社労士の試験内容は?科目別にポイントを確かめよう
資格取得で人生を変えるため、社会保険労務士の試験を受けたい方もいるでしょう。その前に社労士試験の概要を知ることが大切です。出題内容や試験のスケジュールなどを正確に把握してください。それによって正しい準備を進められます。
今回は社労士試験をご希望の方のため、その概要をまとめました。これを読めば社労士試験の大まかな内容がわかり、適切な準備に役立てられます。
社労士試験の概要
社労士試験は、社会保険労務士制度に基づいた国家資格試験です。毎年8月下旬に試験が開かれます。合格後も登録手続きが必要です。試験概要を以下にまとめました。
社会保険労務士制度に基づいた試験
社労士試験とは、社会保険労務士制度によって認められています。 昭和43年に制定された社会保険労務士法に基づいて、資格試験が開催されているのです。このように国家資格の試験としても、格式高い面がうかがえます。
社労士は一言で言えば、人材に関する専門家です。労務管理だけでなく、労働者の保険や年金に関する手続きもサポートします。社内環境をよくするためのアドバイスも業務のうちです。このように社労士は、社会をよりよくするための手助けを目的としています。
試験概要
社労士試験は8科目あり、各科目別に合格点が定められています。基準にひとつでも満たない科目があれば、総合得点に関わらず不合格になるので、気をつけてください。
受験手数料は1万5000円になります。支払い関連の手数料は申込者負担です。社労士試験の受験前は、以上をはじめとした諸々の規則に沿いながら、準備を進めてください。
試験日程
社労士試験は、毎年8月下旬が通例です。たとえば2022年の場合、以下のスケジュールになります。
申込受付期間 | 4月18日~5月31日 |
試験日 | 8月28日 |
合格発表日 | 10月5日 |
試験日だけでなく、申込受付期間や合格発表の時期も、毎年同じシーズンです。社労士試験に初めてチャレンジする方は、学習を始める前に確かめておきましょう。
合格後も正式な登録が必要
社労士試験に合格しただけでは、その職業として正式に働けません。合格後は全国の社会保険労務士名簿への登録が必要だからです。合格したから一段落と思わず、そのあとの諸手続きに取りかからなければなりません。
登録すれば都道府県社会保険労務士会のメンバーになります。ここまでを終えて、初めて社労士として活動できるのです。社労士としての開業や就職を考えている方は、合格後の流れも確かめてください。
社労士試験の受験資格は?
社労士試験には、受験者を限定する資格があります。同試験の公式サイトによると、2022年5月22日時点における受験資格は以下のとおりで、いずれかひとつを満たしていれば試験を受けられます。
カテゴリー | 受験資格 | 提出書類 |
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01 | 以下のいずれかを卒業
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以下のいずれか
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02 | 短期大学を除く大学で、卒業要件単位として以下のいずれかの単位を取得
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大学の成績証明書かその写し |
03 | 以下のいずれかを卒業または修了
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以下のいずれか
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04 | 01か03にあたる学校等以外で、厚生労働大臣認定の学校卒業または所定過程修了 | 以下のいずれか
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05 | 2年以上の修業年限がある専修学校で、総授業時間数1700時間かつ62単位以上の専門課程修了 | 以下のいずれかまたはそれらの写し
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14 | 全国社会保険労務士会連合会の受験資格審査の結果、短期大学卒業と同じ程度の学力を認められる | 以下のいずれかまたはその写し
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08 | 労働社会保険法令に基づいた法人で、役員か従業員として通算3年以上にわたり実施事務に従事(非常勤は除く) | 試験センター様式による実務経験証明書またはその写し |
09 | 以下の立場で、行政事務またはそれに相当する事務に通算3年以上従事
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11 |
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12 | 労働組合役員として通算3年以上専従 通算3年以上、以下の役員の立場で労務担当
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13 | 以下の従事者として、労働社会保険諸法令で定められた事務に通算3年以上従事
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06 | 社労士試験以外に、厚生労働大臣認定の国家試験に合格 | 以下のいずれか
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07 | 以下に合格
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10 | 行政書士試験合格 |
このように社労士試験では、受験できる人物を定めています。一般的なのは大学卒業ですが、最終学歴が高校でも条件次第で社労士試験へのチャレンジが可能です。自身がどの項目に当てはまるかは、社労士試験公式サイトにある受験資格と照らし合わせてください。
社労士試験の一部科目免除について
社労士試験には、一部科目免除の条件があります。免除を受けた科目に応じて、試験時の得点に免除加算点が加わるしくみです。以下で詳細を確かめてください。
免除資格者
社労士試験は、特定の実務経験によって試験科目の一部を免除してもらえます。試験の公式サイトによると、主な一部科目免除対象者は以下のとおりです。
- 国または地方公共団体公務員として、通算10年以上にわたり労働社会保険法令関連の施行事務に従事
- 厚生労働大臣指定団体の役員か従業員として、通算15年以上にわたり労働社会保険法令事務に従事
- 社会保険労務士かその法人の補助者として、通算15年以上にわたり労働社会保険法令事務に従事し、なおかつ全国社会保険労務士会連合会による免除指定講習修了
- 日本年金機構の役員か従業者として、通算15年以上にわたり、社会保険諸法令関連の実施事務に従事。日本年金機構設立当時の職員や役員は、社会保険庁職員として同じ法令の施行事務をした期間を含む
- 全国保険協会の役員か従業者として、通算15年以上にわたり社会保険諸法令関連の実施事務に従事。全国健康保険協会設立当時の職員が役員は、社会保険庁職員として同法令関連の施行事務をした期間を含む
ほかにもさまざまな免除条件があり、それによって受けなくてよい科目が異なります。基本的には公務員として仕事が長続きしたり、年金や保険関連の従事期間が長かったりすると、免除対象になるようです。心当たりのある方は、社労士試験の科目免除を受けられないか確かめてみましょう。
免除申請の方法
免除申請は本来の受験申請とセットでやらなければなりません。申請前に条件を確かめ、当てはまった場合は免許申請に取りかかりましょう。実務経験によって受験資格と免除資格が重なっている方もいます。同じ内容なら実務経験証明書を1部出してください。
一部科目免除は、社労士試験に合格するまで有効です。ただしこの場合、免除科目の変更はできません。
免除申請結果は、受験票と別で郵送を受けます。免除申請に失敗しても、受験申請の取り消しや料金返還は認められません。このような注意事項を踏まえたうえで、免除申請を進める必要があります。
免除加算点
免除を受けた科目に対しては、自動加点があります。その計算方法は以下のとおりです。
形式 | 配点 |
---|---|
選択式 | 総得点合格基準点÷40点×免除科目の満点 |
択一式 | 総得点合格基準点÷70点×免除科目の満点 |
実務経験で試験科目の免除を受けた場合は、一定のアドバンテージを得られます。
公務員として長く働いていたり、年金や保険の従事者として長年活躍してきた方は、社労士試験で有利になれるのです。一部科目免除で勉強量が減るだけでなく、仕事現場で得た予備知識が社労士試験で活きるからでしょう。科目免除制度を利用できる方は、免許加算点を味方につけながら合格を目指してください。
社労士試験の申込方法
社労士試験はインターネットと郵送で申し込めます。希望の方式に合わせて、手順を確かめましょう。ここでは社労士試験の申請方法をまとめました。インターネット
インターネットによる申請は、パソコンかスマートフォンを通して可能です。いずれにしてもメールアドレスが必要なので、用意しておきましょう。ネット申請の手順は以下のとおりです。1 | マイページ登録 |
2 | 申請情報の入力 |
3 | 顔写真や必要書類のアップロード |
4 | 受験手数料の支払い(カード決済またはコンビニ払い) |
事前にマイページ登録をしなければならないことや、必要書類や顔写真の準備を要することなどに気をつけましょう。しかしネット申請は必要なものさえ揃っていれば、手軽に進められます。
郵送
郵送は受験案内の請求から、簡易書留郵便による郵送まで、少し手間がかかります。以下の表で、手順を確かめましょう。
1 | 試験センターに返信用封筒を郵送し、受験案内を請求する |
2 | 受験案内にある申込書に必要事項を記入。顔写真の貼り付けも必要 |
3 | 必要書類の準備 |
4 | 受験手数料の支払い(郵便局窓口で) |
5 | 簡易書留郵便で郵送 |
まずは返信用封筒を試験センターに送るところから始まります。郵送時は簡易書留にすることも忘れないでください。しかし郵送申請でも、自宅からポストを通せば手軽にできます。
社労士試験の出題形式・制限時間
社労士試験では、以下のタイムスケジュールになります。
出題形式 | 試験時間 | 制限時間 |
---|---|---|
選択式 | 10時30分~11時50分 | 80分 |
択一式 | 13時20分~16時50分 | 210分 |
社労士試験は合計290分の長丁場なので、集中力が重要です。とくに択一式は210分もかかります。試験前は日によって勉強時間を長く取り、集中力を養いましょう。
社労士試験の科目
社労士試験の科目は、8つです。合格条件として総合得点と科目別の基準点も設けてあり、1科目でもそれを満たさなければ不合格になります。科目別でも総合でも、年によって合格基準点が違うことに注意しましょう。まずは試験科目の一覧を見てください。
試験科目 | 選択式問題数・配点 | 択一式問題数・配点 |
---|---|---|
労働基準法及び労働安全衛生法 | 1問・5点 | 10問・10点 |
労働者災害補償保険法(択一式では労働保険の保険料の徴収等に関する法律も含まれる) | 1問・5点 | 10問・10点 |
雇用保険法(択一式では労働保険の保険料の徴収等に関する法律も含まれる) | 1問・5点 | 10問・10点 |
労務管理その他の労働に関する一般常識 | 1問・5点 | 10問・10点 |
社会保険に関する一般常識 | 1問・5点 | |
健康保険法 | 1問・5点 | 10問・10点 |
厚生年金保険法 | 1問・5点 | 10問・10点 |
国民年金法 | 1問・5点 | 10問・10点 |
合計 | 8問・40点 | 70問・70点 |
※労働者災害補償保険法と雇用保険法は、択一式におけるそれぞれの問8~10において、労働保険の保険料の徴収等に関する法律関連の出題になる
以上のように労働関係の法律だけでなく、保険や年金に関する問題も多く問われます。科目別の特徴を踏まえたうえで、それぞれの要点をつかみましょう。ここでは各科目の主な特徴を取り上げます。
労働基準法及び労働安全衛生法
労働基準法は、労働条件の最低基準に関するルールです。その目的は労働者の保護にあります。以上を果たすため、雇う側が労働者の権利を侵害しないための規則もあるのです。
労働安全衛生法では、職場における安全・健康管理などを問われます。労働者が職場での事故や過労などによる被害を受けないように、一定のルールが設けられているのです。社会で人々が安心して働けるように、労働基準法や労働安全衛生法があります。
労働者災害補償保険法
労働者災害補償保険法は、働く人が職務中の事故や疾病に見舞われたときの対応に関する法律です。職務中の事故や、業務を原因とする疾病などがあった場合、働けなくなった方には医療サービスや補償が必要になります。これをスムーズに進めるための保険法です。
このカテゴリーでは保険給付やその支給額などがポイントです。給付通則からの出題も見られます。以上のように社労士を目指す場合は、働けなくなった労働者の生活を守るルールを覚えなければなりません。
雇用保険法
雇用保険法は、失業者の生活を守るためのルールです。このカテゴリーでは、失業時の基本手当が問われます。ほかにも雇用安定や就職促進、失業予防など福祉的な内容が特徴です。
仕事を失った労働者が生活に困ることがあるため、そうした危機から守るためのルールが雇用保険法です。雇用保険関連の手当や給付の種類は幅広いため、ひとつひとつを理解しなければなりません。社労士は失業者に対するケアも業務に入るため、丁寧に学びましょう。
労働保険の保険料の徴収等に関する法律とは何か?
労働者災害補償保険法や雇用保険法では、労働保険の保険料の徴収等に関する法律も問われます。これは労災や雇用保険の徴収方法や諸手続きなどに関するルールで、労働保険徴収法とも呼ばれます。この徴収法は、労災と雇用の各保険の徴収事務を、ひとつの場所でまとめて処理できるようにするため制定されました。
労働保険徴収法では、保険料に関する計算問題もあります。数字の計算に苦手意識がある場合は、練習によって慣れましょう。労働者災害補償保険法と雇用保険法という2つの科目内で出題されるため、要点理解がとくに重要です。
労務管理その他の労働に関する一般常識
労務管理や労働に関する一般常識では、次の3分野からの出題が主流です。
- 労働関係法規
- 労働経済
- 労務管理
このうち労働経済とは、経済学のジャンルのひとつです。経済学的の観点から、社会の労働力関連の状況を分析します。社会的事情をデータ化することで、労働者や企業が抱える問題が見えてくるかもしれません。
労働や労務管理に関する一般常識は、働く人や会社を取り巻く社会的事情を知るうえで大切です。テキストを読み進めるだけでなく、社会や経済のニュースを通して、要点を理解する手もあります。
社会保険に関する一般常識
このジャンルでは、社会保険関係の諸法規が問われます。具体的には社会保険の歴史や最近の動向、管理運営が主な題材です。年金や医療、社会保険に関する数字や実態も問われます。
加えて高齢者医療や国民健康保険に関する法律、介護保険法など医療的ケアに関わるルールも出題されます。このように社会保険にまつわる一般常識がまんべんなく試されるのです。試験勉強の段階でくまなくチェックしておきましょう。
健康保険法
健康保険法とは、健康を害したときの生活を守ってくれる法律です。病気やケガで働けなくなったとき、収入がゼロになる方がいます。治療による入院があると、出費ばかりがかさんで、生活が立ちいかなくなるかもしれません。そうした方を保護するために、健康保険法があります。
この科目では病気やケガに見舞われた本人だけでなく、その家族を保護する法律も出題対象です。たとえば本人が仕事とは関係ない形でケガや病気に見舞われたとき、扶養家族も健康保険法に基づいた給付を受けられます。以上のように治療中の本人だけでなく、その家族も守るのが健康保険法のコンセプトです。
厚生年金保険法
厚生年金保険法は、働く人の老齢や障害、死亡に関する給付規定です。働く人もいつかは年を取ります。定年を迎えたり、体調が悪くなったりしたときは、法律によるカバーが必要です。
厚生年金保険法は、国民年金法と内容の一部がリンクしています。高齢者に対する国民年金給付に、厚生年金保険からの給付金が上乗せされるためです。2種類の保険の関連性を意識すれば、効率的に勉強が進むでしょう。
厚生年金保険法では保険給付に限らず、適用事業や被保険者に関する出題もあります。以上からこの科目も、問われる範囲が広いでしょう。
国民年金法
国民年金法は、会社員の妻のような被扶養配偶者や自営業者が主な対象です。一方で全国民の基礎年金としての役割もあります。主な規定は老齢や障がい、死亡などによる給付です。人間はいつか年老いるだけでなく、不慮の事故や病気に見舞われるリスクもあります。以上から国民年金法のように、不測の事態をカバーする法律が重要です。
たとえば自営業者本人が働けなくなったり、労働者の死亡で配偶者が取り残されたりしたときは、国民年金法に基づいた給付金支給があります。以上からこちらも人々の生活を守るうえで大切なルールです。
社労士試験の合格について
社労士試験の合格に関する情報をまとめました。合格者発表は10月上旬が通例です。加えて毎年変わる合格基準点も確かめてください。合格者発表や基準点の詳細情報を紹介します。
合格者発表
社労士試験の合格者発表スケジュールは、2022年で以下のとおりです。
10月5日 | 厚生労働省と社労士試験各公式サイトに合格者受験番号を公開 |
10月14日 | 簡易書留郵便で合格証書発送 |
10月下旬 | 合格者受験番号を官報に公告 |
社労士試験では10月上旬に合格者を出すのが通例です。そのあと対象者には簡易書留で合格証書が送られ、合格者番号の官報公告も進められます。このように社労士試験合格者は、官報にも載るほどの名誉を得られるのです。
合格基準点
社労士試験の合格条件として総得点と各科目別の基準点がありますが、どちらも毎年変わっています。したがって全体のうちどれだけ正解できれば合格かは、こちらから伝えられません。
社労士試験では科目別基準点に気をつけてください。ひとつでもノルマを下回ると、総得点に関わらず不合格が決まってしまうからです。以上から出題科目はまんべんなく理解に努めましょう。
社労士試験の会場
社労士試験には、試験会場をめぐる注意点があります。全国に試験会場があり、希望どおりになるとは限らない点に気をつけてください。詳細情報を以下にまとめました。
全国に試験会場がある
社労士試験は全国で開催されます。試験会場も北海道から沖縄県まで幅広いのが特徴です。たとえば2021年の社労士試験は、19都道府県51会場で開かれました。全国で社労士になりたい方が多いため、主催者側も多数の会場を押さえる必要があるのでしょう。
社労士試験は全国的な需要があるため、大規模な国家試験になっています。
試験会場は希望から外れることもある
社労士試験では受験申請時に会場希望を出します。しかし都道府県までしか希望を出せない点に気をつけてください。
場所によっては、希望と違う都道府県に割り振られる可能性もあります。たとえば東京都在住ながら、神奈川県の会場で試験を受けなければならない方もいるのです。加えて会場には、社労士試験のために初めて向かう場所であることも想定されます。
以上から受験票をもらったら、自宅から会場までの距離、移動時間をあらかじめ把握しておきましょう。とくに希望とは違う会場に決まった場合は、すぐに自宅からのルートを調べ、当日は時間にゆとりがある状態での移動を心がけてください。
社労士試験当日の注意点
社労士試験の概要以外にも、当日に注意すべきポイントがあります。まずは持ち物をひととおり確かめましょう。試験に遅れると最後まで問題を解けないおそれがあるため、時間に余裕をもった行動も忘れないでください。試験当日の注意点を以下にまとめました。
持ち物を忘れずに
試験当日は忘れ物に注意してください。とくに確かめていただきたいのは、以下のとおりです。
持ち物 | 備考 |
---|---|
受験票 | 試験会場記載、試験中は机の上に置くこと |
筆記用具 | HB鉛筆またはシャープペンシル複数本、プラスチック製の消しゴム |
腕時計 | 音を発さず、通信機能や計算機能もないもの |
その他 |
|
以上から試験前日までに、ひととおり持ち物を揃えておきましょう。
時間に余裕をもった行動が大切
資格試験当日は、時間に余裕をもった状態での移動を心がけてください。試験会場には初めていくケースが多いためです。慣れない移動では、想定より時間がかかるかもしれないため、早めの外出に努めましょう。
また前日は早寝でゆっくり体を休めつつ、早起きするようにしてください。時間にゆとりがある状態で万全の準備ができれば、心に余裕が生まれるからです。試験当日の不測の事態に備える意味でも、なるべく早めの行動をしましょう。
社労士試験対策にはフォーサイトがおすすめ
万全な社労士試験対策には、フォーサイトがおすすめです。資格試験のスペシャリストである講師陣による授業で、要点を素早くつかめます。わかりやすい講義やテキストもメリットです。フォーサイトの特徴を以下にまとめました。
社労士試験を知り尽くした講師陣
社労士試験を知り尽くした講師陣に教われば、要点を素早くつかんでいけます。講師陣は厳しい採用試験や面接を通っているため、知識だけでなく授業の組み立て方も本格的です。
社労士試験の学習者にとっては、独学だと自力でテキストを探すことになります。インターネットの口コミを参考に、良質なものを見極める方もいるでしょう。しかし本当に役立つテキストや、その使い方までは、独りでは見つけづらいといえます。
そこでフォーサイトの講師のサポートが重要になります。良質な学習を望めるため、独学の助けにもなるでしょう。以上から社労士試験対策のために、フォーサイトを使ってみませんか。
明快な講義とテキスト
フォーサイトではわかりやすい講義とテキストがポイントです。 専用のスタジオで講義動画を撮影しているからです。ここでは専門スタッフが動画を作っているため、学習者も気分よく視聴できるでしょう。講義動画は内容がわかりやすく、映像や音声の質も高いといえます。
テキストはフルカラーで見やすいのが特徴です。白黒よりも目にやさしいので、学習時のモチベーションキープにつながります。図解やイラストを適度に用いているため、要点理解もスムーズでしょう。わりかやすい講義やテキストのおかげで、社労士試験の学習も楽しく進められます。
社労士試験の重要ツール「ManaBun」
フォーサイトには「ManaBun」と呼ばれるeラーニングツールがあります。スマートフォンから専用動画を見られ、場所や時間を選ばずに社労士試験の勉強が可能です。またスケジュール機能のおかげで、学習計画の確認や管理もできます。ManaBunの特徴を以下にまとめました。
スマートフォンでも見られる専用動画
ManaBunの特徴に、スマートフォンでも視聴可能な専用動画があります。小さな画面でも見やすければ、学習意欲をキープできるでしょう。
ManaBunで見られる動画は、10分~15分のような短時間です。少ししか時間が空いていないときも、動画を消化できます。スマートフォンでManaBunを使えば、勉強したいと思ったときにすぐ取りかかれるでしょう。
テキストの持ち歩きが不要
ManaBunをインストールしておけば、テキストを持ち歩かずして学習できます。参考書のように荷物がかさばらないのがメリットです。
社労士試験は難関であるため、複数のテキストを持ち歩く方もいるでしょう。しかし重くて持ち運びがつらいこともあります。一方でデジタルテキストは、スマートフォンやタブレットでアクセス可能です。このようなコンテンツを使えば、手軽に学習を始められて便利です。
インプットとアウトプットの両方で活躍
ManaBunはインプットを進めやすいといえますし、アウトプットの場面でも役に立ちます。まず短時間の講義動画で手軽にインプット可能です。スマートフォンで演習問題に取り組めば、すぐにアウトプットができるでしょう。
社労士試験は理解すべき要点が幅広いので、ManaBunが重要になります。スマートフォンを通した講義動画や演習問題により、短時間でも中身の濃い学習が可能です。インプットとアウトプットをバランスよく進めるためにも、ManaBunに触れてみませんか。
事前にデータをダウンロードできる
ManaBunはデータの事前ダウンロードが可能です。これによってデータ通信量や電波状況に左右されません。場所や状況を問わずに学習を始められるのです。
たとえば通勤時、電車内でManaBunへのアクセスを試みたとします。しかし地下鉄だと電波を受けられないため、本来はManaBunが使えません。しかしデータの事前ダウンロードにより、地下でも学習できる環境が整います。ManaBunはこうした機能のおかげで、状況を問わずに活用可能です。スケジュール機能を使おう
ManaBunでは学習スケジュールの設定も可能です。自身のライフスタイルを設定すれば、それに応じた理想のプランも提示してくれます。
社労士試験では、とくにスケジュール機能が重要です。合格に必要な勉強時間の相場が、約800~1000時間ともいわれています。スケジュール管理が大ざっぱだと、本番まで勉強不足になるリスクが気になるでしょう。
ManaBunで学習計画を逐一確かめれば、その日や週にやるべきことを確かめられます。このような習慣が、計画どおりの学習に役立つのです。
まとめ
社労士試験は毎年8月下旬に行われます。合格者発表は10月上旬が通例です。ほかにも受験資格や申請の手順など、必要事項を事前に確かめてください。
社労士試験は選択式と択一式にわかれているほか、条件によって免除を受けられる科目もあります。一方で科目別の基準点に達していないと不合格です。このような厳格な条件に気をつけてください。
フォーサイトを使った効率的な学習で、本番に向けた準備を進められます。社労士試験では理解すべき要点が多いので、eラーニングツールのManaBunを有効活用しましょう。社労士試験の概要を確かめたうえで、効率的な学習にフォーサイトをお役立てください。