基本情報技術者講座の講師ブログ

農業のAI活用

AIに仕事が奪われる、と言われ始めて久しいです。実際にセルフレジなどはどんどん増えており、データ分析などもAIが担当するのが当たり前になりました。

そして、意外にも農業でのAI活用が盛んです。
国内で有名なのは獺祭という日本酒ですね。酒蔵にAIを導入して、より精度の高い日本酒作りを行っています。
そして、この度ケチャップなどでお馴染みのカゴメが、NECと協働でポルトガルに合弁会社を設立することになりました。AIを活用した加工用トマト農場の支援サービスを展開することが目的です。
センサーやAIを活用することで、農場の可視化と熟練の栽培方法の再現を目指します。
実際に、実証実験では平均よりも少ない肥料で収穫量が3割増えたそうです。

日本だけでなく世界中で農業従事者の高齢化と人手不足が起こっています。
人員の確保よりもITで業務負担を減らす方が現実的で効果もあるということでしょう。
今後のIT革命は農業から起こるかもしれませんね。

参考記事:https://www.sankei.com/article/20220615-XQGNLITKE5JSJKEWGSB7BRPPSY/