簿記3級に独学で合格するには?勉強方法や合格者のスケジュールを公開
更新日:2024年10月30日
簿記3級は、経理や会計の基礎を学ぶための資格で、独学での合格も十分可能です。合格点は100点中70点、必要な勉強時間は約100時間が目安といわれています。
独学で最短合格を目指すには、スケジュール管理や適切な教材の選定が重要で、特に基礎知識の習得、問題集での演習、過去問を活用した対策が効果的です。モチベーション維持や効率的な学習を心掛けましょう。
- 独学でも合格は可能
- 最短合格には100時間の学習時間と問題演習が重要
- 効率よく簿記3級合格を目指すには通信講座がおすすめ
- 簿記3級の合格点は100点満点中70点で、7割以上の正解が求められます。簿記3級の合格率は、平均して40%前後です。
- 簿記3級に合格するために必要な勉強時間は、一般的に約100時間といわれています。簿記3級に合格するためには、基本的な知識の習得、問題集の活用、理解を深める、モチベーションの維持が不可欠
- 独学のメリットは、費用がかからないことと自分のペースで勉強できること。一方、デメリットは、モチベーションの維持が難しいことや効率が悪くなることがあること、また実務に活かせない可能性があること
- 通信講座は、サポート体制が整っている、効率的に学習できる、時間を有効活用できる、モチベーションを維持しやすい、繰り返し学習できる点がメリット
簿記3級は独学で合格できる?合格率は?
簿記3級は、経理や会計の基本的な知識を身につけるための登竜門的な資格です。簿記3級の合格点は100点満点中70点で、7割以上の正解が求められます。簿記3級の難易度は比較的低いとされており、しっかりと勉強すれば、合格は十分に可能です。
簿記3級の合格率は、平均して40%前後です。ただし、試験の回によって多少の変動があります。ここでは、統一試験とネット試験の合格率の推移をご紹介します。
実施日 | 受検者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|---|
2024.6.9 | 20,927名 | 8,520名 | 40.7% | |
2024.2.25 | 23,977名 | 8,706名 | 36.3% | |
2023.11.19 | 25,727名 | 8,653名 | 33.6% | |
2023.6.11 | 26,757名 | 9,107名 | 34.0% | |
2023.2.26 | 31,556名 | 11,516名 | 36.5% | |
2022.11.20 | 32,422名 | 9,786名 | 30.2% | |
2022.6.12 | 36,654名 | 16,770名 | 45.8% | |
2022.2.27 | 44,218名 | 22,512名 | 50.9% | |
2021.11.21 | 49,095名 | 13,296名 | 27.1% | |
2021.6.13 | 49,313名 | 14,252名 | 28.9% | |
2021.2.28 | 59,747名 | 40,129名 | 67.2% | |
2020.11.15 | 64,655名 | 30,654名 | 47.4% | |
2020.6.14 | ||||
2020.2.23 | 76,896名 | 37,744名 | 49.1% | |
2019.11.17 | 80,130名 | 34,519名 | 43.1% | |
2019.6.9 | 72,435名 | 40,624名 | 56.1% | |
2019.2.24 | 80,360名 | 44,302名 | 55.1% | |
2018.11.18 | 88,774名 | 38,884名 | 43.8% | |
2018.6.10 | 79,421名 | 35,189名 | 44.3% | |
2018.2.25 | 78,243名 | 38,246名 | 48.9% | |
2017.11.19 | 88,970名 | 35,868名 | 40.3% | |
2017.6.11 | 80,227名 | 40,880名 | 50.9% | |
2017.2.26 | 80,832名 | 38,289名 | 47.4% | |
2016.11.20 | 94,411名 | 42,558名 | 45.1% | |
2016.6.12 | 83,915名 | 28,705名 | 34.2% | |
2016.2.28 | 89,012名 | 23,701名 | 26.6% | |
2015.11.15 | 84,708名 | 22,094名 | 26.1% | |
2015.6.14 | 79,467名 | 41,910名 | 52.7% | |
2015.2.22 | 79,460名 | 42,990名 | 54.1% | |
2014.11.16 | 86,659名 | 33,364名 | 38.5% | |
2014.6.8 | 78,726名 | 37,824名 | 48.0% | |
2014.2.23 | 75,049名 | 30,690名 | 40.9% |
実施日 | 受検者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2024年4月~2024年6月 | 54,763名 | 22,080名 | 40.3% |
2023年4月~2024年3月 | 238,155名 | 88,264名 | 37.1% |
2022年4月~2023年3月 | 207,423名 | 85,378名 | 41.2% |
2021年4月~2022年3月 | 206,149名 | 84,504名 | 41.0% |
2020年12月~2021年3月 | 58,700名 | 24,043名 | 41.0% |
なお、簿記3級試験の詳細は、以下の記事も併せてご確認ください。
関連記事:
簿記3級とは?試験概要や合格率、問題内容などを徹底解説!
簿記3級合格に必要な勉強時間は?
簿記3級に合格するためには、どの程度の勉強時間が必要なのでしょうか。ここでは、簿記3級に合格するための勉強時間やスケジュールについて解説します。
簿記3級合格に必要な平均的な勉強時間
簿記3級に合格するために必要な勉強時間は、一般的に約100時間といわれています。ただし、簿記の知識が全くない初心者が基礎から学び始める場合の目安です。経理や会計の基礎知識がある場合は、もう少し短い時間で済むこともあります。
独学で簿記3級に合格するために必要な勉強時間
独学で簿記3級に合格するためには、やはり100時間程度の勉強時間が求められます。この時間を、自身でどのように確保するかが重要です。例えば、1日2時間の勉強を50日間続けることで、合計100時間の勉強時間を確保できます。
独学で合格を目指す場合のスケジュール
独学で簿記3級に独学で合格を目指すためには、綿密なスケジュール調整が求められます。例えば、2ヶ月で合格を目指す場合、1日あたりの勉強時間は約1.5〜2時間が必要です。以下で、スケジュールの一例をご紹介します。
・1〜2週目: 基礎知識のインプット
参考書を使って、簿記の基本的な概念や用語を理解しましょう。1日あたり1.5〜2時間、合計では21〜28時間の勉強が必要です。
・3〜4週目: 基礎知識の定着と問題演習
基礎知識を復習し、理解が不十分な部分を補強します。簿記の基本問題を解き始めましょう。1日あたり1.5〜2時間、合計で21〜28時間の勉強が目安です。
・5〜6週目: 応用問題と過去問演習
応用問題や過去問を解き、出題傾向を把握します。間違えた問題を重点的に復習しましょう。勉強時間は1日あたり1.5〜2時間、合計で21〜28時間程度です。
・7〜8週目: 総仕上げと模擬試験
模擬試験を実施し、本番と同じ環境で時間を計って解きます。弱点を再確認し、最後の復習を行います。1日あたり1.5〜2時間、合計21〜28時間程度の勉強が必要です。
以上のように計画的に勉強時間を確保し、基礎から応用までしっかりと学習することで、独学でも簿記3級に合格することが可能です。ただし、適切な教材選びや勉強時間の確保、またモチベーション維持を自身で行うのは、なかなか困難でしょう。
簿記3級合格に向けたおすすめ勉強方法
簿記3級に合格するためには、以下の点に留意し勉強を進めることが大切です。
- 基本的な知識の習得
- 問題集の活用
- 理解を深める
- モチベーションの維持
それぞれの内容を確認しておきましょう。
基本的な知識の習得
まずは、簿記の基本的な概念や用語を理解することが重要です。簿記3級のテキストを一通り読み、全体像を把握する必要があります。テキストを読む際には、重要なポイントにマーカーを引いたり、メモを取ったりして、理解を深める工夫をしましょう。
次に仕訳の基本を理解し、日常的な取引をどのように記録するかを学びます。例えば、現金の出入りや売上、仕入れなど、具体的な取引をイメージしながら学習すると、より実践的な理解を深めることが可能です。
問題集の活用
問題集を使って実践的な問題を解いていくことも有効です。テキストで学んだ内容を基に、問題集を解き、間違えた問題はしっかりと復習して理解を深めましょう。問題を解く際には、解答のプロセスを丁寧に確認し、なぜその解答になるのかを理解することが重要です。
また、過去問を解くことで、試験の形式や出題傾向に慣れておかなくてはなりません。過去問を解くことで、自分の弱点を把握し、重点的に復習する箇所を見つけやすくなります。
理解度の向上
問題を解く中で理解が不十分な部分が出てきたら、再度テキストに戻り、理解を深めましょう。理解が薄い論点は、テキストや参考書を使って再度学習し、間違えた問題や理解が不十分な部分をノートにまとめ、繰り返し復習します。
特に、仕訳や勘定科目の使い方に関しては、具体的な例を用いて理解を深めると良いでしょう。例えば、架空の会社を設定し、その会社の取引を記録する練習をすることで、実際の業務に近い形で学習を進められます。
モチベーションの維持
独学の場合、モチベーションを維持することが難しい場合もあります。短期的な目標を設定し、達成感を得ることでモチベーションを維持することが必要です。例えば、1週間ごとに小さな目標を設定し、それを達成することで自信をつけると良いでしょう。また、同じ目標を持つ仲間と一緒に学習することで、励まし合いながら進められます。
簿記3級を独学で勉強するメリット・デメリット
独学で簿記3級の合格を目指す場合、メリット・デメリットがあります。以下で、それぞれの具体的な内容を解説します。
独学のメリット
独学のメリットは、費用がかからないことと自分のペースで勉強できることです。それぞれの内容を確認しておきましょう。
費用がかからない
独学の場合、テキストや問題集の購入費用のみで済むため、経済的な負担が少なくて済みます。講座や学校に通う場合は、授業料や交通費などがかかるため、総合的な費用が高くなることが多いです。独学であれば、必要最低限の教材費だけで済むため、コストパフォーマンスが非常に高いといえます。
自分のペースで勉強できる
自分のライフスタイルやスケジュールに合わせて、自由に勉強時間を設定できます。例えば、仕事や家事、育児などで忙しい方でも、早朝や夜遅く、または週末など、自分の都合の良い時間に勉強を進められるのがメリットです。無理なく継続的に学習を続けられます。
独学のデメリット
独学で簿記3級の合格を目指すデメリットは、モチベーションの維持が難しいことや効率が悪くなることがあること、また実務に活かせない可能性があることです。それぞれ解説します。
モチベーションの維持が難しい
一人で勉強を続けることは、特に長期間にわたる場合、モチベーションを保つのが難しいことがあります。日々の忙しさや他の優先事項に追われて、勉強時間を確保するのが難しくなることもあるでしょう。また、進捗が見えにくいと感じることがあり、その結果、途中で挫折してしまうリスクも高いです。
効率が悪くなることがある
難しい問題や理解しにくい概念に直面したときに、誰にも質問できないため、解決に時間がかかることがあることも独学のデメリットです。特に、独学では誤った理解をしてしまうリスクが高く、間違った情報を基に勉強を進めてしまうこともあります。効率的に学習を進めることが難しくなる場合があるでしょう。
実務に活かせない可能性がある
試験に合格することだけを目標にしてしまうと、実務で必要な知識やスキルを十分に身につけられないことがあります。独学では、試験対策に 偏った学習になりがちで、実際の業務で役立つ知識や応用力が不足することがあるのがデメリットです。試験には合格できても、実務でのパフォーマンスに不安が残ることがあります。
独学よりも通信講座がおすすめである理由
独学と通信講座のどちらを選ぶか迷う方も多いと思いますが、通信講座には以下のような多くのメリットがあります。
- サポート体制が整っている
- 効率的に学習できる
- 時間を有効活用できる
- モチベーションを維持しやすい
- 繰り返し学習できる
それぞれの内容について、解説します。
サポート体制が整っている
通信講座では、専門の講師やスタッフによるサポートが受けられます。質問があればすぐに対応してもらえるため、学習の進捗がスムーズです。
効率的に学習できる
通信講座では、実績のあるカリキュラムや高品質な教材が提供されるため、効率的に学習を進めやすいこともメリットです。独学では見落としがちなポイントも、通信講座ならしっかりカバーできます。
時間を有効活用できる
通信講座は、自宅で都合のつく時間に学習できるため、忙しい人でも自分のペースで勉強を進められます。通学のように移動時間がかからないのも大きなメリットです。
モチベーションを維持しやすい
通信講座では、定期的な課題提出や進捗確認があるため、モチベーションを維持しやすいです。独学では自己管理が難しい場合も多いですが、通信講座なら計画的に学習を進めやすいでしょう。
繰り返し学習できる
通信講座によっては、Web講座やDVD講座など、何度も繰り返し視聴できる教材が多く提供されている場合もあります。理解が不十分な部分を何度も見直すことで、確実に知識を定着させることが可能です。
簿記3級最短合格なら通信講座がベスト
最も効率的に難しい簿記3級試験を突破する方法は、通信講座を選ぶことです。その理由を具体的に説明します。
①過密スケジュールの中でも、自分に合ったペースで学べる
通信講座は、時間や場所に縛られず、いつでもどこでも勉強が可能です。通勤や移動中、家事の合間や仕事の休憩時間など、忙しい日々の中でも自分の生活パターンに合わせて学習を進めることができます。
②学習費用を節約できる
通学講座では高額な授業料に加え、通学のための交通費もかかりますが、通信講座を選ぶことで受講料が手頃であり、交通費も必要ありません。
③学習サポートが充実している
市販の教材を使って独学する場合、疑問点を自力で解決しなければなりませんが、通信講座では質問対応など手厚いサポートが受けられます。これにより、不明点をそのままにせず、安心して学習を進めることができます。
フォーサイトの簿記3級通信講座の特徴
ここからは、高合格率で知られるフォーサイトの簿記3級通信講座の主な特徴をご紹介します。
①わずか1ヶ月での合格実績あり!
通常、簿記3級試験の合格には2~4ヶ月の準備期間が必要とされていますが、フォーサイトのコースを受講すれば、1ヶ月で合格することも可能です。この短期間での成功は、フォーサイトが合格点を狙った効率的な教材作りに注力しているからこそ実現できます。
②満足度90%以上を誇るフォーサイトのフルカラーテキスト
試験に必要な情報がしっかり整理され、重要なポイントはカラー分けされています。さらに、理解を深めるための豊富なイラストも含まれており、これが高い合格率につながっています。
③フォーサイトの簿記3級講座は、実力派の講師陣が担当
経験豊富な講師たちが、カリキュラムに沿った質の高い授業や教材を提供し、受講生を合格へ導きます。
④通信講座でありながら、ライブ配信の授業が受けられる「eライブスタディ」
定期的に実施されるライブ配信講義です。一般的に通信講座は独学が中心ですが、このシステムを利用することで、学習のペースを維持しやすくなり、学習の遅れを防ぐことができます。
通信講座を体感するなら資料請求しよう!
もし通信講座が初めて、または以前挑戦したものの途中で挫折してしまった方がいれば、通信講座を新たに始めることに対して不安を感じるかもしれません。そんな不安を和らげるために、まず資料請求をしてみることをおすすめします。資料請求は無料で行えます。
資料請求をすることで、以下のような体験が可能です。
①サンプルテキストや問題集を閲覧できる
実際の教材を確認することで、教材がどの程度理解しやすいか、自分の学習スタイルに合っているかを確かめることができます。自分に合う教材かどうかを体感することが可能です。
②無料でeラーニングを試せる
この機会に、スマートフォン1台があれば、場所や時間を選ばずに学習ができる便利さを体験してみてください。
③簿記3級試験を最短で合格するためのノウハウ本がプレゼントされる
試験合格に向けた効率的な学習方法が詰まったノウハウ本が、資料請求時に無料でプレゼントされます。
効率の良い勉強方法で簿記3級合格を目指そう
簿記3級は経理や会計の基礎を学べる資格で、独学でも合格が可能です。合格率は40%前後で、必要な勉強時間は約100時間が目安です。基礎知識の習得から応用問題の演習、過去問対策までを計画的に進めることで、効率的に学習できます。
独学ではモチベーション維持が課題ですが、通信講座を活用すれば効率的に学べるため簿記3級の合格を目指す方にはおすすめです。
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