社会保険労務士講座の講師ブログ

8月23日に、

令和2年度の社会保険労務士試験が行われました。

 

フォーサイト専任講師の加藤です。

 

受験された方、お疲れ様でした。

受験された感想は、いかがでしょうか?

試験直後、一番気になるのは「合格基準点」ではないでしょうか?

そこで、「合格基準点」に関して、

選択式については、平成13年度以降、平成19年度を除き、毎年度、

何らかの科目の基準点が引き下げられています。

基準点の引下げがあるのか、ないのか、どの科目の基準点が引き下げられるのか、

それによって、結果が大きく変わってくる受験者がたくさんいます。

今回も、科目別の基準点の引下げがありそうです。

「労務管理その他の労働に関する一般常識」は、ほとんどの受験者が驚いたような

内容でしたから、苦戦された方が多かったようです。

そのため、基準点の引下げの可能性が高いです。

 

そのほか、「労働基準法及び労働安全衛生法」や「社会保険に関する一般常識」も

難しい空欄があるので、受験者の得点が伸びないことが考えられるため、

基準点の引下げの可能性があります。

この3科目以外では、もしかしたら、「健康保険法」が引き下げられるかもしれませんが、

その他は、引下げはないでしょう。

 

全体的に見た場合、

極端に難しかったり、易しかったりというようなものではなかったので、

前年度と比べて大きく変わることはなく、26点前後ではないでしょうか。

択一式は、全体として見ると、極端に難しいということはなく、

また、個数問題(いくつあるかという問題)が少なくなっていることから、

前年度よりは得点しやすいといえます。

そのため、前年度よりは基準点が上がり、44点前後になるのではないでしょうか。

 

得点状況が微妙な方は、基準点が、かなり気になるかと思いますが、

まずは、少しゆっくりして下さい。