社会保険労務士講座の講師ブログ

第54回 社会保険労務士試験

8月28日に、
令和4年度の社会保険労務士試験が行われました。

フォーサイト専任講師の加藤です。

受験された方、お疲れ様でした。
受験された感想は、いかがでしょうか?

試験直後、一番気になるのは、「ご自身の得点状況」と「合格基準点」ではないでしょうか?
そこで、「合格基準点」に関して、
選択式については、平成13年度以降、平成19年度を除き、毎年度、
何らかの科目の基準点が引き下げられています。
基準点の引下げがあるのか、ないのか、どの科目の基準点が引き下げられるのか、
それによって、結果が大きく変わってくる受験者がたくさんいます。
今回は、科目別の基準点の引下げ可能性は低そうです。
ただ、受験者の得点状況によってはなくはなく、その場合、
もしあるとしたら、一般常識の2科目ではないでしょうか。

全体的に見た場合、極端に難しいというようなものではなかったので、
前年度の基準点(24点)以上、25点前後となるのではないでしょうか。

択一式は、厳しい問題もありましたが、
全体として見ると、極端に難しいということはありませんでした。
問題の情報量(ページ数)が令和3年度より少なく、
国民年金法で厄介な事例が出題されなかったことなどを考えると、
前年度よりは得点しやすいといえます。
そのため、前年度(45点)より基準点が下がる可能性は低く、上がる可能性が高いので、
45~46点くらいになるのではないでしょうか。

得点状況が微妙な方は、基準点が、かなり気になるかと思いますが、
まずは、少しゆっくりして下さい。