基本情報技術者試験の難易度と合格率を解説

基本情報技術者試験は、IT関係の企業への就職を目指す学生、IT業界への転職を目指す社会人、社内での評価アップや資格手当を目指す業界関係者にも人気の資格試験です。

ではその難易度はどの程度のものになるでしょう。資格試験の難易度を見るには、やはり合格率を確認するのが一番ですが、2021年現在その方法もなかなか通用しにくいのが基本情報技術者試験。その理由にも触れつつ、これからの基本情報技術者試験の難易度や合格率を解説していきましょう。

目次

基本情報技術者試験の合格率

基本情報技術者試験の難易度は、現状なんとも答えにくいというのが正直なところになります。その理由は試験方式や出題科目、さらに配点の変更があったからです。

この記事を執筆しているのは、2021年9月ですが、基本情報技術者試験は2020年度から大きな変更点が3つありました。しかも運が悪いことに2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、試験の実施が変則的になりました。

2020年度上期試験は全面的に中止となり、下期試験は2021年1~3月に延期され実施されました。この延期された試験にしても、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中行われた試験となり、通常の試験とは実施状況が違う試験でした。

ただでさえ正確な合格率として参考しにくい状況での実施に加え、変更後の試験はこの変則開催の試験1回ということもあり、執筆時点ではある程度想像の中での部分もおおくなってしまうこともご理解の上読み進めていただければと思います。

肝心の試験の変更点ですが、一つ目は試験方式の変更です。2019年度までの会場での試験ではなく、2020年度試験からはCBT方式に変更。CBT方式とは、全国に設置された試験会場で、受験者が一定期間の中で受験日時を指定して受験できる方式。

受験方式の変更自体は、試験の難易度に帆大きな影響はないように思えるかもしれませんが、受験生が常にベストのタイミングで受験できることで、合格率にはある程度影響があるものと想像できます。

二つ目がプログラミング言語の変更。午後試験の選択科目にはプログラミング言語の試験がありますが、この言語の中からCOBOLの出題が廃止され、新たにPythonの出題が加わりました。

これも難易度の直接影響がないように思えますがそうでもありません。選択科目の1つが変更になったことで、ほかの言語に合わせて問題の出題レベルが調整される可能性があります。この調整が合格率に影響を与えるかもしれません。

三つ目の変更点が午後試験の配点です。午後試験の配点で、2019年度までの試験と比較すると、アルゴリズム(疑似言語)に関する必須科目と、プログラミング言語の選択問題の配点がアップ。それぞれ25点ずつと大きな配点となり、重要度がアップしています。このことからも、特にプログラミング言語の問題は重要な問題となったといえるでしょう。

変更点 2019年まで 2020年以降
試験方式 通常の会場試験 CBT方式による試験
プログラミング言語
  • C言語
  • java
  • COBOL
  • アセンブラ
  • 表計算

から1問を選択
  • C言語
  • java
  • Python
  • アセンブラ
  • 表計算

から1問を選択
午後試験の変更(配点)
  • 情報セキュリティ(12点)
  • ハードウェア等(48点)
  • 疑似言語(20点)
  • プログラミング言語(20点)
  • 情報セキュリティ(20点)
  • ハードウェア等(30点)
  • 疑似言語(25点)
  • プログラミング言語(25点)

現行試験の合格率の公表は1度分のみ

現状の試験内容に変更されてからの合格率は、2020年度下期試験の1度分しか講評されていません。この合格率は最初に確認しておきましょう。

年度 申込者数 受験者数 合格者数 合格率
2020年下期 60,411名 52,993名 25,499名 48.1%

後に紹介しますが、この合格率の数字はこれまでの基本情報技術者試験の合格率から見るとかなり高いものになっています。

とはいえ、基本情報技術者試験の難易度が下がったと見るのは早計でしょう。これも後のデータではっきりしますが、2020年度下期試験の受験者数は、例年と比較するとかなり少ない数字になっています。

これはやはり新型コロナウイルスの感染拡大が影響していると見るべきで、どうしてもこのタイミングで受験する必要があった方、つまりかなり合格に自信があった方が受験し、そこまで切羽詰まっていない方はあえて受験していないと考えるのが自然です。

おのずと合格率が高くなったと考えれば、試験の難易度が下がったというより、受験者のレベルが高かったと考えた方がいいでしょう。

2010~2019年の合格率推移

参考資料となりますが、2010年度~2019年度の10年間における、基本情報技術者試験の受験者数や合格率を確認していきましょう。
年度 申込者数 受験者数 合格者数 合格率
2010年度 192,241名 138,649名 31,618名 22.8%
2011年度 170,091名 118,498名 30,148名 25.4%
2012年度 154,759名 111,487名 28,424名 25.5%
2013年度 142,687名 101,842名 22,948名 22.5%
2014年度 139,718名 100,879名 23,953名 23.7%
2015年度 138,791名 101,221名 26.109名 25.8%
2016年度 136,376名 99,999名 26,591名 26.6%
2017年度 144,501名 105,252名 23,288名 22.1%
2018年度 155,928名 111,381名 28,552名 25.6%
2019年度 168,869名 121,556名 31,224名 25.7%

※全年度上期・下期の合計

この表を見てもわかる通り、申込者数は例年15万人程度。2016年度以降は徐々に受験者数も増加傾向にあります。その点2020年度下期試験の申込者数は6万人ほど。CBT方式というより受験しやすい試験方式となっていながらこの数字はかなり低い数字と考えることができます。

基本情報技術者試験の特徴として、申込者数と受験者数の差が大きい試験という点があります。申し込んだものの受験しなかったという人数が多い試験ということであり、2019年度試験では受験率(受験者数÷申込者数)は約72%にとどまっています。

一方2020年度下期試験の受験率は約88%。この数字を見ても、2021年初旬のうちにどうしても取得したかったが多く受験していたことが分かります。

肝心の合格率は20~25%程度。2021年度以降の合格率もこのあたりの数字をイメージしておいた方がいいでしょう。

年代別の傾向

年代別の合格率の傾向も合わせてまとめていきます。IPAの過去統計資料ではあまり触れられていませんが、一般的な情報を総合して考えると、受験者の中心は20~30代。特に20代の受験者が多いようです。

これは、就職活動において有利になる資格である、もしくは求人の条件に資格取得が含まれるケースが一定数あることからも想像できます。さらに、就職後3~5年以内にこの資格を取得するよう推奨している企業も少なくないことを考えると、やはり20代が中心と考えていいでしょう。

合格者のボリュームゾーンも20~30代。ただしこちらは受験者数の平均よりもやや高いと考えられます。

受験者全体を見ると、10~60代まで幅広い受験者がいる資格試験ですが、概ね20代で受験・合格しているケースが多い資格と考えて置けば間違いありません。

職業別の傾向

では、学生と社会人の受験者数や合格者数を確認していきましょう。

社会人 学生
受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
2019年度 36,521名 7,770名 21.3% 18,165名 4,385名 24.1%

2019年度の統計データによると、合格者数の約64%が社会人であり、約36%が学生という結果になっています。2/3が社会人で1/3が学生。仕事にかかわる資格試験としては、かなり学生の比率が高い試験といえるでしょう。

両者の合格率を比較すると、学生の合格率の方が高く、それだけ多くの学生がこの資格試験に真剣に挑んでいるということが分かります。このことからも就職に関して基本情報技術者資格は非常に有用な資格であることが想像できます

基本情報技術者試験の難易度

ここからは実際に出題される問題から、基本情報技術者試験の難易度を推測していきたいと思います。

基本情報技術者試験は午前試験と午後試験に分かれています。午前試験と午後試験では難易度に差があるということは覚えておきましょう。一般的に午前試験の方が難易度は低く、午後試験の方が難易度は高いと言われています。

しかし、午前試験と午後試験の合格点は同じです。どちらの試験も100点満点のうち60点が合格ライン。このことから事前の対策では、午前試験よりも午後試験に重点を置く必要があるようにも感じますが、実際はどうなのかを、それぞれの試験の特徴とともに考えていきましょう。

午前試験の難易度

午前試験は80問が出題され1問1.25点で配点されています。出題範囲はITに関する全般的な知識。非常に試験範囲が広く、対策に時間がかかる試験とも考えられます。

ただし出題される問題は、基礎的な知識が問われるものであり、問題自体の難易度はさほど高くありません。午前試験は試験範囲を広く浅く理解していればクリアできる試験ということになります。

ポイントとして覚えておきたいのは80問を150分で解答するという点。1問あたり2分かけられない試験ですので、問題を見た瞬間解答が浮かぶ程度に、基礎的な地位s気に関して深く理解している必要がありますのでご注意ください。

午後試験の難易度

午後試験は11題出題され、この中から5問を選択して答える試験となります。この5問のうち2問は必須科目で残り3問が選択科目となります。長文問題が中心となるため、専門用語を正確に理解し活用できることが大きなポイントといえるでしょう。

午後試験の問題はどちらかといえば応用問題が多いため、過去問対策などでどのような問題が出題されるか傾向をつかんでおくことも重要です。

応用問題に対応するには、基本的な知識がしっかりと身についていることが前提条件となります。そのため、午後試験をクリアするためにも午前試験の対策は十二分にしておく必要があります。

午前試験と午後試験の特徴を考えると、まずは午前試験の対策を十分に行い、そのうえで過去問対策なども利用して午後試験の対策を行うということになり、どちらの対策も均等に行うのがベストと考えてよさそうです。

午後試験で特にしっかり対策したいのが、配点が高くなったプログラミング言語の選択問題です。この問題に関しては、どの言語を選択するかで合否に直接かかわってきますので、さらに細かく解説していきましょう。

プログラミング言語の選択は?

プログラミング言語の選択問題は、5つの言語からひとつを選択肢解答することになります。ここで重要になるのがどの言語を選択するかという点です。

すでにIT関連の業務に就いており、普段仕事で活用している言語があるという方は、迷いなくその言語を選びましょう。基本情報技術者試験のために新たな言語を習得するという手段もありますが、時間がかかる方法を選択する必要もありません。

自分が使いこなせる言語があるという方はその言語の選択が合格への最短距離です。問題はそうではない方。これからプログラミング言語について学び始めるという方に、選び方や各言語の特徴、そして難易度を紹介していきます。

特に未経験者は慎重に選択すべし

これから就職活動が控えている学生の方や、別業種からIT業界を目指したいという社会人の方にとっては、どの言語を選択するかは非常に大きな問題です。

注目すべきはその言語の難易度、習得のしやすさ、実際に試す場合の難易度などでしょう。こういった情報を中心に、各言語についてまとめていきましょう。

javaの難易度と特徴

基本情報技術者試験のプログラミング言語問題の中で、群を抜いて難易度が高いといわれているのがjavaです。javaはほかの言語と比較しても覚えなければいけないことが多く、ただでさえ身に着けるのが大変な言語です。

事前対策で実際にjavaを試すにしても、ご自宅のPCにソフトをインストールし、さらにソフトの設定を行う必要がありますので、なかなか手間がかかります。

さらに細かな部分を勉強しようと参考書を探すにしても、あまりjavaの参考書は多くなく、基本情報技術者試験対策の参考書以外に、javaの参考書も探す必要があります。

特にIT知識のない方が挑戦するには非常にハードルの高い言語といえるでしょう。

C言語の難易度と特徴

比較的メジャーなプログラミング言語ですが、こちらもなかなか難易度が高い試験といわれています。専門家の評価をいろいろと調べてみると、javaほどではないものの高難易度という意見が多いようです。

C言語には理解が難しい部分が時折あり、問題を見ても一瞬頭をひねってしまうような問題も少なくありません。つまりそれだけC言語に精通していないと難しい試験ということ。こちらもjava同様、初心者がいきなり学ぶにはかなり難しい言語と考えることができます。

実際にC言語を試すにしてもソフトをダウンロードしたうえで細かな設定が必要になりますので、こちらもなかなか手間が必要となります。

参考書に関しては、javaよりも種類自体は多いものの、IT関連書籍のコーナーがしっかりあるような大きめの書店で探す必要があります。

実戦的で、実際に職に就いた場合も活用しやすい言語ではあるものの、試験に合格するということだけを考えるとかなり難易度の高い言語といっていいでしょう。

表計算の難易度と特徴

IT関連の知識がなくとも、ある程度触ったことがあるという方も多いであろう表計算。何より対策のための勉強でも、多くのPCにインストールされているエクセルや、無料で使用できるgoogleのスプレッドシートでも対策が可能ですので、非常に学びやすい言語ということになります。

気になる問題の難易度ですが、この表計算が採用されたのが2009年度試験から。この2009年度試験において、表計算の問題の正答率が非常に高くなり、ほかの言語と大きな差がついたことから、翌2021年度から難易度が跳ね上がったという経緯があります。

以降難易度の変更自体はありませんが、この事実からも想像以上に難易度の高い問題が出題されると考えた方がいいでしょう。それでもjavaやC言語と比較すれば難しいとはいえず、特に初心者の方にはおすすめの言語となります。

勉強をするための参考書も非常に数多く出版されていますので、勉強がしやすいという点では多くの方におすすめの言語となります。

アセンブラの難易度と特徴

プログラミング言語の選択問題の中でもとりわけ出題難易度が低いと言われているのがアセンブラです。問題のレベルは、ある程度プログラミングに慣れている方であれば、特別な対策をしなくても対応できるレベルとも言われており、単純に得点を取るということであればもっともおすすめの言語となります。

さらに実際にアセンブラを扱う対策を行うにしても、わざわざソフトをインストールする必要はありません。IPAのHPにアセンブラのシミュレーターが用意されており、こちらをダウンロードすれば簡単に試すことも可能です。

参考書の種類はまずまずといったところ。IT専門分野のコーナーがある書店であれば見つける程度ですので、勉強もしやすい言語といえます。

表計算とともに初心者の方におすすめの言語であり、どちらを選ぶかは、問題が易しいアセンブラか、対策がしやすい表計算のどちらかを選ぶといったイメージでいいでしょう。

Pythonの特徴

2020年度試験から新たに採用されたPythonですが、その出題難易度は未知数と言っていいでしょう。そこでPythonという言語の特徴を簡単にご紹介しておきましょう。

Pythonは現在AI技術など最先端のプログラミングでも使用されている言語であり、基本情報技術者試験の選択科目の中でも、実際に業務についたときにもっとも注目される言語といえます。

基本情報技術者試験だけではなく、その先の就職・転職のことも視野に入れると、ぜひここで挑戦しておきたい言語であることは間違いありません。

実際にPythonを試すには専用ソフトをダウンロードする必要がありますが、細かな設定の必要はなく、比較的とっつきやすい言語とも言えます。

ただし参考書の類があまり多くはなく、勉強に行き詰った時に少々手詰まりが発生する可能性があります。

将来のことを考えるのであれば身に着けておきたいところですが、こと基本情報技術者試験に合格するためにと考えると、出題難易度が不意透明な点も含めてまだ少し様子見をしたい言語であるといえるでしょう。

ほかの情報処理技術者試験の資格と難易度を比較

基本情報技術者試験の難易度をほかの資格試験と比較し、どの程度の難易度化を検証してみましょう。とはいえ全く無関係な宅地建物取引士や、日商簿記2級試験と比較してもあまり意味がありませんので、同じ情報処理技術者試験の資格試験の中から比較していきたいと思います。

区分 スキルレベル 資格名称 略号
ITを活用する者 1 ITパスポート IP
2 情報セキュリティマネジメント SG
情報処理技術者 基本情報技術者 FE
3 応用情報技術者 AP
高度情報処理技術者 4 ITストラテジスト ST
ステムアーキテクト SA
ロジェクトマネージャ PM
ネットワークスペシャリスト NW
データベーススペシャリスト DB
エンベデッドシステムスペシャリスト ES
ITサービスマネージャ SM
システム監査技術者 AU

情報処理技術者試験には、上記12種類の試験があります。これらの試験が区分とスキルレベルで分けられていますので、比較的この2つが近い資格試験と比較していきます。

ITパスポート試験と比較

2019年試験結果 受験者数 合格者数 合格率
ITパスポート試験 54,192名 29,757名 54.9%
基本情報技術者試験 121,556名 31,224名 25.7%

ITパスポート試験は情報処理技術者試験の中でも、もっとも低い位置に位置づけられている試験です。ITパスポート試験は、ITを扱う方全般向けに、基礎中の基礎の知識があるかどうかを検定する試験であり、受験者はIT業界の方に限りません。

イメージとしてITパスポート試験は、全ての社会人を対象に、ITを扱う以上知っておくべき知識を問う試験であり、この資格を持っているからといって、昇給や就職において圧倒的に有利になることはあまりない資格試験です。

一方基本情報技術者試験は、IT開発など現実的なIT業務を行う方々向けの、選もって分野の知識とその知識の応用力を持っているかどうかを検定する試験。そのためエンジニアやプログラマなど、専門職の方が取得を目指す資格となります。

試験の出題範囲こそ似ている部分があるものの、その難易度は基本情報技術者試験の方が高く、出題難易度も合格難易度も情報技術者試験の方がかなり難しい試験といえます。

情報セキュリティマネジメント試験と比較

2019年試験結果 受験者数 合格者数 合格率
ITパスポート試験 54,192名 29,757名 54.9%
基本情報技術者試験 121,556名 31,224名 25.7%

ITパスポートはそもそものスキルレベルが1の資格試験でしたが、情報セキュリティマネジメント試験はこのスキルレベルが2。基本情報技術者試験と同じスキルレベルとなります。

ただし区分を見ると情報セキュリティマネジメント試験が「ITを活用する者」、基本情報技術者試験は「情報処理技術者」に分類されています。

情報セキュリティマネジメント試験は、広範囲にわたるIT知識の中でも、特にセキュリティに関する分野の専門知識が問われる試験になります。アルゴリズムやIT開発に関する分野の出題はなく、単純に試験範囲の狭い試験となっています。

情報セキュリティマネジメント試験は、特にセキュリティに特化した試験になりますので、エンジニアやプログラマよりも、ITシステムの運営管理を行う方向けの資格試験。出題難易度は基本情報技術者試験と同等も、出題範囲が狭いことから合格難易度は下がる試験ということになります。

基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験を比較すると、出題難易度は同等も、合格難易度では基本情報技術者試験の方が高いということができます。

応用情報技術者試験と比較

2019年試験結果 受験者数 合格者数 合格率
応用情報技術者試験 30,710名 6,605名 21.5%
基本情報技術者試験 121,556名 31,224名 25.7%

応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験と同じ区分である「情報処理技術者」にカテゴライズされる資格試験です。ただしスキルレベルは3とひとつ高く、この点が両試験の大きな差ということができるでしょう。

試験の名称を見てもわかる通り、応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の上位試験であり、さらに難易度の高い試験ということになります。

とはいえ、2019年度試験の合格率を見ると、どちらも大きな差がないように見えます。しかし注目すべきは合格率ではなく受験者数。応用情報技術者試験の方が受験者が圧倒的に少なくなっています。

基本情報技術者試験は、これから就職する学生や、IT関連の業務の経験がない社会人でも受験&合格が可能なレベルの試験。これに対し応用情報技術者試験は、実際にIT系の業務に従事している者でないとまず合格は難しいレベルの試験と言われています。そのため受験者数が大きく違うということになっています。

出題範囲はどちらもほぼ同じですが、出題難易度には大きな差があるのがこの2つの試験。まとめると応用情報技術者試験は基本情報技術者試験の上位試験であり、出題範囲はほぼ同じものの、出題難易度、合格難易度はかなり高い試験ということになります。

フォーサイトなら合格率アップ

基本情報技術者試験の難易度や合格率に関して解説してきました。資格試験としてはそこまで難しい部類には入らないものの、キチンと対策をしないと合格できないレベルの試験であることはご理解いただけたかと思います。

特にIT分野には専門用語も多いですし、分野によっては計算問題も少なくありません。こうした試験の対策におすすめなのが通信講座。さらに通信講座の中でも、フォーサイトの講座受講が非常におすすめとなります。

その理由について簡単に解説していきましょう。

通信講座がおすすめな理由

基本情報技術者試験は、さほど多くの時間を使わず合格したい試験であるといえます。事前の勉強時間を短縮するには、やはり専門の講師の授業を受けるのがおすすめということになります。専門講師の授業を受ける方法は主に2つ。予備校に通学するか、通信講座で授業動画を見るかです。

この記事で通信講座をおすすめする理由は、予備校通学にはある程度条件がある上にあまり効率的ではないと考えるからです。もちろん専門講師の授業をライブで受けることができる、予備校に通学することで、勉強するしかない環境に身を置くことができるなど、予備校通学にもメリットはありますが、基本情報技術者試験対策としてはデメリットの方が大きいといえます。

まず、予備校は予備校が設定したカリキュラム通りに授業が進むというデメリットです。これはIT知識のない方にはメリットかもしれませんが、ある程度IT知識がある方、エンジニアやプログラマとして働いている方にとってはデメリットです。

すでに身に着けている部分から授業を聞く必要があり、その時間がもったいないというのがその理由。ある程度知識がある方は、基礎の基礎は飛ばして必要な部分から受講したいというのが本音でしょう。

IT知識のない方に取ってのデメリットもあります。それが通学時間です。そもそも自宅から通える範囲に基本情報技術者対策講座を開講している予備校があるという方は限られています。また、通学可能な範囲に予備校があったとしても往復の通学時間が必要になります。

通学時間は単なる移動時間であり、特に社会人にとっては貴重な勉強時間をつぶしてしまうだけの時間となります。あまり時間に余裕がない社会人にとっては、通学時間自体が大きなデメリットとなるでしょう。

その点通信講座は日本全国どこにいても受講が可能。さらに通学時間も必要なく、貴重な時間は全て勉強に充てることができます。また、ある程度知識のある方は、必要な授業から受講することも可能と、無駄なく学べる方法ということができます。

ではここからはその通信講座の中でも特にフォーサイトをおすすめする理由をまとめていきましょう。

充実のテキストと見やすい動画

通信講座は専門講師の授業を受けることができますが、ライブで受けることができないというデメリットもあります。フォーサイトをおすすめするのはこの講座動画のクオリティの高さです。

フォーサイトでは動画撮影専用のスタジオを使用。このスタジオはテレビ番組の収録も可能な機材がそろっており、質の高い講義動画の撮影が可能です。

講義動画といっても、予備校の講義を定点カメラで撮影したような動画では、板書が見にくかったり、音声が聞き取りにくかったりしますが、フォーサイトはその心配がありません。

さらに使用するテキストはオリジナルテキスト。フルカラー印刷になっており、大事な部分が一目でわかるデザインと好評です。このテキストの作成には、講義を行う専門講師も参加しており、より見やすくわかりやすいテキストとなっています。

eラーニングにも対応

さらにおすすめしたいのがeラーニング教材「ManaBun」です。eラーニングとはスマホやタブレットを利用し、場所を選ばず勉強をする勉強方法。フォーサイトはこのeラーニング教材にも力を入れています。

スマホの小さな画面でも見やすい専用講義動画や、聞き取りやすい音声データ、さらにスマホにダウンロード可能なデジタルテキストや、演習問題もそろっており、スマホ1台あればどこでも勉強が可能です。

社会人の方であれば毎日の通勤電車の中やランチ後のスキマ時間などでも勉強が可能。このeラーニングを利用すれば、より短期間での合格を目指せるでしょう。

まとめ

基本情報技術者試験の合格率は、例年20~25%程度。

試験の難易度は午前試験と午後試験でも違いがありますが、中でも大きく影響が出るのが午後試験の選択問題です。午後試験ではプログラミング言語の選択問題が出題され、どの言語を選ぶかで合格率にも影響があります。

すでにプログラムの経験がある方は、得意な言語を選ぶのがおすすめですが、未経験の方はこの選択で勉強のしやすさ、合格のしやすさが変わるので注意しましょう。

あくまでも一般論ですが、出題難易度の低さではアセンブラ、勉強や対策のしやすさでは表計算がおすすめです。2020年度試験から加わったPythonは、その難易度自体不明な点がありますが、将来的なことを考えると勉強しておいて損のない言語といえるでしょう。

この基本情報技術者試験に短期間の勉強で合格するには、通信講座がおすすめ。その通信講座の中では、高品質の講義動画、見やすいテキスト、充実のeラーニング教材がそろったフォーサイトがおすすめとなります。