診療報酬請求事務能力認定試験(医科)講座の講師ブログ

その封筒は開封してはいけません

その封筒は開封してはいけません

皆さん、こんにちは

医療機関に勤めていると色々な書類を頼まれることがあります。
特に紹介状は1日に数回取り扱うことがあります。
やはりクリニックも専門性を持ってきたからでしょうか?

内科をあげているのに膀胱炎を泌尿器に送らないで、
と思った方もいるのではないでしょか?
これは「自分の専門外のことの場合専門の医療機関に紹介すること」
という囲い込み禁止の法律があるせいなのですが・・・・

話が横道にそれてしまいました。
紹介状を出してもらったことがある方は封がしてあった覚えがありませんか?
まれに窓口で紹介状の封を開けようとする方や
反対に封を開けてしまってある紹介状を持参される方がいらっしゃるのですが、
紹介状は患者が封を開けてはいけないことになっています。
医療機関によっては開封している紹介状は受け付けないことがありますので、注意が必要です。

「自分のことが記載されているのになぜいけないの?」
といわれる方いらっしゃいますが、
紹介状は医者から医者に向けて書く文書であり、
一般的には病院間の親展という考え方になります。

開封することによって内容の信頼性が下がってしまいます。
患者様から聞かれたら開封してはいけない理由も説明してあげてくださいね。
ちなみに、紹介状の正式名称は、「診療情報提供書」といいます。

では、今回はここまでで、