みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の加藤です。
令和５年度試験を受ける予定の方、
受験手続はもう済ませましたか？
さすがにまだという方のほうが多いかもしれませんが、
早めに済ませてしまいましょう。
さて、今回は、「賃金構造基本統計調査」に関することです。
この調査結果は、過去に何度か出題されています。
例えば、平成25年度試験の択一式で、
一般労働者における男女の平均所定内給与額の差は、長期的に縮小傾向にあり、
特に、正社員・正職員の場合、2011年の男女の平均所定内給与額は、男性を
100としたとき、女性は80まで上昇した。
という出題があります。
これは、男女間賃金格差が論点で、この論点は平成29年度試験でも出題されて
います。
この問題では男女間賃金格差について「女性は80まで」とありますが、
「80」ではなく、「70.6」だったので、誤りでした。
先月公表された「令和４年賃金構造基本統計調査の概況」によれば、
男女間賃金格差（男＝100）は、「75.7」となっています。
ですので、やはり80までは上昇していません。
この論点は複数回出題されているので、「80には達していない」ということ、
それと、格差が少しずつ縮小しているので、その点は知っておきましょう。
