましょう。
フォーサイトなら効率的&経済的
就職前の学生の方や、他業種で働く社会人の方が、証券外務員資格を目指す場合、懸念すべきは「時間」と「費用」でしょう。学生の方は、時間はある程度確保できても、経済的な部分が問題となる可能性があります。社会人の方は経済的にはメドが立っても、時間的な余裕という点で問題が発生することが多いかもしれません。
そんな学生の方にも、社会人の方にも、おすすめしたいのがフォーサイトの通信講座です。
資格取得の勉強には主に3つの方法が考えられます。予備校に通うか、通信講座を受講するか、独学で目指すかの3つです。
予備校への通学は、そもそも近所に予備校があるかどうか、通学に必要な通学時間、そして高額な学費という問題があります。一方独学では、勉強効率の低下やモチベーション維持の難しさというデメリットがあります。この双方のデメリットを解消できるのが通信講座の受講です。
特にフォーサイトをおすすめするのは、まず学費を抑えることができるという点。予備校へ通学をすることを考えると、はるかに費用を抑えることができるからです。
証券外務員資格の取得を目指すということは、金融機関への就職・転職を目指すということでしょう。金融業界の平均年収は、一般的な平均年収よりも高く、言い換えればより高年収を目指すために資格取得を目指しているということかと思います。
収入アップが目標であれば、そのための投資も抑えるのがベスト。そこでフォーサイトの通信講座ということになります。
もちろん独学で目指した方がさらに投資を抑えることができますが、その分貴重な時間が必要となるでしょう。この点にもフォーサイトをおすすめするポイントがあります。
フォーサイトを受講すれば、予備校と同等の水準を誇る講義動画、オリジナルテキストが手に入ります。さらにスキマ時間を有効活用できるeラーニング教材があるのもフォーサイトの特徴です。
完全独学と比較すれば、はるかに勉強効率は高くなり、より短期間での合格を目指せるでしょう。
まとめ
証券外務員資格は、証券会社や銀行、信用金庫、保険会社など、金融機関・金融業界で働くには取得必須の資格です。この証券外務員資格がないとできない業務が多く、金融業界で働く方の多くが持っている資格となります。
多くの方が持っている資格のため、他者との差別化ができる資格ではなく、資格の取得が収入アップ、給与アップに直結することは多くありません。
ただし金融業界は、給与所得者全体の中でも、平均給与の高い業界です。その業界で働くには必須のスキルであると考えれば、証券外務員資格取得=金融業界への就職=収入は平均以上とも考えることはできるでしょう。
金融機関などに就職、転職を目指す方は、事前に証券外務員資格を取得するのがおすすめ。就職を目指す学生の方は、就職後会社側から取得を命じられる可能性が高いですし、転職を目指す方はそもそも資格取得が応募条件になっているケースも少なくありません。
証券外務員資格は、所得自体はさほど難易度の高い資格ではありません。学生の方でも、社会人の方でも、短期間の勉強で取得できるレベルの資格となっています。
フォーサイトの通信講座を利用するのが、経済的にも勉強効率の面でもおすすめです。