8月25日に、
令和元年度の社会保険労務士試験が行われました。
フォーサイト専任講師の加藤です。
社労士試験は時間が長いので、受験された方、
終わった後は疲労困憊だったのではないでしょうか。
お疲れ様でした。
私も試験問題を解きましたが、
選択式については、
「労務管理その他の労働に関する一般常識」が労働経済に関するものがあったりして、
かなり難しいものでした。
そのため、苦戦された方が多かったようです。
それと、「社会保険に関する一般常識」、条文ベースの問題ですが、多くの受験者が
学習がしっかりできていないと思われるような箇所からの出題だったので、
得点状況があまりよくない方が少なからずいるようです。
そのほかの科目は、なんとか3点以上はとれる内容でしたが、
記憶が曖昧で間違えてしまったということがありそうです。
全体的には、ある程度得点できる内容でしたので、基準点は昨年度と同じか、
やや上がるのではと思われます。
それぞれの科目の基準点がどうなるか、現時点では、なんとも言えないのですが、
「労務管理その他の労働に関する一般常識」は、
かなりの確率で引下げがあると思われます。
「社会保険に関する一般常識」も状況次第で引き下げがあり得ます。
択一式は、全体としては極端に難しいというほどではありませんでしたが、
厳しい問題がいくつも出題されました。
また、試験問題のボリュームがあり、事例が多々出題されたことから、
時間に追われたということもありそうです。
そのため、得点が伸びなかった受験生がかなりいるでしょう。
それと、
個数問題(いくつあるかという問題)が前年度の7問から3問に減っています。
個数問題は得点し難い問題ですから、減ったということは、
得点が高くなる可能性があります。
問題の質やこれらを考慮して、基準点を考えた場合、
全体としては、昨年度の基準点と比べて、少し低くなるのではないかと思われます。
ただ、極端に低くなることはないでしょう。
得点状況が微妙な方は、かなり気になるかと思いますが、
とにかく、令和元年度試験は終わりました。
得点や合否にかかわらず、少しゆっくりして下さい。