社会保険労務士講座の講師ブログ

過去問を解くタイミング

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の加藤です。

1月は寒い日が多かったですが、2月も、まだまだ寒い日があるようです。
風邪を引いたりしないようにして下さい。

さて、受講生からいろいろな相談を受けることがありますが、
今回は、その1つを紹介します。

初めて受験をされる方からの相談が多いのですが
「過去問はいつ解くのがよいのでしょうか」
というものです。

当然ですが、テキストの学習がある程度進んだ後で解くことになります。
たとえば、労働基準法のテキストの学習を2回転した、
では、すぐに労働基準法の過去問を解こうということで、解いたとします。

勉強をした後、すぐに問題を解くのは、よい復習になると思います。勉強した箇所の再確認ということでも。ただ、正答率は高くなります。当たり前といえば、当たり前なのですが。実際の試験では、そうはいきませんよね。ですので、少し寝かせた後に解くほうが効果的です。テキストで勉強をし、それを自分の頭の中で整理する、
それから少し間を置き、問題を解く。
これで、思ったほど、正解できないときは、理解不足か知識の定着が甘い
ということになります。

インプットとアウトプットには若干時間差があったほうが、
自分自身の本質が見えてきます。ですので、たとえば、
「労働基準法」をテキストで勉強したら、
まずは、一問一答形式のような問題を解き、知識の確認をする。
そして、「労働安全衛生法」や「労災保険法」など別の科目を1科目か2科目
勉強した後に、「労働基準法」に戻って「過去問」解くという方法が効果的です。

勉強の進め方は時間の確保の都合などから、これが絶対というものはありませんが、
前述の方法がご自身にあっていると思うのであれば、是非、試してみてください。