社会保険労務士講座の講師ブログ

問題とケンカしない

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の加藤です。

令和4年度、今日を含めて残り3日ですね。
年度末ということで仕事が忙しいという方もいるでしょうが、
勉強は順調に進んでいるでしょうか。

さて、今回は、問題との向き合い方についてです。

というのは、受験勉強をしている方の中に、
たまに、法律や問題とケンカしているような方がいます!

ある規定をみて、この規定は、理不尽だとか、不公平だとか、
この規定は、おかしいとか、言われる方。

そうは言っても、法律の規定であれば、
それはそのように決まっていることでして・・・
合格するための勉強をする上では、そういうことを論じる必要はないんですよね。
論じても構いませんが、論じたからといって、
合格に近づけるってわけではないです。
法律とケンカするような考え方を持ってしまうと、
理解が進まなくなったりするってこともあります。

ですので、もし、納得できないような規定があったとしたら、
それは、とりあえず、置いておいて・・・・・
そういうもんなんだと考えて勉強を進めましょう。

それと、問題を解いていて、この問題はおかしいとか、言われる方もいます。

これも同じです。
問題って、結局のところ出題者がどういう意図で出したのか、
そこがポイントで、それを読み取れるかどうかが大切なのです。
解くほうの解釈で正誤が決まるものではなく、出題者側の考えで正誤が確定します。
そのため、合格するには、
出題者の意図することが何なのかを見つけることができるかどうかが重要なのです。
つまり、
法律や問題とケンカしたとしても、合格にはつながらないということです。

ちなみに、試験問題、同じ年度に受験する受験者全員に公平なものです。
ですから、実際の試験では、どれだけ出題者の意図を読み取れるかがポイントになります。

ということで、
問題を解くときは、それを意識しましょう。