ITパスポート講座の講師ブログ

海底ケーブル

皆さんが外国のサイトを利用するとき、海外のサーバにアクセスしています。
では、海外のサーバに何経由でアクセスしているか考えたことはありますか?

答えは海底ケーブル経由です。
国際電話やインターネット通信、海外中継など、全て海底ケーブルでつながっています。
今や、通信用の光ケーブルで世界はつながり合っています。その長さは120万キロメートルで、地球30周分といわれています。

世界中を繋いでいるから、海底ケーブルは丈夫だと思われがちですが、実は意外と脆いです。
かつてはサメが噛んでケーブルが損傷したこともあります。
というのも、海底ケーブルは直径数センチしかありません。水圧などへの対策でそれなりに丈夫ではありますが、外的要因で損傷することはありえます。
現在では技術が向上して、サメや魚による事故はなくなりました。けれども、テロ行為や戦争で標的にされたらあっさりと切断されてしまいます。

これまで、戦争において通信技術は非常に重要なものでした。もしかすると、今後はネット環境自体が攻撃対象になっていくのかもしれません。