司法書士講座の講師ブログ

法務局での登記相談員

皆さん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の中村篤史です。

法務局には登記相談員がいて、一般の方からの登記相談に応じていますが、この登記相談員は、司法書士がなっていることが多いです。
私も、登記相談員をしていたことがあります。

登記相談員をしていると、相談者がひっきりなしにやって来て、結構忙しいです。
相談内容は、そのほとんどが抵当権の抹消登記と相続による所有権の移転登記です。
抵当権の抹消登記の相談者は、住宅ローンを完済して、金融機関から渡された抹消書類を持参して来るので、その場で申請書を書いて、すぐに申請できることが多いです。
これに対し、相続による所有権の移転登記は、戸籍全部事項証明書等の必要書類を相談者自身に取得していただく必要があるため、書類が揃わず、何度も相談にいらっしゃる方が少なくありません。

相談員をすることで登記の勉強になりますし、時給もそれなりにもらえるので、司法書士事務所を開業したばかりであまり仕事がない時期には、なかなか良い仕事だと思います。
登記相談員は、空きさえあればなれますので、皆さんもよかったら経験してみてください。
ある資格予備校の講師で、毎日登記相談員をされている方もいます。