基本情報技術者試験の勉強法・独学について

基本情報技術者試験は、IT全般の基礎的な知識に加え、プログラムやアリゴリズムなどの応用問題にも対応しないと合格できない試験です。その勉強法にはどのようなものがあるのか、独学でも受験できるのかなど、基本情報技術者試験の勉強法や対策に関してまとめていきます。

目次

基本情報技術者試験の勉強範囲

基本情報技術者試験は、エンジニアやプログラマなどのIT開発の知識から、ITを運営管理するセキュリティ分野まで幅広いIT知識が問われる試験となります。

ITに関連する知識全般が問われる試験のため、その勉強範囲は幅広く、対策をするにも効率的に行わないと、膨大な勉強時間が必要となる試験となっています。

ここからは具体的な勉強方法や、基本的な考え方などに関してまとめておきましょう。

IPAからシラバスが公表されている

基本情報技術者試験の出題範囲に関しては、「独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)」からシラバスが公表されています。シラバス(syllabus)を直訳すれば「講義要目」。つまり試験範囲における細かな分類がシラバスであり、このシラバスが公表されているということになります。

単純に資格試験の対策ということを考えれば、シラバスでどの分野の出題があるのかが分かっているわけで、このシラバスに沿って勉強すれば対策可能ということになります。

ただし問題はその勉強範囲の広さ。シラバス通りにきっちり勉強していくと、かなり長時間の勉強時間が必要となってしまいます。これはとても効率的とはいえず、この記事でもおすすめの勉強方法とはしていません。

ただし、これから解説していく勉強方法で行き詰った場合、どうしても苦手な分野ができてしまった場合などは、改めてこのシラバスをチェックすることで、どこに力を入れて勉強すれば苦手を克服できるかが分かる場合もありますので、シラバスがあることは覚えておきましょう。

基本は過去問対策だが

これまでの基本情報技術者試験に関して言えば、過去問対策が非常に有効な試験と言われてきました。全く同じ問題が出るとまでは言いませんが、非常に似通った問題が出る傾向が強く、ある程度IT知識を身に付けた後は、過去問を解くことを中心に勉強していく方法が推奨されていました。

しかし、問題は2020年度試験から、試験においていくつか変更が行われた点です。この記事を執筆しているのは2021年9月。そう考えると少なくとも1年分の過去問があり、そこから変更後の出題傾向が見て取れる可能性があります。しかしここでもう一つの問題があります。

2020年、世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が問題となり、多くのイベントや行事が中止や延期となりました。基本情報技術者試験もこの傾向に逆らえず、年に2度行われる予定の試験も、上期の試験は全面中止となり、下期の試験は延期となりました。

延期された2020年度下期の試験は2021年1~3月に実施されました。実質試験内容変更後初めての試験となります。この直後に2021年度上期の試験も行われましたが、IPAのHP上ではこの両試験の過去問は公開されていません。

つまり2021年9月現在、新制度で行われた試験の過去問は存在しないということになります。

もちろん、試験内容の変更があったとはいえ、変更がなかった問題も存在します。出題範囲や科目、内容に変更がなかった部分に関しては2019年度以前の過去問でも対策はできますので参考にしてください。

午前試験と午後試験で対策を変える

基本情報技術者試験には、午前試験と午後試験があります。午前試験はIT関連の基礎的な知識が問われ、午後試験ではこの基礎知識をさらに応用できるかどうかの能力が問われます。

ちなみに2020年度試験から大きく変更されたのは午後試験の部分。午前試験に関しては大きな変更はあにと言われていますので、午前試験の勉強に関しては過去問対策を重視して行うのがいいでしょう。

午後試験に関しては、配点が変更されていたり、プログラミング言語の選択試験で選択できる言語が変更になるなど、いろいろな変更が行われました。そのため過去問だけを頼りにするのは難しく、ほかの勉強方法も採り入れて勉強することが重要になります。

このように2021年9月現在の時点では、午前試験と午後試験で対策の仕方を変えるのがベストな状態であるというのが最初の結論となります。ではここから具体的な対策に関して細かく解説していきましょう。

午前試験の勉強ポイント

まずは午前試験の対策に関して紹介していきましょう。中には当たり前の項目もあるかもしれませんが、順を追って解説していきます。

まず午前試験の特徴を把握しておきます。午前試験は80問が出題され、配点は1問1.25点の100点満点。合格ラインは60点ですので、80問中48問正解すれば合格ということになります。

午前試験の出題範囲はIT知識全般です。試験範囲は非常に広いものの、出題される問題に難問は少なく、基礎知識をきっちりと身に着けていれば問題なくクリアできる試験といえます。

範囲が広いので苦手分野を見つける

午前試験は試験範囲が非常に広いのが問題です。さらに全体で48問は正答する必要があり、極端に苦手な分野があると合格は難しくなります。

そこでおすすめの対策法が、過去問対策です。まずはIT知識全般に関する基礎知識を身に着け、ある程度身についたところで過去問に挑戦しましょう。ここで60点が取れるかどうかは大きな問題ではありません。問題はどの問題で間違えたかです。

過去問に挑戦することで、広大な専門分野の中で自身の苦手な分野が見えてくるかと思います。試験範囲全般を平均的に答えられるようにするのが午前試験攻略のポイントですので、自分の得意分野と苦手分野を把握することから始めましょう。

苦手分野は繰り返し過去問に挑戦

苦手分野が見つかったら、その分野を重点的に勉強します。参考書やテキストなどで改めてその分野への理解を深め、ある程度身についた時点で再び過去問に挑戦しましょう。

苦手分野が克服できたかどうかは過去問でチェックするのが一番です。基本情報技術者試験の午前試験は、ITに関する知識を広く浅く持っていることが重要になります。つまり苦手分野とはいえ、その分野を深く理解する必要はないということ。

基本情報技術者試験に合格することだけを考えるのであれば、過去問のレベルでの知識が身に付けば十分ということになります。まずは過去問を繰り返し解くことで、その問題に関しては完璧に理解しているというところまで知識を深めておきましょう。

この時、いろいろな年の過去問に手を出す必要はありません。まず直近の過去問に挑戦し、同じ過去問を完璧に解答できるまで繰り返し解くのがおすすめになります。

出題範囲全般を平均的に対策する

午前試験は過去問で対策を行い、試験範囲全般を平均的に得点できるようになったら、さらにほかの年の過去問に挑戦するなど、出題範囲全体の知識を平均的に深めていくのがおすすめの方法。

まずは苦手分野をなくし、なくなったと感じたら全体を底上げしていくイメージです。この底上げは非常に重要で、試験範囲全般の知識を付けることが、午後試験で問われる応用力で活かされることになります。

一通り解答できるようになったとしてもそこで満足せず、全体的に知識を深めていくようにしましょう。そうすることで午前試験への対応力も高くなり、午後試験の勉強にも好影響を及ぼすはずです。

計算問題は公式ではなく意味を理解しておく

午前試験の分野でひとつ抑えておきたいのが計算問題です。午前試験のいろいろな分野で、計算問題が出題されます。数学や物理ほどではないにしても、ある程度の公式も覚える必要があります。

ここでポイントは公式を丸暗記しないことです。計算問題で利用する公式は、とりあえず暗記すればいいと考える方もいらっしゃるかと思いますが、丸暗記した公式はどの問題でどのように使うかという柔軟性に賭ける部分があります。

公式は決して多くはありませんので、その公式が何を表すもので、どのように導き出せるかという公式の成り立つ理論を理解しておくことが重要です。

公式の理論を理解していると、どの問題で度の公式を使うのがベストか瞬時に判断できるようになります。この状態にしておけば、どんな計算もんだが出ても対応できるようになるでしょう。

午後試験の勉強ポイント

基本情報技術者試験の午後試験は、応用問題が出題の中心になります。当然応用力が必要ということになりますが、応用するには基礎知識が身についていないと始まりません。

午後試験で出題される問題の基礎知識とは、つまり午前試験の対策がしっかりとできて初めて午後試験の対策ということになります。

午前試験の対策がしっかりできていないと厳しい

基本情報技術者試験で不合格になってしまった方の多くは、午前試験はクリアしたものの、午後試験をクリアできなかった方と言われています。単純に考えれば午後試験の対策不足ですが、それも何より午前試験の知識がきっちり身についていなかったのが原因といえます。

上で少し書いた計算問題の公式と同じく、単純に表面上身につけた知識は、その知識に関する問題が出題されれば解答できるものの、少し応用力が求められると解答できなくなるものです。

午後試験の勉強に関しても、まずは午前試験の対策がしっかりできているかどうかが重要です。午後試験の過去問や演習問題で間違えた、もしくは解答できなかった問題に関しては、必要な知識の基礎的な部分からしっかりと身に着けるようにしましょう。

基本はやはり過去問対策

午後試験の具体的な対策法もやはり過去問対策がおすすめです。確かに2020年度試験から出題内容や科目が変更になった部分はありますが、出題傾向は大きく変わらないはずです。まずは過去問でどの分野の、どのような知識が問われるのか、どのように応用されて出題されるのかを把握しておくことが重要です。

しかしここでポイントになるのがプログラミング言語の問題です。選択科目ですので、いずれかの言語を選んで受験することになります。このプログラミング言語の問題で2019年度試験まで存在したCOBOLの問題が廃止され、2020年度からPythonが採用されました。

新たな言語が採用されたことにより、言語観の出題難易度のバランスを再度整える必要が生じています。つまりPythonの出題難易度により、ほかの言語の難易度にも変化がある可能性が考えられる状態になっています。

午後試験の効果的な対策もやはり過去問対策ではありますが、一部注意が必要な問題もありますので覚えておきましょう。

午後試験では配点の高い問題を取りこぼさない

午後試験は全部で11問が出題されます。このうち必須科目は2問。残り9問のうち、ソフトウェアやマネジメントの分野から4問が出題されますので、そのうち2問を選択して答えます。残り5問はプログラミング言語の問題です。5種類の言語のうち、1つの言語を選択して解答することになります。

つまり11問中解答するのは5問。この5問に配点があり、特に配点が高い問題が必須科目のアルゴリズム問題と、プログラミング言語の選択問題です。この2問はそれぞれ25点が配点されており、この2問で50点が配点されていることになります。

午後試験も100点満点で60点が合格ラインとなります。そう考えると配点の高い2問を取りこぼすようだと、午後試験合格は難しいということに。

この配点の変更は2020年度試験から採用されていますので、今後の試験に関しては、この2問の占めるウエイトが非常に大きいということになります。

午前試験は全体を平均的に対策でしたが、午後試験は配点の大きいこの2問を重点的に勉強する必要があるということになります。

アルゴリズムとプログラミング言語対策

午後試験で大きなウエイトを占める問題、必須科目であるアルゴリズム問題とプログラミング言語の問題の対策を考えていきましょう。

この2問の対策をしっかりと行うことで、午後試験の合格は一気に近づきます。午後試験に合格できるだけの基礎知識と応用力があれば、午前試験もまずまず合格できるはずです。

そこで重要になる2問の具体的対策を紹介していきます。

アルゴリズムで理解しておくべきこと

午後試験において、アルゴリズムの問題はほかの問題と比較すると難易度の高い問題が出題されます。まずはこの試験の対策です。

基本的なデータ構造 配列,リスト,キュー,スタック,二分探索木,ヒープ
アルゴリズム バブルソート,選択法,挿入法,マージソート,クイックソート,線形探索,二分探索

上の表でまとめた項目ですが、アルゴリズムの問題はこの項目はしっかりと理解できているとしたうえで出題されます。当然の対策となりますが、まずは上記の項目に関しては理解を深めておきましょう。

そのうえでポイントとなるのはやはり過去問対策です。上記項目を理解したうえでどの程度の難易度の問題が出るのかを過去問で対策し、間違いなく解答できるように何度も同じ問題を解いていきましょう。

ひとつの問題を完璧に解答できるようになったら、さらにほかの過去問にも挑戦します。過去問に何度も挑戦し、どの問題も即答で解答できるようになれば、本番の試験でもある程度対応できるだけの実力が身につくはずです。

プログラミング言語は完璧に読めるようにしておく

選択問題であるプログラミング言語は、まずどの言語を選択するかが問題となります。複数の言語に関して知識を深める必要はありません。出題される言語の中からどの言語で挑戦するかを決めましょう。

言語を決めたら、まずはその言語が読めることが大前提です。どんな問題が出てもまずは読み取れるだけの身に着けるようにしてください。

ここで特にIT知識がないという方の悩みは、どの言語に手を付けたらいいのかという点です。ここは重要なポイントになりますので、細かく解説していきましょう。

言語別の対策

ここからはプログラミング言語の特徴と対策に関して解説していきます。どの言語が難しく、どの言語が勉強しやすいかを、できるだけわかりやすく解説していきますので、どの言語にするか悩んでいる方は参考にしてください。

ちなみにプログラムの経験がある方は、まず自身で使ったことがある言語を選ぶのがおすすめです。プログラミング言語の勉強はかなり時間が必要となりますので、多少なりとも知識がある言語を選択するのは間違いではありません。

これから言語を選ぶという方に向けて、全言語の特徴と対策に関してまとめていきます。

C言語やjavaは高難易度

プログラミング言語の中でもjavaとC言語は難易度の高い言語と言われています。特に基本情報技術者試験においては、javaの出題難易度がずば抜けて高いといわれており、まずプログラミング未経験の方にはおすすめできない言語となっています。

C言語もjavaほどではないとしてもかなり難易度が高く、未経験者がいきなり手を付けるのは難しい言語といえます。

どちらも身に着ければ資格取得後、実際にITの現場で働く場合には実用性の高い言語ではあります。将来的なことまで考えて選択するのは一つの方法ですが、その代わりしっかりと学ぶ必要があるということは覚えておきましょう。

プログラム未経験者は表計算かアセンブラ

プログラム未経験者に推奨されることが多いのが、表計算とアセンブラです。表計算はPCにインストールされているエクセルやgoogleアカウントを無料作成することで利用できるスプレッドシートなどでも試せることもあり、経験しやすいことが大きなメリットです。

プログラムやIT開発に携わったことがない方でも、エクセルを触ったことがあるという方は多いはず。入門編としては入りやすいという点ではおすすめです。

ただし、基本情報技術者試験の、表計算の問題は出題難易度が高いとも言われています。接しやすい、試しやすい表計算もしっかりと勉強・対策を行わないと簡単には点は取れませんので覚えておきましょう。

出題難易度が低いという点で、プログラム未経験者に推奨されるのがアセンブラです。過去問を見ても、プログラム経験者であれば、まったく勉強をしていない状態でも何とか対応できるレベルが出題されており、簡単な問題で挑みたい方におすすめです。

ただしアセンブラは試したり勉強するのが少々面倒、難しいというデメリットがあります。参考書の数が少なく、分かりやすい参考書を見つけるのがなかなか難しい言語であり、試すにしても新たにソフトをインストールしないと試せないので、なかなか勉強しづらいという問題点があります。

どちらにもある程度超えなければいけない壁はありますが、プログラム未経験者がいきなりjavaやC言語に挑戦するよりはハードルは高くはありません。このどちらかを選ぶのが現実的といえます。

プログラム未経験者は、勉強しやすいものの出題難易度が高い表計算か、勉強するのが難しいものの出題難易度が低いアセンブラから、自分に合った言語を選ぶのがいいでしょう。

将来を考えるのであればPythonも

2020年度試験からあらたに出題科目に加わったPythonに関しては、まだ出題難易度などが分からず評価が難しいところです。

ただし資格取得後、IT開発の業界で技術者として働くことを考えると、Pythonは非常に有用な言語となります。最新のAI技術のプログラムなどでも使用されることが多く、2021年現在、最新の技術でも多く採用されている言語になります。

将来的に身に着ける必要がある言語であると感じた方は、少々対策が難しい点があったとしても、あえてPythonで受験するという選択肢もあるでしょう。

ある程度自信がある方、少々取得に時間を賭けても問題ないという方は、Pythonの勉強をしながら、基本情報技術者試験のPythonの出題難易度などのニュースを集めておくのもいいでしょう。

独学で基本情報技術者試験に挑むには?

基本情報技術者試験は、試験の難易度自体はそこまで高いものではなく、実際に独学で取得したという方も多くいる試験です。ただし、独学で目指す場合にはいろいろと条件が付きますので、そこは理解しておきましょう。

IT知識がない方にはかなり厳しい

IT業界で働いた経験がない、プログラミングの経験もないといったIT知識のあまりない方にとって、独学で基本情報技術者試験合格を目指すのはかなりハードルが高い選択となります。

とはいえ全く無理というわけではなく、平均以上に時間がかかることを想像しておく必要があるということです。独学で勉強期間が長くなると、どうしてもモチベーションの維持が難しくなり、簡単な挑戦ではなくなります。

特に会社から取得を指示・推奨されている場合などは、ある程度の期間内に合格する必要があります。こういった時間に制約がある挑戦の場合はあまり推奨できない勉強方法といえます。

IT知識があればさほど難しくはない

エンジニアやプログラマなど、実際にIT開発の現場で働いている方は、独学でも十分対応可能な試験となります。こういったある程度IT知識がある方は、ITの専門用語などにも明るく、そもそも参考書などを読み解くことに苦労がありません。

IT知識のない方は、そもそも参考書をまともに読めない可能性もあり、この点でも勉強効率は大幅に下がります。

独学でも比較的短期間で合格できるかどうかを確かめるには、まずは基本情報技術者試験の過去問に挑戦してみましょう。実際に出題された問題と対峙し、「これなら独学でもいける」と感じれば問題ありません。少々厳しいと感じた方は、ほかの勉強方法を考えるか、参考書などで地力を強化するかなどで対策していきましょう。

プログラム未経験の方が独学で挑むなら?

プログラムも未経験で、IT知識にも自信はないものの、どうしても独学で勉強をしたいという方もいらっしゃるかもしれません。そんな方が独学で挑戦する場合に、注意すべきポイントに関してまとめておきましょう。

午前試験の対策をしっかりと行う

IT知識がない、乏しい方はまず午前試験の対策をしっかりと行うことを意識しましょう。試験合格のために午前試験も午後試験も同時進行で勉強しようとする方もいるかもしれません。

しかし午後試験の勉強をするにも、まずはITの基礎知識を身に着けないと応用問題は解けません。ITの基礎知識を勉強するということは、つまり午前試験の勉強をするということ。少々時間がかかるのは致し方ないと割り切り、まずは何より午前試験の勉強を徹底し、ITの基礎知識をしっかりと理解できるようにするのが、最終的には最短で合格に近づく方法となります。

プログラミング言語は表計算かアセンブラ

午後試験のプログラミング言語の問題は、やはり表計算かアセンブラを選択するのが現実的でしょう。対策のしやすさを考えるのであれば表計算、出題される問題の難易度で選ぶのであればアセンブラがおすすめです。

ただし注意したいのが2020年度試験からPythonが出題言語に加わっているという点。この新しい言語の登場で、ほかの言語の出題難易度も修正される可能性があります。

過去、表計算が初めて問題として採用された際は、表計算の問題が易しすぎたことにより、表計算で高得点を取得する受験者が大量に発生しました。ほかの言語との難易度差が大きすぎるということで、後の試験からは表計算の出題難易度が跳ね上がったという経緯があります。

このようにほかの言語との関係で、2021年度以降、プログラミング言語の出題難易度が変更される可能性があります。時間に余裕があるのであれば、新たな情報が出てくるまで、様子を見ながらほかの勉強をしておくのもひとつの手となります。

壁にぶつかったら通信講座も検討

IT知識が少ない方にとって、独学で基本情報技術者試験に挑むことは不可能ではありませんが、かなり難易度が高いチャレンジになります。勉強を進める中で、独学では厳しいと感じた場合、そこからでも通信講座を受講するのは有効な手段です。

ここで通信講座をおすすめするのは、まず独学同様自宅で勉強ができるという点です。これまでのペースと変わらずに勉強できるため、移行しやすいというメリットがあります。

また、通信講座を利用すると、オリジナルのテキストが手に入ります。完全に独学で挑戦する場合は、参考書も自分で探し選ぶ必要がありますが、その参考書が本当に使いやすい参考書かどうかは判断が難しいところ。

その点通信講座のオリジナルテキストは、講義動画とリンクしていますし、何より多くの生徒が利用しているものですから、市販のテキストよりも質が高いのは間違いありません。

質の高いテキストと、専門講師の授業動画が手に入る通信講座は非常におすすめの勉強方法。そして数ある通信講座の中でも、フォーサイトの通信講座がおすすめです。

通信講座ならフォーサイトがおすすめ

基本情報技術者試験合格を目指すのであれば、通信講座、中でもフォーサイトの通信講座がおすすめです。一般的に資格試験の勉強などで、最も効率が高いのは予備校へ通学することと考える方も多いかと思いますが、基本情報技術者試験に関しては通信講座の方が勉強効率が高くなる可能性が高くなります。

なぜそうなるかというと、基本情報技術者試験の難易度が関係してきます。上述のように、基本情報技術者試験は、資格試験としてはそこまで難易度の高い試験ではありません。こういった場合、予備校に通うのがマイナスとなるケースが考えられます。

そこまで難易度が高くないということは、勉強時間もそこまで長くは必要ないということになります。一般的に基本情報技術者試験合格に必要な勉強時間は150~200時間。1日2時間勉強をすると想定すると、2ヶ月半程で足りるということになります。

仮に予備校に通学したら100時間、通信講座で150時間、独学で200時間の勉強時間で合格できると考えてみましょう。予備校に通学するのがもっとも勉強時間は少なくなりますが、予備校に通う以上、通学時間を考慮する必要があります。

100時間の授業を受けるために、往復1時間の予備校に40回通うと考えると、通学時間と授業時間の合計は140時間となります。さらに自宅で授業時間の半分にあたる時間を予習復習に充てたとすると、勉強時間、通学時間、自習時間の合計は190時間です。

このようにそもそもの勉強時間が短い、難易度がそこまで高くない資格試験では、通信講座の勉強効率が予備校通学の勉強効率を上回るケースは多々あります。

この勉強効率をさらに高めてくれるのがフォーサイト、その理由をいくつかご紹介しましょう。

見やすいテキストと講義動画

フォーサイトで学ぶと、基本情報技術者試験に詳しい、専門講師の講義動画と、同じく専門講師が監修するテキストが手に入ります。

フォーサイトの講義動画は専用スタジオで収録、テレビ番組の収録をしていたこともある本格的なスタジオで、より観やすい、聞き取りやすい講義動画が制作されています。テキストにはフルカラー印刷を採用。大事な部分が一目でわかるデザインになっており、IT知識の少ない方でもストレスなく勉強を進めることができるでしょう。

eラーニングにも対応

さらに特筆すべきは豊富なeラーニング教材です。eラーニングとは、スマホやタブレットを利用し、外出先など場所を選ばず行う勉強方法のこと。フォーサイトではこのeラーニング用の教材の提供も行っています。

ちょっとしたスキマ時間でも視聴可能な短時間に編集された講義動画や、混みあった通勤電車の中でも勉強できる音声データ、さらに演習問題やデジタルテキストも用意されています。

外出先でも勉強できるように重たいテキストを持ち歩く必要もなく、スマホ1台でいつでもどこでも勉強ができますので、より勉強効率はアップ。目標よりも短い期間での合格も可能となるはずです。

まとめ

基本情報技術者試験の勉強法は、過去問対策がベースとなります。そのため独学でも勉強自体は可能ですが、IT関連の知識の中には専門用語なども多く、IT知識の下地がない方にとっては、独学で合格を目指すのはそこまで簡単な話ではありません。

独学で合格を目指したい方のポイントは、わかりやすいテキストを用意すること、そしてとにかく基礎知識をしっかりと頭に叩き込むことでしょう。

基本情報技術者試験は、基礎知識が問われる午前試験と、応用力が問われる午後試験に分かれています。しかし、午後試験の対策も、その基礎となるのは午前試験対策となります。特にITに関する勉強はこれが初めてという方は、午前試験対策を重視して勉強計画を立てましょう。

独学で勉強していて、どうしても難しいと感じた方、モチベーションが維持できなくなった方、壁を感じた方は、そこからでも通信講座を受講するのがおすすめ。専門講師の講義動画や、考え抜かれたオリジナルテキストを手に入れるだけで勉強効率は飛躍的にアップします。

通信講座を利用するのであれば、講義動画、オリジナルテキストの充実に加えて、スキマ時間を勉強時間にできるeラーニングにも注力しているフォーサイトの講座がおすすめです。