行政書士として独立開業して成功するには?独立に必要な資金や手続きも解説

更新日:2024年12月2日

行政書士として独立開業して成功するには?独立に必要な資金や手続きも解説

行政書士は、行政書士事務所や一般企業で働くほか、独立開業ができる仕事です。行政書士として独立開業をした場合、かなりの高収入を得ることも可能になります。

しかし、他業種の独立開業と同様、開業当初から一般企業の従業員のように安定的な収入を得られることが保証されているわけではなく、健康保険や厚生年金などを自分で支払う必要があるため、決して簡単にできることではありません。

また、行政書士の年収は、独立開業する場合、そして、企業に勤める場合など、働き方によって異なります。行政書士として独立開業するためには、まずは行政書士試験に合格しなければなりません。

そのうえで開業資金を用意して、各種手続きを行う必要があります。当記事では、行政書士として独立開業するために必要なことや、独立開業に成功している行政書士に共通することをチェックしながら、行政書士として活躍する方法をお伝えしていきます。

  • 行政書士で開業・独立は可能です。
  • 行政書士の年収は、働き方によってかなり違いがあります。
  • まずは開業資金を用意し、そのうえで必要な手続きなどがあります。
  • 開業して成功している行政書士に共通するところがあります。
  • 行政書士として働くためには、まずは行政書士試験に合格する必要があります。
目次

行政書士で開業・独立は可能だが難しい

行政書士は、開業して独立しやすい職業のひとつです。しかし、「開業・独立が難しい」ともいわれています。それは、開業して独立したうえで、しっかりと稼いでいくことが決して簡単なことではないからです。

企業に雇用された従業員の場合、健康保険や厚生年金などの一部は、企業が支払ってくれます。一方、独立開業した場合は、個人事業主、ないしは、法人の経営者となるため、それらはすべて個人、ないしは自分の会社で支払う必要があります。

また、自分で確定申告を行ったり、税理士を雇って会計処理を行い、納税をしなければならないうえ、雇用保険が適応されないため、万が一仕事がなくなっても補償はありません。

しかし、それらの独立開業におけるリスクは、行政書士だけではなく、すべての仕事において起こり得ることでもあります。

行政書士としての独立開業を成功に導くためには、念入りな事前準備が必要です。当記事では、それらも含めたサクセスのポイントや気を付けるべきことをご紹介します。

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独立開業した行政書士の平均年収

行政書士の年収は、働き方によってかなり違いがあります。例えば、行政書士事務所や一般企業に属する勤務行政書士の場合、企業に雇われているため安定した収入を得られるメリットがあり、約500万円から700万円の年収が期待できます。

一方、独立開業したばかりの行政書士の年収として想定できるのは、約300万円から400万円といわれています。これはあくまで、開業から5年目以内の場合であり、開業直後は顧客の獲得に苦労することが考えられるため、年収は決して高くないでしょう。

しかし、行政書士としての実績を積んでいき、多くの顧客を獲得して経営のコツを掴んでいけば、かなり高額な年収も期待できるでしょう。

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独立して開業するまでの流れ

行政書士として独立開業を行い、自らの事務所を立ち上げる場合、どのような流れで、どのような準備をするべきでしょうか?

行政書士として企業で働いたのち、退職をして独立をすると、そのまま開業できるわけではありません。まずは開業資金を用意し、そのうえで必要な手続きなどがあります。その流れを見ていきましょう。

行政書士の独立開業に必要な資金

行政書士として独り立ちする場合、まず必要になるのが、独立開業に必要な資金を用意することです。開業資金として考えなければならない費用の内訳は以下のとおりです。

費用項目 相場 備考
事務所を借りる費用 7万円〜10万円 エリアや大きさ等により異なる
事務所に関連した諸費用 賃料×6ヶ月分
事務機器等の費用 パソコン・プリンター等

事務所を借りる費用

行政書士として独立開業する際、事務所とする場所を借りなければなりません。賃料は地域やエリアによって異なりますが、小さな1ルーム程度ではじめるなら、7万円から12万円程度は見ておいたほうがいいでしょう。

同じように独立開業を考えている人と共同で事務所をシェアすることも可能です。その場合は賃料を頭数で割ればいいため、費用は3万円から6万円程度に抑えられます。

また、シェアオフィスを利用するという選択肢もあり、その場合は数万円程度ではじめることもできるでしょう。ただし、都道府県の行政書士会によって異なりますが、ある程度独立して応接できるスペースがないと開業が認められないこともあるため、注意が必要です。

もちろん、自宅を事務所として開業することも可能です。その場合は、事務スペースと応接スペースを確保することが条件となります。

事務所に関連した諸費用

事務所を借りる場合には、毎月の賃料以外に、敷金・礼金・保証金、仲介手数料も必要となります。一般的に、事務所用賃貸の場合は、敷金2か月、礼金2か月以上がかかります。

居住用の賃貸とは異なりますので、賃料の6か月程度は初期費用として必要になることを覚えておきましょう。

事務機器等の費用

事務所の費用以外にも、パソコンとプリンターといった事務機器が必要になります。プリンターには、コピーとスキャン機能があるといいでしょう。

また、倉庫、クラウドサーバー、シュレッダーなども必要になります。

人を雇う費用

もし自分以外に人を雇う場合は、そのための費用も必要です。正社員なのか、アルバイト、パートなのかによっても費用は変わります。

いずれにしても最低賃金を上回る賃金を支払う必要があるうえ、個人事業主でも5人以上を雇用する場合は、社会保険加入の義務も出てきます。

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行政書士の独立開業に必要な手続き

行政書士として独立開業するためには、まず最初に行政書士会への登録が必要です。日本行政書士会連合会と各都道府県の行政書士会への登録で、それぞれに入会金と登録手数料がかかります。

費用は都道府県により異なりますが、おおよそ20万円から30万円となっています。また、事務所の住所を管轄する税務署に開業届を提出する必要もあります。

「個人事業の開業・廃業等届出書(開業届)」は、開業から1ヶ月以内を目安に提出しなければいけません。また、都道府県税事務所に「個人事業税の事業開始等申告書」の提出も必要です。

行政書士として開業するメリットとは

行政書士として独立開業するためには、さまざまなことをクリアする必要がありますが、それに余りあるメリットがあることも事実です。

行政書士として独立開業すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?数多くあるメリットのうち、主なものをいくつかご紹介しましょう。

働き方が自由・自分のペースで仕事ができる

独立開業のいちばんのメリットは、自由な働き方ができることでしょう。行政書士事務所や企業に所属する場合は、月曜日から金曜日まで労働時間が決められており、それにあわせて仕事をしなければなりません。

しかし、独立開業をすれば、働く時間も休む時間も自分で決めることができるため、自分のぺ―スで働くことができます。また、仕事の合間に自分の用事を済ませたり、子どもや親の世話を行うことも可能です。働く場所もある程度自由に決めることができます。

もちろん、顧客の個人情報の取扱いには十分に気を付けなければなりませんが、気分にあわせてカフェで仕事をするなど、ノマド的な働き方もできます。ワークライフバランスを自分なりに管理できるようになるので、生活や人生の選択肢が広がります。

定年退職がなく長い期間働ける

独立開業をすると、自分のペースで仕事ができるうえ、定年退職もありません。勤務行政書士として働いている場合は、定年を迎えると退職をする必要があります。

しかし、独立開業して働いている場合は、退職のタイミングを自分で決めることができるため、長く仕事ができます。行政書士は年齢を問わず続けられる職業です。長く続けるほど、実績も信頼も積み重ねていくことができます。

書籍を出版するなど活動の幅が広がる

行政書士として活躍を続けることで、やがて自身の書籍を出版できる可能性も出てくるでしょう。実績や専門性を活かした書籍を出版することで、行政書士としての知名度や信頼度が上がり、新しい顧客の獲得に繋がることも期待できます。

同様に、行政書士としての実績が評価され、セミナーや講演会に呼ばれることもあります。本業から派生したプラスアルファの仕事も依頼されることも予測されるため、活動の幅が大いに広がっていくかもしれません。

他士業に比べ低コストで開業できる

独立開業して働くことができる職業には、エンジニア、デザイナー、フォトグラファー、コーディネーターなど、さまざまなものがあります。

しかし、開業して成功するための鍵となるのが、開業時に必要となるコストです。開業時に、設備投資や必要な機械など、まとまったコストが必要となる職業に比べると、行政書士は低コストで始められる仕事といえます。

行政書士としての登録に必要な費用のほか、パソコン、プリンターといった機器があれば開業できるという点で、行政書士は魅力的といえるでしょう。

行政書士として開業するデメリット

独立開業という点において、難しい側面がありながらも、大変魅力的な要素がある行政書士ですが、考えられるデメリットはあるのでしょうか?

デメリットを知ることで、スムーズな独立開業のサポートになること請け合いです。ここからは、行政書士として開業するデメリットについて紹介していきます。

収入が安定するまで時間がかかる

独立開業する大きなデメリットのひとつに、収入が安定しづらいことが挙げられるでしょう。独立開業して独り立ちをするということは、顧客から依頼を受けなければ収入はないということにもつながります。

行政書士事務所や一般企業で働く場合は、毎月の収入が保証されていますが、独立開業の場合、そのような保証はありません。顧客から依頼がなければ、その月の収入がゼロになることも、可能性としてはあり得ます。

そのため、開業したばかりの時期は特に、顧客を獲得することに苦労をして、収入が不安定になるかもしれません。安定的に収入を得られるようになるまでには、ある程度の時間がかかることを理解しておきましょう。

独立開業を考えるのなら、ある程度の期間、収入が少なくてもやりくりできるような蓄えを用意しておくと安心です。

経営と行政書士業務の両立をしなければならない

独立開業をするなら、事務所の経営も自分で行わなければなりません。請求業務から経費の計算と支払い、確定申告といった税務処理なども、すべて自分で行ったり、税理士に有償で依頼をすることになります。

これらの業務は、行政書士の仕事と並行して行う必要があるため、決して簡単なことではありません。もちろん、事務所として余裕がある場合は、それらの業務をアウトソースしたり、雑務などを依頼するスタッフを雇う選択肢もあります。

経営面での細かい作業を人に任せることができれば、自分は行政書士としての仕事に専念できますが、それなりに費用がかかるでしょう。

クライアント確保に労力がかかる

行政書士として独立開業して仕事をこなすためには、クライアント(顧客)を増やしていく必要があります。自分で行政書士の事務所を構えても、何もしなければ仕事を依頼されることはほとんどないでしょう。

例えば、事務所のホームぺージやSNSを立ち上げる、営業活動を行うなどして自分でクライアントを開拓し、クライアントとの信頼関係を築いていかなければなりません。クライアントの確保に労力が必要であることは、どの業界でも同様です。

クライアントから依頼を受けて真摯に対応をした場合、定期的な依頼に繋がったり、新しいクライアントを紹介してもらえる可能性も大いにあります。地道にクライアントの数を増やしていくためには、経験を積み、能力を磨くことはもちろん、細やかな営業活動が必須であることを覚えておきましょう。

クライアント確保に労力がかかる

行政書士として開業を成功させるポイント

ここまでは、行政書士として独立開業する流れや、メリットとデメリットについて説明してきました。それらを把握いただいたうえで、行政書士として独立開業ののち成功するためには、どのようなことがポイントになるのかを考えてみましょう。

ここからは、独立開業に成功している行政書士が持つ共通点をご紹介します。

専門分野や強みを持つ

行政書士として独立開業ののち仕事をしていくためには、どのような分野でも幅広く請け負う形でももちろんいいのですが、特定の分野を専門とするスタイルのほうがよりおすすめです。

「浅く広く」仕事を受けるよりも、専門分野や強みがある行政書士のほうが信頼度が増し、仕事を依頼される可能性が高くなるでしょう。専門分野としては、例えば相続を得意とする行政書士や、建設業許可申請に特化した行政書士など、自分が活動する業界や地域のニーズにあわせて専門分野をチョイスしていくといいでしょう。

ニーズがあるのか、参入しやすい分野かといったことを考えながら、自分の強みを強化するのことをおすすめします。

集客に注力する

独立開業するデメリットのひとつとして、顧客の獲得に苦労することを紹介しましたが、それは行政書士として成功するための必要条件のひとつです。そのため、まずは集客に注力することを考えましょう。

集客の方法としては、ホームページの開設やSNSの活用、チラシなどの営業活動が挙げられます。ホームぺージを持たないまま活動している行政書士もいますが、現代では、ホームページがないと「本当に仕事しているのか?」「怪しい事務所ではないか?」と、ネガティブに受け取られかねません。

自分で簡単なものを作るか、プロに依頼して作ってもらうか、どのような方法でかまいませんので、ぜひホームページを作成しましょう。また、どのようなビジネスにおいても、SNSの活用が有効であることはいうまでもありません。うまく活用して集客につなげましょう。

加えて、誰もが簡単に参加できるSNSだけではなく、前述の通り、必ずホームページも一緒に立ち上げてください。昨今では、SNSのみ開設を行い、ホームページがない企業も散見されますが、行政書士として独立開業する場合は、信頼と安心が第一です。

若干の手間はかかりますが、サーバを借りて、ドメインを取得して、シンプルなものでもかまいませんので、ホームページを立ち上げましょう。

人脈を生かす

顧客を獲得して安定した収入を得るためには、人脈を活かすことを考えましょう。これまで築いてきた人脈を活かせば、その知り合いから仕事の依頼を受けることも考えられます。思わぬところから、顧客を増やす機会を得られるかもしれません。

また、司法書士など、行政書士業務と関連のある士業の人と繋がりがあれば、その士業の顧客から行政書士業務の依頼を受ける可能性もあります。また、不動産企業と繋がりがあれば、都市計画法や建設関連許可などの依頼を受けることもあるかもしれません。

ぜひ、自分の人脈を活かして、自分が行政書士として活躍していることを広く認知してもらいましょう。

開業の失敗例やつまづきやすいポイント

行政書士として独立開業するなら、誰もが成功したいと思うはずです。しかし実際は、行政書士として独立開業ののち、すぐに廃業するケースも見受けられます。独立開業の失敗例のひとつとして、「顧客の獲得に苦労した」ことがよく挙げられます。

開業したものの、思うように集客できず、顧客の数が増えていかなければ、収入が上がることはありません。当初考えていたよりも、顧客の獲得に苦労すると、独立開業に失敗することもあり得ます。

では、独立開業して成功するためには、どのようにしたらいいのでしょうか?独立開業してつまずきやすい2つのポイントが、「集客」と「資金」といわれています。

集客は、開業した多くの行政書士が苦労するポイントです。まずは、自分が行政書士として活動していて、自分の事務所があることを広く知ってもらうことが大切です。

また、資金については、集客に苦労して運営資金が足りなくなることも考慮しておく必要があるかもしれません。開業から数か月間は、収入がゼロになっても事務所を運営し、生活ができる程度の資金を準備しておくといいでしょう。

行政書士の独立に向いているのはこんな人

行政書士の独立開業に向いているのは、どのような人なのでしょうか?まずは、人と会うことが苦にならず、人脈を広げることが得意な人が挙げられるでしょう。

次いで、臨機応変さや柔軟性に富んだ人、そして、失敗してもまたやり直せる強さや、再び就職できる能力がある人も、行政書士の独立開業に向いているといえます。加えて、人より得意だと思える分野が1つでもあると、大きな強みになります。

そして何より、3カ月程度収入が乏しくなっても生活していける蓄えがあることが重要です。開業直後は、収入よりも出費が多いため、貯えがなければ厳しい状況に追い込まれることも考えられます。

行政書士として独立開業ののち成功する人は、会社員であっても生き生きと働くことができる人です。仮に最初はうまくいかなくても、次のチャンスを待つ希望を持てる人こそが、行政書士としての独立開業を成功に導くことでしょう。

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行政書士の独立に向いていないのはこんな人

行政書士の独立開業に向いていないのは、どのような人なのでしょうか?

例えば、今の仕事が嫌なのでとりあえず別のことをしたい人や、資格に過大な期待がある人は、あまり向いているとはいえないかもしれません。また、指示待ちが多い人や、一度失敗したら立ち上がれない人、人づきあいが苦手な人も、独立開業に苦労することが予測されます。

そして何より、貯金がない人は、まずは行政書士事務所に就職をして、現実を知ったのちに独立開業を考えることをおすすめします。企業に雇用され、守られた環境のなかで働くことで輝く人もたくさんいます。

行政書士として働く方法は独立開業だけではありません。誰もが独立開業をする必要はないのです。

資格取得で開業の可能性が広がる

行政書士として働くためには、まずは行政書士試験に合格する必要があります。

しかし、行政書士試験は年齢や学歴、国籍などに関係なく、誰でも受けることができます。試験は1年に1度しか行われていませんが、しっかり試験勉強をして臨み、合格をすれば、実務経験がなくとも行政書士としての道が開かれることになります。

また、試験に合格して行政書士会に登録すれば、行政書士として仕事できるようになります。

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フォーサイトで資格取得した人の勉強のコツ・合格できた秘訣

行政書士試験は難関ですから、漫然と勉強をするのではなく、できるだけ効率的に、ポイントを押さえて学習する必要があるでしょう。ここでは、フォーサイトで勉強をして、行政書士試験に合格した人のコツや秘訣をご紹介しましょう。

そのひとつは、勉強時間です。一般的に、行政書士を目指すためには500〜1000時間の勉強が必要といわれています。

しかし、1000時間勉強したからといって、誰でも合格できるわけではありません。仕事をしながら試験勉強する人や、家事・育児をしながら勉強する人もいるでしょう。そんな忙しい人たちにとってポイントとなるのは、量よりも質です。

フォーサイトでは、重要なテーマをわかりやすく網羅しながら学習できるため、内容が濃く、効率のいい勉強法で、試験の合格へ一気に近づくことができるでしょう。

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開業行政書士からのアドバイス

行政書士を目指し、いずれは独立開業したいと考えている人にとって、実際に独立開業して活躍している行政書士からのアドバイスは貴重なものになるはずです。行政書士として独立開業すると、自分のペースで、自分の好きなように仕事をすることができます。

また、実力をつけて、頑張れば頑張るほど、収入が増えていくことが期待できます。

【独立前】副業として始めてみる

実際に独立開業した行政書士からのおすすめとしては、まずは副業としてはじめてみることだといいます。最初から完全に独立すると、顧客を獲得できずに収入が減ってしまうリスクがありますが、副業としてはじめる場合、本業での収入を確保しながらスタートできます。

例えば、平日は本業の仕事をして、週末に副業として行政書士の仕事を行うなど、無理のない範囲ではじめてみるのはいかがでしょうか。お試し期間として、副業で行政書士の仕事をはじめて、少しずつ顧客を獲得しながら、実績を積み上げましょう。

自分に自信が持てるようになったときに、本格的に独立開業するのがおすすめです。

【独立後】アルバイトしながらやってみる

独立開業直後は、行政書士とは別のアルバイトをしながら生計を立てる方法もあります。独立開業をしてもっとも不安なのは、顧客を獲得できずに収入が安定しないことでしょう。

行政書士の仕事だけに頼らず、並行してできるアルバイトで収入を補うことで、生活の面でも心理的な面でも楽になるでしょう。週に何回かできるアルバイトや自宅でできるアルバイトがあれば、行政書士としての仕事の合間に進めてみましょう。

また、行政書士と関連がある士業事務所でアルバイトをするのもおすすめです。士業との繋がりができるうえ、行政書士の仕事でも新しい知識やヒントが得られるかもしれません。

行政書士最短合格なら通信講座がベスト

行政書士試験のような高難度試験に短期間で合格したいなら、選ぶべきは間違いなく通信講座です。

この方法が最良とされるには、次の3つの理由があります。

1つめは、通信講座は、過密なスケジュールの中でも自分に合ったスピードで学ぶことができるうえ、場所や時間に縛られることなく、いつでもどこでも勉強可能なことが挙げられます。
移動中はもちろん、家事の合間や仕事の休憩時間にも学習を進められます。どんなに忙しい人でも、自分の生活パターンに合わせて勉強を続けられるのでおすすめです。

2つめは、学習費用を節約できることです。
通学して学ぶ講座では、高額な授業料のほかに、通学のための交通費も必要です。しかし、通信講座をは受講料がお手頃なだけではなく、交通費は一切かかりません。

3つめは、サポート体制の面で優れていることでしょう。
独学での勉強では、難問にぶつかったときに、自分で答えを探すしかありません。しかし、通信講座はサポート体制がしっかりと整っているため、気軽に質問ができるので、スムーズに勉強を続けることが可能です。通信講座は、不安を感じることなく、試験合格への学びを深めることができます。

フォーサイトの行政書士通信講座の魅力とは?

フォーサイトの行政書士通信講座の魅力はたくさんありますが、まずは、講師陣が魅力的なことでしょう。
講師歴20年以上を誇る福澤繁樹先生、五十嵐康光先生、北川えり子先生など、実力派講師がズラリと揃っています。経験豊富な講師陣が、講座のカリキュラムに沿った質の高い授業や教材を提供してくれています。

また、通信講座でありながら、ライブ配信の授業が受けられる「eライブスタディ」も人気です。
「eライブスタディ」とは、定期的に実施されるライブ配信講義のことです。一般的に、通信講座は独学が基本ですが、このシステムを利用することで、授業のペースを保ちやすくなり、学習進度の遅れを防ぐことができます。

行政書士の通信講座を実際に体験するなら、まずは資料請求から!

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資料請求は無料なので、通信講座の経験がない人や、試してみて途中で断念したことのある人こそ、フォーサイトの通信講座がどのような内容なのか、実際に手にとって体験してみてください。
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スマートフォンがあれば、場所を選ばずにいつでも学習できるメリットを実際に体感することができます。

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行政書士として開業して活躍しよう

行政書士として働くなら、いずれ独立開業をしたいと考えている人も多いでしょう。独立開業すると、自分のペースで、自分のやり方で仕事を進められるうえ、定年に関係なく、長く仕事をすることができます。

たくさんのメリットがある独立開業ですが、もちろんデメリットもあります。しかし、デメリットを上回るメリットがあるのも、独立開業の素晴らしさです。

行政書士を志すのであれば、ぜひ独立開業を目指してみてはいかがですか?

この記事の監修者は
北川えり子(きたがわ えりこ)

学びの楽しさをシェアしたい
【出身】東京都
【経歴】拓殖大学外国語学部卒。行政書士、海事代理士、宅建等の資格を保有。
【趣味】旅行、ドライブ
【座右の銘】雲外蒼天
フォーサイト公式Youtubeチャンネル「行政書士への道」

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