社会保険労務士講座の講師ブログ

後納制度

特に注意

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の加藤です。

私の周りでは風邪をひいている人がいますが、
みなさん、風邪をひいたりしていませんか?

さて、今回は改正についてです。
「改正」と一言で言いますが、「改正」にもいろいろなものがあり、
例えば、
新しい規定ができるという改正、
規定の一部が見直されるという改正、
規定がなくなってしまうという改正
などがあります。
このうち、「規定がなくなってしまう」というもの、これは特に注意しましょう。
なくなるといっても、なくなり方にいくつかのパターンがあり、
単に規定が削除されたというものほか、暫定措置や経過措置として設けられていたもので、
期限が到来したため、規定がなくなったというものがあります。

そこで、受験経験がある方が再び受験しようという場合、
規定がなくなったということを知ることができればよいのですが、
それを知らないでいると、最新の教材から記載は消えているにもかかわらず、
記憶の中に残っていることがあります。
しっかりと定着してしまっていれば、そう簡単には記憶から消えないでしょうから。
そんな中、なくなった規定がいかにもあるように出題されたら、
あると思ってしまい間違えてしまうということがあります。

ですので、改正は、新たにできたとか、規定が見直されたとかというものだけではなく、
なくなったものも、「なくなった」ということをしっかりと確認するようにしましょう。

ちなみに、国民年金に「後納制度」といわれるものがありましたが、
この制度は、暫定的に設けられていたもので、その期限であった平成30年9月30日
をもって終了しています。