基本情報技術者試験の雑学・年収・就活について

更新日:2021年10月5日

基本情報技術者試験という資格試験は、IT関連の業種に就く方にとっては非常に有名な資格試験です。しかし他業種の方にとっては、どのような試験で、どのような特徴があり、取得すると収入面や就職・転職でどの程度効果があるのか分かりにくい資格でもあります。

この記事では基本情報技術者試験の特徴から、資格取得と収入の関係、さらに就職や転職にどのように有利に働くかなどをまとめていきましょう。

目次

基本情報技術者試験は最古のIT系試験

基本情報技術者試験は、情報処理技術者試験の区分のひとつです。現在12の区分に分けられている情報処理技術者試験ですが、その中で基本情報技術者試験、応用情報技術者試験の2つの試験が、歴史としてはもっとも古い試験となっています。

基本情報技術者試験が初めて実施されたのは1969年(昭和44年)。当時は「第二種情報処理技術者認定試験」の名称で行われています。翌1970年(昭和45年)からは「第二種情報処理技術者試験」と名称を変え、年に1度試験が実施されるようになります。

1986年(昭和61年)には、受験者数の増加に合わせ、試験の実施が春・秋の年2回となり、試験開始当初は8%程度だった合格率も15%程度と上昇していきます。

2000年(平成12年)は試験の名称が現在の「基本情報技術者試験」に変更され、旧第一種情報処理技術者試験で出題されていた情報科学分野や、コンピュータシステムも出題範囲に含まれる大きな変更がありました。

2000年に続く大きな変更は2009年(平成21年)。初級システムアドミニストレータ試験が廃止され、この試験の出題分野も含めた試験に変更。名称こそ変わりませんでしたが、出題傾向は大きく変更されています。

さらに2019年(令和元年)の秋季試験からプログラミング言語の選択問題からCOBOLが廃止されます。2020年(令和2年)の試験からはCBT方式の導入が行われ、申し込みから合格発表まですべてインターネット上で行われることになっています。

プログラミング言語の選択問題に注目すると、1992年(平成4年)からC言語が導入され、2001年(平成13年)からはjavaが、2009年(平成21年)からは表計算が、そして2020年からはPythonが加わっています。

2000年、2009年、2019年と約10年周期で比較的大きな変更が行われており、最も歴史の古し試験でありながら、今現在も時代に合わせて進化を続けている試験ということになります。そしてこの記事を執筆している2021年9月現在は、試験内容の変革期直後ということもあり、変更点がどのような結果をもたらすか注目していく必要があるタイミングといえます。

基本情報技術者試験の特徴

50年以上の長きにわたり、名称や内容は変えながらも続いている歴史あるIT系試験である基本情報技術者試験。この試験にはどのような特徴があるのでしょうか。

最初に理解しておきたいのが、資格試験とはいえ、いわゆる「認定」試験であるということです。資格試験には2つの種類があり、ひとつは基本情報技術者試験のような、「これだけの能力を持っているということを証明する」資格試験です。ほかにはTOEICや日商簿記2級などもこの能力認定試験の種類に分類されます。

もうひとつは資格を取得することで、特定の業務ができるようになる資格です。この特定の業務は「独占業務」と呼ばれ、その資格を取得した方にしかできない業務となります。宅地建物取引士には「重要事項説明を行う」という独占業務が、司法書士には「登記申請の代行」を行えるという独占業務があります。

収入や年収という点に絞って考えると、この独占業務を持っている資格の方がより有利に働きます。資格所有者の能力を認定するタイプの資格は、取得することでいきなり収入が上がるということはあまりない資格といえるでしょう。

情報処理技術者試験の区分のひとつ

基本情報技術者試験は、上記の通り情報処理技術者試験の区分のひとつです。情報処理技術者試験試験は全部で12の区分に分けられており、難易度という面では下から3番目の資格になります。

システム開発者にも利用者にも有用

情報処理技術者試験の中で、基本情報技術者試験と難易度の近い試験と、その受験者層の違いを考えてみましょう。

もっとも難易度が低いと言われているITパスポート試験は、基本情報技術者試験と同じような出題範囲の試験となります。ただし試験の出題難易度は低く、IT系の仕事に就く方だけではなく、ITを利用して仕事をする社会人全般が対象となる試験となります。

2021年現在の日本社会を見ると、ほとんどの業種において、PCやタブレットなどITを利用して業務を行っています。そう考えるとITパスポートは社会人として活動する全ての方が対象に試験となります。

下から2番目の難易度といわれている情報セキュリティマネジメント試験は、基本情報技術者試験と同様の出題難易度になりますが、出題範囲がセキュリティ分野に限定されている試験です。

ITに関するセキュリティという面では基本情報技術者試験同様の知識が必要ですが、実際にIT開発、つまりエンジニアやプログラマといった業務をするために必要な知識が問われない資格となります。

IT系の開発を行うのではなく、管理・運営をする方が対象になっている試験と考えていいでしょう。

基本情報技術者試験よりひとつ上の難易度と言われる応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験と同じような試験範囲ながら、より難易度の高い問題が出題される試験となります。応用情報技術者試験は、実際にIT開発の現場で実務を行っている方、その経験がある方でないとまず合格は難しい試験であり、基本情報技術者試験と比較してもかなり難易度の高い試験となります。

基本情報技術者試験は、IT系の開発、運営、管理などですでに実務を行っている方、及びそういった業種への就職・転職を目指す未経験者の方が対象の資格試験。きっちりと対策を練れば未経験者でも十分合格を目指せる試験といえるでしょう。

IT系への就職や転職で有利に

基本情報技術者は、IT開発、運営、管理を行う企業にとっては、多くの社員最低限持っていて欲しい資格といえます。実際にIT系の企業の中には、就職から数年以内に基本情報技術者資格の取得を推奨している、義務付けている企業もあるようです。

こうなると、当然のことですが、就職活動や転職活動において、基本情報技術者資格を取得していることは大きなメリットとなります。工業系の高校や大学に通っている学生の方も、就職活動前に基本情報技術者資格を取得するケースが多々あります。

転職の場合はより効果的です。転職で中途採用を考えている企業は、即戦力となる社員を探しています。応募してきた希望者の中で、即戦力かどうかを判断するのは非常に大きなポイントで、基本情報技術者試験に合格していることはその証明となります。

就活と基本情報技術者試験

では、実際に就職活動において、基本情報技術者資格を持っていることは、どのくらい効果が見込めるでしょう。

2021年現在、日本社会でもIT技術はどんどん進化しており、より多くの業種においてIT化が行われています。IT系の資格といっても、開発者のみに有効な資格や、運営・管理をする場合のみに役立つ資格でも、ある程度効果は見込めます。

基本情報技術者試験は、開発・運営・管理とすべてのIT分野における、基礎的な知識を持っている証拠となる資格になります。当然就職活動には大きなメリットとなると考えられます。

多くの学生が就活のために受験する

工業高校、大学の工業系の学部などで、ITに関する学問を専攻している学生の多くは、IT関係の業界への就職を希望します。もちろん学校でどのようなことを学んだかも就職活動ではポイントなりますが、同じような経歴を持つ学生が集まってきますので、学歴だけではライバルと大きな差はつきません。

こういった方の中には、就職活動に向けて基本情報技術者資格の取得を目指す方が少なくありません。

また、高校や大学でITに関する学問を専攻していない学生が、IT業界を目指すとなるとさらに基本情報技術者資格は重要になります。IT関係の勉強を学校でしていない方は、どの程度ITに関する知識があるかを就職活動の中でアピールする必要があります。この時国家資格でもある基本情報技術者資格は大きなアピールポイントとなります。

現実に一部民間企業や公的企業においては、求人条件に基本情報技術者資格取得を明記しているケースもありますし、資格取得が必須条件ではなくとも、入社後数年以内に取得するように規定している企業も存在します。

転職の際に有利になることも

基本情報技術者資格は、就職活動において非常に重要な資格です。これは転職の場においても当然同じことが言えます。就職活動の場合は学校で何を学んできたかが重要視されますが、転職の場合はこれまでの職歴、つまりどのような仕事をしてきたかが重要なポイントとなります。

もちろん前職もIT関係で働いていたという方であれば、特に資格がなくともある程度の信頼を勝ち取れるでしょう。しかし前職が全くの異業種の場合、基本情報技術者資格は非常に重要な資格となります。

就職と転職の大きな差は、転職の求人を出している企業は「即戦力」を求めているケースが多いということです。採用して自社で育てるのであれば、より若い新卒者を採用した方が効率的です。しかし中途採用で、転職希望者を募るということは、募集時点ですでに業務上問題があるレベルで従業員が足りていない可能性があります。

こういった状況では、これから育てる存在を採用する可能性は低くなります。

転職希望者が自信のスキルレベル、持っている知識を証明するにはやはり信頼できる資格を持っているかどうかが重要。その点国家資格であり、しかもIT系の資格としてはもっとも長い歴史を持つ基本情報技術者資格は注目すべき資格といえるでしょう。

基本情報技術者試験を生かすには?

ITに関する幅広い知識を持っていることが証明できる基本情報技術者試験。この試験に合格し、資格を取得することが、どのような将来につながるか、分かりやすくイメージしていきましょう。

問題はこの資格を取得して、資格をどう活かすかということ。資格を取得することで独占資格が発生するような資格の場合、どう生かすかを考える必要はあまりありません。その独占業務ができる仕事に就き、収入アップを目指すというシンプルな結論になります。

しかし基本情報技術者資格に独占業務はありません。資格取得者がどの程度の知識を持っているかを証明する資格ですので、どのように活かすかでこの資格を有効に活用できるかどうかが決まりますので、慎重に考えながら将来のイメージをしていきましょう。

取得が必須の職種を探す

まずシンプルに分かりやすいのが、資格取得を応募条件としている求人を探すという活かし方です。IT業界では非常に有名な資格であり、この資格があることが応募の最低条件である求人は少なくありません。

あくまでも一般論ですが、資格取得を条件としていない求人と、条件としている求人を比較すると、資格取得が条件になっている求人の方が給料・年収・収入といった金銭面でアドバンテージが存在します。

資格取得で収入アップを目指すというのが、基本情報技術者資格の活かし方としては考えられます。

より上位の資格を目指す

基本情報技術者試験は、その名の通り「基本」的な資格です。ITに関する知識を幅広く求められる試験であることは間違いありませんが、その出題難易度自体はそこまで高いものではありません。

基本情報技術者資格を取得し、さらにITに関する知識を深めたり、資格を取得してからITの現場で経験を積むことで、より上位の資格を目指すという方法もあります。

基本情報技術者試験から目指す上位の資格となると、やはり情報処理技術者試験の中から選ぶのがシンプルな考え方。最初に目指すのが、スキルレベルが一つ高い応用情報技術者試験です。同じ区分の試験で、出題範囲なども近い試験ですが、出題難易度が高く、より取得は難しくなります。

さらに上位を目指すのであれば、高度情報処理技術者の区分に分けられる、スキルレベル4の資格取得がおすすめです。高度情報処理技術者は、各分野で細分化されていますので、それまでに自分の進むべき方向を決め、どの分野の資格を取得するのがおすすめです。

基本情報技術者試験をきっかけに、より上位の、より高度な仕事ができる試験を目指すというのも、効率的な活かし方といえるでしょう。

基本情報技術者の年収は?

基本情報技術者の資格は、その活かし方次第でいろいろな将来が考えられる資格になります。そして将来的なことを考えるうえで、年収や収入という面も無視はできません。資格取得で収入にどのような影響があるか、収入はアップするのかなどの点に就いて解説していきます。

資格取得が年収に直結することは少ない

基本情報技術者資格と収入を考えると、資格を取得したことで一気に収入がアップするということはあまり考えにくいといえます。

ここまで何度か書いてきましたが、基本情報技術者試験には独占業務がないという点がポイントです。この資格を取得することで何かしら特別な業務ができるようになるということはなく、基本的なIT全般の知識があることを証明するための資格であるということを理解しておきましょう。

もちろん資格取得後に、それまで手にしている以上の収入が見込める職場に転職したということであれば収入はアップしますが、資格を持っているからといって、一般的な社会人よりも収入が高くなるということは稀です。

ただしまったく収入が増えないかというと、そうでもありません。企業によっては基本情報技術者資格に対し、資格手当を支給する企業も少なくないからです。資格手当の相場は5,000~10,000円程度ですが、資格手当分は収入アップが見込めます。

ちなみに基本情報技術者資格を持っている方の平均的な年収は350~600万円程度と言われています。

将来的に年収UPを目指すことは可能

基本情報技術者資格を取得することで、いきなり収入が跳ね上がるというケースは稀です。ただし、将来的なことを考えると、収入アップを目指すことは十分に可能です。

まず考えられるのが、社内での評価です。もちろん資格手当という形でも評価は上がりますが、それ以上にこの資格取得で得た知識を業務で活かすことができれば、より社内評価は上がります。

さらに社内評価が高くなれば、将来的に昇給、周世という道も見えてくるでしょう。もちろん出世や昇給は資格の力だけでは難しいところですが、資格があることでそのコースに乗れる可能性は高まるでしょう。

もうひとつ収入アップにつながる将来としては、より上位の資格を取得するという道があります。基本情報技術者資格のみではそこまで力はないものの、この資格を持つことで開発関係の業務につき、そこで経験を積むことで応用情報技術者資格、さらに上位の高度情報処理技術者区分の資格を目指すことができます。

高度情報処理技術者区分の失火馬で取得できれば、平均収入は650~800万円程度にまでアップすると言われており、大きな収入アップにつながります。

基本情報技術者試験を受験する方は?

基本情報技術者試験は、どのような方におすすめかという点を考えてみましょう。IT全般の知識が問われる資格ですので、特に仕事に活かすというわけではなく、自分にどの程度の知識があるかを確認するために受験するという方もいらっしゃるかと思います。

しかし、現実的受験者の多くは、この資格を仕事にも活かしたいと考えている方が中心。特に収入アップを目指して取得を目指す方が多いようです。

就職・転職を目指す方

まずはなんといっても就職や転職のために受験するという方です。工業高校や大学の工業系の学部では、就職活動のために基本情報技術者試験に挑戦することを推奨しているケースもあり、IT系、特にエンジニアやプログラマといった職種を目指す多くの方が受験しています。

転職ということで考えると、現状よりも収入アップを目指して受験する方も多いでしょう。資格取得で収入がアップすることはあまりありませんが、そもそもIT関連企業自体が収入が高いというケースは考えられます。

基本情報技術者試験は、IT関連の業種で働いた経験がない方でも十分に目指せる資格です。他業種からIT系への転職で収入アップを目指す方にもおすすめの資格といえるでしょう。

より上の資格を目指して収入アップを望む方

IT系以外からの転職を目指す方も多いのですが、現状IT関連で働いている方も多く受験しているのが基本情報技術者試験です。IT系で働いている方の受験動機は、まず会社から資格取得を推奨されているというのが一つの理由でしょう。企業によっては資格手当を支給していたり、期間内(入社から数年以内)での取得を推奨しているケースが少なくありません。

もうひとつは自身のキャリアアップのための受験です。将来的にはより高度な資格取得を目指し、まずは基本情報技術者試験から取得しようという方もいるでしょう。

基本情報技術者試験は、IT系で働く方にとっては、取得できて当然というレベルの資格試験ともいわれています。自分の実力を確認するため、そして将来的に上位の資格取得を目指すために受験するという方も多い試験といえます。

基本情報技術者試験に挑むなら

基本情報技術者試験への挑戦を考えている方にはひとつ意識していただきたい点があります。もちろん、これは絶対に必要なポイントというわけではありませんが、意識した方がいいと思われるポイントです。

それができるだけ短期間の勉強で合格を目指すという点です。

短期間の学習で合格を目指す

基本情報技術者試験は、試験範囲が広大であり、ITの専門用語など専門知識が必要な試験ですので、一見難易度の高い試験と思われるかもしれません。しかし出題される問題の難易度はそこまで高いものではなく、あくまでも基本的な知識が問われる試験となります。

一般的に基本情報技術者試験に合格するために必要な勉強時間は、150~200時間程度といわれています。社会人の方が平日毎日2時間、週末毎日5時間ずつ勉強するとすれば、約2ヶ月の勉強期間で取得できる資格ということになります。

比較的短期間で合格を目指せる理由は、問題の難易度の低さに加え、合格点が60%の正答率と決められている、いわゆる絶対評価の試験であることも考えられます。

資格試験には絶対評価と相対評価の試験が存在します。あらかじめ合格点が決められており、その点をクリアすれば何人でも合格できるのが絶対評価の試験。これに対し、受験者の上位〇%が合格と、あらかじめ合格者数が決められており、合格者数に合わせて合格ラインが変動するのが相対評価の試験です。

相対評価の試験は、合格者数がある程度決められていますので、受験者全体にレベルが高くなると、どんどん合格点も高くなっていき、合格することが難しくなる傾向にあります。基本情報技術者は絶対評価。つまりしっかりと勉強して対策ができれば合格できる試験のため、比較的短期間での合格が目指せるということになります。

また短期間で合格を目指す理由はもう一つ。2020年度試験でも大きな変更があったように、試験の内容、難易度はその時代に合わせてどんどん進化していきます。勉強を始めたらできるだけそのタイミングで合格をしてしまわないと、勉強をしている間に新たな変更が発生する可能性があり、より対策が面倒になります。

基本情報技術者試験を目指すと決めたら、できるだけ短期間で合格できるように勉強計画を立てましょう。

短期合格ならフォーサイトがおすすめ

基本情報技術者試験に、短期間の勉強で合格するには通信講座の受講がおすすめです。資格試験の勉強方法は、予備校への通学、通信講座の受講、独学などが考えられます。一般的な資格試験で考えると、予備校への通学がもっとも効率がいいとも言われていますが、基本情報技術者試験に関してはこの理論は通用しません。

さらに効率を求めるのであれば、数ある通信講座の中でもフォーサイトの通信講座がおすすめ。

基本情報技術者試験を目指すのであれば通信講座がおすすめ、さらに通信講座の中ではフォーサイトがおすすめとなる理由について解説していきましょう。

通信講座がおすすめな理由

まずは通信講座がおすすめとなる理由です。試験に合格するために必要な勉強時間が短い試験ほど、通信講座の受講が有利になっていきます。その大きな理由が予備校への通学時間です。

まず予備校への通学といっても、そもそも基本情報技術者試験の講座を開講している予備校を探す必要があります。こういった予備校は、多くの場合人口の多い都市部に集中しており、地方部や住宅地にはあまりないものです。

都市部にあるということは、自宅からそこまで通う通学時間が必要になります。毎日朝から晩まで仕事をしている社会人の方にとって、仕事以外の時間は大変貴重な時間です。朝7時に起床して、19時に帰宅するという方の場合、仕事以外の時間は12時間。このうち7時間が睡眠時間で、夕食や入浴で2時間と考えると、1日で自由にできる時間は3時間。

毎日3時間しか余暇の時間がない方にとって、予備校への通学時間を大きな問題です。仮に片道30分必要な予備校であれば、貴重な3時間のうち1時間を何もできない移動時間で消費することになります。

さらに予備校通学のデメリットを考えると、予備校で勉強する場合、予備校のカリキュラムに沿った勉強しかできないということがあります。

これはある程度IT知識がある方にとっては非常に進行速度が遅くなりますし、IT知識が全くない方にとっては早すぎるということにもなりかねません。つまりマイペースでの勉強ができないというデメリットです。

通学時間は勉強の進行速度という点は、試験合格に必要な勉強時間が長い資格試験であれば誤差の範囲に収まります。しかし、試験合格まで必要な勉強時間が短い基本情報技術者試験のような試験では大きな差となります。これが予備校よりも通信講座をおすすめする理由です。

通信講座は予備校と同様に専門講師の授業を視聴でき、しかも自宅で学習するために通学時間も必要ありません。さらに自分にとって必要な授業を選んで受講できるので、じっくり勉強したい方は同じ授業を繰り返し視聴することができますし、ペースを上げたい方は、自分にとって不要な授業をある程度飛ばして勉強ができます。

確かに自宅での勉強ということで、モチベーションの維持という点では問d内がありますが、これも短期間の勉強であればあまり心配はないでしょう。

こういった理由から通信講座の受講が最も効率的ということになります。

フォーサイトがおすすめの理由

続いてフォーサイトをおすすめする理由です。通信講座で注目すべきポイントは、講義動画とオリジナルテキストのクオリティです。自宅で、一人で勉強する以上、この2つだけが頼りになりますので、この2つのクオリティが低いのでは話になりません。

フォーサイトの講義動画は、専用のスタジオで収録されています。このスタジオは実際にテレビ番組の収録でも利用されていた本格的なスタジオで、ライティングや音声に関しても最高級の機材が使用されています。

このスタジオで収録された動画は、高画質はもちろん高音質で非常に聞き取りやすくなっています。また、動画の内容に関しても、長くいろいろな講座を開講しているフォーサイトのノウハウが詰まっていますので、理解しやすい内容となっています。

オリジナルテキストはフルカラー印刷を採用。市販されている資格試験のテキストでもフルカラーのテキストはさほど多くなく、色を効果的に使うことで、重要なポイントが視認しやすい構成になっています。

また、必要な部分にイラストや図表が効果的に配置されているのも特徴、こういったテキスト作りのノウハウも、ほかに多くン講座を開講しているフォーサイトならではといえるでしょう。

さらにフォーサイトを強くおすすめするピントがeラーニング教材です。スマホやタブレットを利用して、時間と場所を選ばずに勉強するのがeラーニング。フォーサイトはこのeラーニングの教材も充実しています。

フォーサイトのeラーニングでは、スマホでの視聴を意識した専用動画を提供。しかも外出中の隙間時間を有効に活用できるように、15分程度の短時間の動画が中心に提供されます。動画以外に音声データのみの提供もあり、混雑している通勤電車内でも、学習が可能となっています。

講義動画や音声データ以外にも、デジタルテキストや演習問題などもそろっており、いつでもどこでも勉強が可能となっています。

毎日の通勤電車やランチ後の休憩時間など、ちょっとしたスキマ時間を勉強時間に変えることで、より短期間での合格が目指せるのがフォーサイトの特徴。基本情報技術者試験を目指すには最適な通信講座といえるでしょう。

まとめ

基本情報技術者試験は、50年以上の歴史を持つ、最古のIT系資格試験です。そのため認知度も高く、取得することで就職や転職で有利になることも多い資格といえます。

収入面に注目すると、この資格を取得することで一気に収入がアップするということは稀です。特別な独占業務があるような資格ではないため、収入アップと直結しない資格であることは間違いありません。

ただしこの資格取得をきっかけに、より上位の資格を取得する、資格手当を受取る、社内評価が上がるなど、将来的に収入アップを期待できるのも間違いありません。

基本情報技術者試験は、そこまで難易度の高い試験ではありません。そのため受験をすると決めたらできるだけ短期間の勉強で合格することを意識しましょう。そのためにおすすめするのが通信講座の受講です。

よりスキマ時間を有効に活用するには、eラーニングにも注力しているフォーサイトがおすすめ。貴重な勉強時間を有効に活用し、早期合格を目指しましょう。

基本情報技術者コラム一覧へ戻る