マンション管理士のテキストや参考書の選び方!独学で合格するための勉強法

マンション管理士のテキストや参考書の選び方!独学で合格するための勉強法

エビングハウスの忘却線

マンション管理士試験のテキストは、不動産や法律関連の勉強が初めての人にとってはかなり難解に感じます。見慣れない言葉やフレーズが多く出てくるので、最初はすんなりと頭に入ってこないでしょう。

そのため、1ページ目からわからない言葉を調べたり、大切そうな部分はノートに書き写したりして、根気よく理解を深める人も多いものです。しかしながら、その方法の場合は時間ばかりかかってしまいます。

試験まで限られた日数で合格するためには、テキストや参考書を効率的に読み進めることが重要なのです。

目次

そもそもマンション管理士は独学用テキストで合格できるの?

マンション管理士という資格は、市販のテキストや問題集だけでも合格できるものなのでしょうか?

いろいろな種類がある市販のテキスト

マンション管理士のテキストは、さまざまな出版社から販売されており、初学者の方にもわかりやすく書かれたものや、表などを使って理解しやすいように工夫を凝らしたものなどがあります。

しかしながら、文章量が多く白黒印刷のために、とっつきにくいものもあり「通販で安いからと買って失敗した!」という声もあり、何冊もテキストを再購入するという方もいるようです。

スクールのテキストは「つまずき」を質問できる

マンション管理士試験の合格率は7〜9%と「難関」レベルとなっています。これは、行政書士とほぼ同じくらいのレベルなので、きちんと勉強をして研鑚を積まなくては簡単には合格できません。

独学の場合、テキストを読んでも理解できず何度も読み返すということは多いものです。理解できない部分を「何とか理解しよう」と掘り下げるために時間がかかることもあるでしょう。

ところが、せっかく時間をかけて勉強しても、その部分は「重要ではない」こともあります。通学・通信講座なら、疑問やわからない部分が生じた場合、質問することができます。

通学・通信講座のテキストは、合格に向けて的を絞った効率的な構成になっているため、勉強の方向性に「迷い」を持たなくて済むのがメリットでしょう。

マンション管理士のテキストのおすすめとは?

マンション管理士のテキストは、どのようなものがおすすめなのでしょうか?選び方のポイントをご紹介します。

市販のテキストは比較検討して選ぶ

独学の場合は、テキストを選ぶとき口コミを読んだり体験者のブログを読んだりして、いろいろ比較検討しますよね。そして、最終的には「自分のカン」で選ぶでしょう。

ただし、覚えておきたいのは「ほかの人にとっては分かりやすいテキスト」でも、「自分にとっては難しいテキスト」かもしれないということです。

というのも、たとえば初学者と、マンション管理士試験を再挑戦する人・マンション管理会社で働いていて知識がある人・管理業務主任者の資格をすでに持っている人などを比べた場合、知識量や専門用語に対する「慣れ」が異なるからです。そのため、人によってそのテキストに対する感想は違います。

また、テキストは読む人との「相性」もあります。できれば書店などで中身を見て、自分にとって読みやすいフォント(文字)やレイアウトになっているかを確認したほうがいいでしょう。

やってはいけない!マンション管理士テキストのこんな読み方

マンション管理士の試験勉強は、テキストを読むことから始まります。資格試験のテキストは、小説などと違って1行1行じっくり読んでいてはいくら時間があっても足りません。

ここでは、「こんな読み方はNG!」な方法をご紹介しましょう。つい、やってしまいがちなので気を付けましょう。

最初の1ページ目からじっくり読む!?

マンション管理士試験への受験を決意してテキストを入手すると、「よし!じっくり勉強するぞ!」と気合が入ります。その場合、最初の1ページ目からじっくり丁寧に読み始めてしまうものです。重要ではない部分を読み飛ばすのが苦手で、丁寧に読んでしまう人は少なくありません。

しかし、テキストをすべて読むのは大変です。また、理解できない部分や言葉を一つひとつ調べたりノートに書いたりしていると、膨大な時間がかかってしまいます。

丁寧に読めば読むほど、わからない部分が増え、理解が深まるどころか謎が増えてしまい収拾がつかなくなってしまうでしょう。テキストは、効率よくポイントをおさえながら読み進めることが大切です。

テキスト読むの1回目はさらっと「通読」がコツ!

マンション管理士試験に限らず、どのような試験にも共通している「頭に入るテキストの読み方」があります。コツをつかめば、効率的に勉強することが可能です。

「1回目は通読するだけ!」が大切

まずは、1ページ目から読み込まず、ペラペラとページをめくり、流し読みをしてください。このとき、「意味をわかろう」として読まないことが大切です。理解しなければと思うとストレスがかかるので、まずは大見出しだけを読むような感じで、流し読みをしてください。

この際、わからない言葉があっても、いちいち調べずに読み進めましょう。全体にどれくらいの量があるのかをつかむ程度で構いません。

2回目からはもう少しじっくりと読む

1回目でテキストの全体に目を通したら、2回目は中見出し〜小見出しにも注意しながら読んでください。ただし、2回目もいちいちわからない言葉を抽出したりせず、そのまま読み進めるようにしましょう。

1回目はちんぷんかんぷんでも、2回目になると多少目が慣れてくるので、理解はできなくてもテキストに対する「抵抗感」のようなものが薄れてきます。なんとなく見出しも頭に入ってくるので、意味合いも取れるようになるでしょう。

テキストはじっくり時間をかけるよりも短く何度も繰り返す

テキストは、じっくりと長時間かけて読み込むよりも「短時間で何度も読むほうが記憶に定着する」といわれています。1〜2回目はさらっと通読したら、3回目からはどのように読めばいいのでしょうか。

3回目からはもう少しじっくりと読む

1〜2回目はさらっと通読、3回目からは少し注意しながら読むようにしましょう。そして、全部で7回読む「速読法メソッド」は、東大を首席卒業した女性弁護士・山口真由さんが著書で詳しく取り上げていることでも知られています。

インターネットなどを見ても、この方法を実践して成果を上げている人は多いようです。それによると、3回目もさらっと読み、よく出てくる単語や用語などは気に留め、4回目以降からは「単語や用語などの間の説明文を意識しながら読む」と理解が深まると言われています。

勉強時間は短時間に分けて繰り返す

基本的に、人間の脳は「覚えたことを忘れる」ようにできています。心理学者のヘルマン・エビングハウスの「忘却線」によると、一生懸命何かを学んでも、1時間後には56%、9時間後には64%、1日後には67%忘れてしまうとされています。

つまり、「1度学ぶよりも2度、3度と復習を重ねるほうが身に付く」「1度にたくさん学ぶよりも、何度かに分けて学んだほうが効率は上がる」ということになります。

また、1日に取れる勉強時間は、その人のライフスタイルによって異なりますが、できるだけ勉強スケジュールを組むときには、1回の勉強時間を長く取るのではなく、短時間を2〜3回にするほうがおすすめです。

たとえば、仕事で疲れた体で夜1時間勉強するよりも、ちょっと早起きして朝30分、夜食事前に30分など、分けて勉強するほうが知識も定着します。
そのため、脳が忘れてしまう前に、できるだけ早いうちに復習をしたほうが効率的なのです。

エビングハウスの忘却線

マンション管理士合格者に聞く!テキスト攻略のコツ

マンション管理士試験に合格した人に勉強方法を聞くと、「テキストの読み方」を意識して勉強している人が多いようです。やはり実践しているのは、前項でご紹介したような「繰り返しの通読」です。

  • 最初から、理解をしようとはしない
  • 1〜2回目は、ペンや付せんも持たずただただサラッと読んでいく
  • 1〜2回目は、いちいち言葉の意味を調べない(わからない言葉をネットで調べたりしない。習うより慣れよ)
  • 何度か読んで全体をつかんだら、問題・結論など「文章の構造」を意識して読む
  • 漫然と読まずに「○時まで」と決めて読んだほうが集中できる

また、覚えたい「章」だけをコピーして持ち歩き、朝・通勤時間・昼・帰宅の電車の中など数回に分けて何度も読み記憶に刻んだ、という人もいます。

記憶に刻める読み方で知識を確実に自分のものにしよう

試験のテキストを開くと、どの部分も重要そうに見えてしまいます。そのため、最初の1ページ目から「よし!頑張って読むぞ!」と構えて読んでしまいやすいです。しかし、法律関係の問題が出てくる試験のテキストは難しく、知識を持っている人でさえ「つまづく」と言われています。

まずは全体像をつかみ、何が書いてあるのかを把握してから、少しずつ理解を深めてください。できる限り、記憶にしっかりと残る「何度も繰り返す勉強法」を取り入れるようにしましょう。