いま、すごい速度でAIの実用化が進んでいます。
しかし、AI以上の人工知能が生まれる可能性が出てきました。
オーストラリアとイギリスの研究チームが人間の脳細胞をもとに人工的に脳組織を作り出すことに成功しました。
その人工脳はなんとボールを打ち返す卓球のようなゲームをプレイすることができます。
しかも、そのゲームの遊び方をたった5分で学習したといいます。
既存のAIにそのゲームを学習させるには90分かかるそうです。
これはマシンラーニング(機械学習)やディープラーニング(深層学習)の限界なのでしょう。機械に学習させるには、膨大なデータが必要になります。そのデータの中からパターンや法則を学習するのにどうしても時間を要します。
しかし、人間の脳であればパターンや法則をすぐに見抜くことができます。
最近、「AIが人間の仕事を奪う」とよくいわれます。これから10年後や20年後には「人工脳がAIの仕事を奪う」時代が来るのかもしれませんね。