基本情報技術者講座の講師ブログ

製造物責任法(PL法)

製造物責任法(PL法)とは、製造物の安全性上の欠陥が原因で生命、身体、財産に被害が生じた際に、製造業者に対して損害賠償を請求できることを定めた法律です。
ここでいう製造物とは、製造や加工された物体のことを指しています。

そのため、サービス、不動産、未加工のものは、製造物には含まれていません。
つまり、プログラムは物体ではないため、欠陥があったとしても製造物責任法の対象外となります。しかし、欠陥のあるプログラムが組み込まれたハードウェアによって生じた損害は製造物責任法の対象となります。

例えば、基本情報技術者試験ではエレベータの例が過去に出題されています。
エレベータの制御用ソフトウェアに欠陥があり、人的被害が出た場合には製造物責任法の対象となります。

このような事例と合わせて製造物責任法(PL法)を覚えておいてください。