ITパスポートの試験会場はどこ?申込方法・試験当日の流れも解説
更新日:2024年9月10日

ITパスポートとは、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施する国家試験として、ITに関する基礎的な知識を身につけられる資格です。
ITは現代社会では欠かせないツールであり、ITパスポートはITに関する幅広い知識を証明できる資格試験として、社会人のみならず学生でも合格を目指して受験する人が増えてきています。
ITパスポートの試験会場は46都道府県に設置されており、試験も随時実施されています。
本記事では、ITパスポートの資格試験について、試験会場の詳細はもちろん、受験時の持ち物や注意点、当日の流れ、また、効率的に合格を目指すための勉強方法についてご紹介します。
ITパスポートの受験を検討している人に向けて有用な情報が掲載されていますので、しっかりと目を通して、資格取得に備えてまいりましょう。
- ITパスポートとは、IPAが実施している資格試験で、ITに関する幅広い基礎的な知識を証明できます。
- ITパスポートの試験会場は、全国47都道府県すべてにあり、試験も随時行われています。
- ITパスポート試験はCBTと呼ばれる方式で行われます。
- ITパスポートの試験の申し込みは、ウェブを使った簡単な3ステップです。
- 試験の持ち物は「確認票」と「本人確認書類」の2つで、パスポートの試験当日の流れを確認しましょう。
- ITパスポートに合格するには、通信講座のような対策講座を受ける方法がおすすめです。
ITパスポートの試験会場は?
ITパスポートとは、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施している資格試験であり、資格を取得することで、ITに関する幅広い基礎的な知識を証明できます。
ビジネスシーンや日常生活でインターネットが必要不可欠になった現代では、ネットワークやセキュリティなどを含めたITに関する知識の有無が重要になっています。
資格取得の需要が高まっているITパスポートの試験会場は、全国47都道府県すべてに設置されており、試験も随時行われています。
同じ都道府県で複数の試験会場が設けられている地域もあり、居住地以外の都道府県で受験することも可能です。
また、会場によっては、月に複数回試験が行われる場所や、月末に試験が行われる地域もあります。
しかし、多くの会場では、午前と午後の2回、または、1日3回の枠で試験が行われています。
年に1回、限られた地域でしか行われない他の資格試験に比べると、気軽に受験できるため、多くの人にとって挑戦しやすい資格と言えるでしょう。
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ITパスポート試験はCBT方式
ITパスポート試験は、CBTと呼ばれる方式で行われます。
CBTとは「Computer Based Testing」の略です。ITパスポート試験では、コンピューターを使って行われる試験方式が採用されており、パソコン画面に表示された問題に従って、マウスまたはキーボードで答えを選択します。
ITパスポート試験の質問数は全部で100問あり、すべての設問が四肢択一で出題されます。
記述式の問題はないので、わからない問題があっても、すべて何らかの回答を選んで回答欄を埋めておくのがいいでしょう。
ITパスポート試験の申し込み方法

実際にITパスポート試験を受けたい際には、どのようにして申し込めばいいのでしょうか?
ITパスポート試験の申し込み方法は、ウェブを使った簡単な3ステップで完了します。
まず、専用サイトで利用者IDを登録し、次にマイページにログインして受験の申し込み手続きを行い、最後に試験会場と日時を選択します。
次の章より、それぞれのステップについて詳しくみてみましょう。
参考:ITパスポート試験 - 独立行政法人情報処理推進機構
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手順①:利用者IDを登録する
ITパスポート試験の申し込みは専用サイトで行います。
専用サイトにアクセスすると、申し込み方法と手順、申し込み前に確認すべき事項などが案内されていますので、それらをチェックしましょう。
問題なければ「受験申し込み」のボタンをクリックののち、利用者IDを登録してパスワードを設定します。
すでに利用者IDを持っている場合は、そのIDでログインしましょう。
受験してから1年以上が経っている場合は、新たに利用者IDの登録を行う必要があります。
手順②:試験会場や日時を選び申し込む
①で登録した利用者IDとパスワードを使って、ITパスポート試験の専用サイトにログインします。
その上で、受験申し込みを選択して実際の手続きを進めます。
受験の申し込みに進んだら、都道府県を選択して会場と受験日時を選びます。
会場の空き具合を見ながら、希望する会場と試験の日時を調整してください。
手順③:受験料の支払いをする
試験会場と日時を選択したら、次は受験料の支払いを行います。
受験料は7,500円(税込)です。
クレジットカードのほか、コンビニ、バウチャーでの支払いが可能です。
この3つの方法のなかから希望のものを選択して、支払い手続きを済ませましょう。
なお、コンビニ払いの場合は、別途、払込手数料187円が必要です。
支払い方法と手続きを行うタイミングによって、予約できる試験の日時も変わるため、ご注意ください。
手順④:確認表をダウンロードする
①から③までの手順を終えると、登録したメールアドレスに「確認票」発行の連絡が届きます。
この確認票が試験日当日に必要となるため、ダウンロードののち印刷を行い、保管しておきましょう。
ITパスポート試験当日の流れ
ここからは、ITパスポートの試験当日の流れを確認していきます。
試験当日は誰でも緊張するものですから、あらかじめどのような流れで試験が行われるのか把握しておくと、焦ったり不安に感じたりすることも少なくなるでしょう。
また、試験会場までの行き方や駅からの経路などを事前に確認して、道に迷ったり電車を乗り間違えたりしないように注意してください。
余裕をもって試験会場に到着できるようにしましょう。
当日の流れ①:試験会場で受付をする
試験会場に着いたら、まず受付に向かいます。
試験開始時間の30分前から開場となり、受付も行われます。 受付では、事前にダウンロードしておいた確認票と本人確認書類を提示します。
もし、確認票を事前にダウンロードして印刷できなかった場合は、受験番号と利用者ID、確認コードをメモで控えておき、受付でそれらの情報を専用の用紙に記入します。
これで受付は完了です。
受付を終えると、指定された会場の席に座ります。
机の上には、スマホや時計を置くことはできませんから、カバンの中かロッカーにしまいましょう。
時間の確認は、机に設置されているパソコンのディスプレイで行います。
そのパソコンは、試験を受ける際にも使用します。 机のパソコンに利用者IDと受験者番号、確認コードを使ってログインして、試験開始を待ちます。
机には受験者注意説明書が置かれているので、試験開始の時間までそれを見ておくといいでしょう。 なお、遅刻した場合、試験時間内であれば入室して試験を受けることができます。
しかし、どんな理由であっても、試験終了時刻を延ばすことはできません。 開始が遅れた場合、試験時間が短くなりますので注意してください。
当日の流れ②:120分間の試験を受験する
試験開始の1分前になると、パソコンのディスプレイに試験開始の案内が表示されます。
試験時間になると、ディスプレイ上に質問が表示されるので、それに回答していきます。
試験時間は120分です。
もし120分より早く試験が終わった場合は、途中で退室することもできます。
当日の流れ③:試験結果を確認する
CBT方式で行われるITパスポート試験は、120分の試験時間終了後、その場で試験結果がわかります。
試験時間が終了すると、パソコンのディスプレイが自動的に採点の画面になるので「解答終了」のボタンをクリックすると、採点が自動的に開始されます。
この採点結果は、試験終了後にITパスポート試験の公式サイトからも確認できます。また、ダウンロードも可能です。
なお、ITパスポート試験の合格ラインは、各カテゴリごとに30%以上、合計で60%以上です。
正式な合格発表は試験の翌月中旬頃になりますが、事前に試験結果を確認できるのが特徴です。
ITパスポート試験当日の持ち物
ITパスポート試験当日の持ち物は、「確認票」と「本人確認書類」の2つです。
確認票は受験の申し込みを行い、受験料の支払いを終えたときにメールで案内されるものなので、そのときにダウンロードして印刷しておきましょう。
自宅にプリンターがなくても、コンビニのプリントサービス等を利用して印刷しておくのがおすすめです。
もし印刷できない場合は、受験番号と利用者ID、確認コードをメモにひかえておけば大丈夫です。
本人確認書類については、運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど、顔写真付きの証明書が必要です。
この2つの持ち物を忘れた場合は、試験を受験できない可能性がありますから、必ず携帯するようにしましょう。
ITパスポート試験当日までにやるべきこと
ITパスポート試験では、パソコンを使ったCBT方式が採用されています。
パソコンに慣れていない場合、操作に迷って時間をロスしかねません。
ITパスポートの公式サイトで、CBT方式の試験を体験できるので、試験当日にどのような画面が表示されるのか、どのように回答するのかなど、実際に確認して慣れておくといいでしょう。
また、当然のことですが、試験当日の持ち物は前日までにきちんと確認して準備しておくのが鉄則です。
当日に慌てて準備すると、忘れ物をしたり、試験開始時間の直前に会場に到着するなど、焦ったりすることになりかねません。
せっかく勉強してきたにもかかわらず、当日に実力を発揮できない、あるいは、受験できなくならないように注意しましょう。
また、試験会場までの行き方を確認し、台風や大雨、雪などの天候が予測される場合、交通機関が遅れる可能性があるため、早めに自宅を出発するといった心がけが大切です。
ITパスポート試験の効果的な勉強方法は?
ITパスポート試験は、IT関連の資格のなかでも基本的なことを問う入門編のような試験です。
合格に必要な勉強時間は、1か月から2か月程度と言われています。
対策講座を利用すれば、80時間程度の勉強時間で合格を目指すことができるでしょう。
専門的な知識よりも、ITに関する基礎的な知識が問われるため、合格率が低い難しい試験ではありません。しかし、確実に合格を目指す効果的な勉強方法は、通信教育などで対策講座を受講する方法です。
合格のためのポイントを押さえることで、短期間で試験対策を行うことができるので、仕事や学業を行いながら資格試験合格を目指すことが可能になります。
また、テキストや動画を使って学んだうえで、身につけた知識を実際に利用した「アウトプット」の時間を設けると、自身のレベルを確認できます。
さらに、通信講座などで手に入る過去問を多く解いておくのもおすすめです。
出題の形式に慣れて、どのような時間配分で解いていけばいいのかがわかるようになるので、大いに過去問にチャレンジしてみてください。
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ITパスポート最短合格なら通信講座がベスト
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通勤、通学の時間を利用したり、ちょっとしたスキマ時間を活用することも可能です。
また、専門学校などに通学する場合、授業料がかかるうえ交通費も必要ですが、通信講座であれば、受講料がリーズナブルであることに加え、それ以外の費用が必要ありません。
さらに、市販の参考書を使った独学では、わからないところがあった場合、自分でその答えを見つけ出さなければなりませんが、通信講座ならサポート体制が万全なので、すぐに疑問点を解決できます。
不明点をそのままにするのではなく、一つひとつの疑問を解決しながら進んでいけるので、学んだ知識が自分の“身”になっていくでしょう。
通信講座ならではの充実したサポート体制があることは、きっと心強い存在になるはずです。
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試験会場は日本全国の都道府県に設置されており、試験も随時行われていますから、1年に1度しか試験が行われない他の資格試験に比べると、気軽に受験を考えられるはずです。
当記事で、試験の申し込み方法や当日の流れをチェックして、通信講座で効率的に学習をしながら、ぜひ合格を目指してみませんか?
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對馬敬広(つしま たかひろ)
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【出身】青森県
【経歴】弘前大学理工学部卒。基本情報技術者、甲種危険物取扱者等の資格を保有。
【趣味】料理、筋トレ
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