ITパスポート試験に最短合格する勉強方法は?勉強期間や教材も紹介

更新日:2024年1月8日

ITパスポート試験に最短合格する勉強方法は?学習計画の立て方も!

あらゆる業界でインターネットの活用やIoT化が加速している昨今、ITに関する知識は必要不可欠と言えるでしょう。

そのような中で注目を集めているのが、ITパスポートです。

ITパスポートとは、IT情報の取り扱いに関する基礎的な知識を持っていることを証明する資格です。

情報処理技術者試験のひとつの区分で、もっとも平易な位置にあるため、まずは独学で合格を目指そうと考える方も多いでしょう。

しかし、ITパスポートの合格に必要な勉強時間は、およそ100時間もかかると言われています。

1日2時間の勉強時間を設定した場合、50日間程度で合格できる計算になります。

本記事では、ITパスポートに最短で合格するための勉強方法について解説します。

効率的に学習するための方法はもちろん、テキスト選びや勉強スケジュールの立て方についてなど、最短で合格するためのポイントについてご紹介します。

  • ITパスポートを独学で合格するためには、効率的に勉強することが大切です。
  • ITパスポートの試験では、全部で100問が出題されます。
  • ITパスポートの試験に合格するために必要な勉強時間は約100時間です。
  • ITパスポートのおすすめの勉強方法は通信講座の利用です。
目次

ITパスポート試験とは?

ITパスポート試験は、ITに関する基礎知識を証明する国家資格で、情報処理技術者試験の一つです。 この試験は、ITを活用するすべての社会人や学生が習得したほうがいい基本的な知識の獲得を目的としており、初心者にも挑戦しやすいのが特徴です。

試験はCBT(Computer Based Testing)方式で行われ、通年受験が可能。全国の試験会場で、自分の都合に合わせて受験できます。 近年では、非IT系の職種や中堅社員の受験者が増加しており、ITリテラシー向上の需要が高まっていることがうかがえます。

企業に務める社会人がITスキルをブラッシュアップする、または、学生がITスキルを身につけるための第一歩として、ITパスポート試験が大いに活用されています。

関連記事:
ITパスポート試験とは?試験概要からメリットや難易度、勉強法まで解説

ITパスポート試験は独学で合格できる?

ITパスポート試験は、独学でも十分合格が可能な試験です。 試験範囲は広いものの、難易度はそれほど高くなく、市販の参考書や過去問の活用、通信教育を受講して効率よく学習すれば合格を目指せます。

特に、試験の出題傾向を把握し、重点的に学習することが効率的な勉強方法と言えるでしょう。 独学のメリットとして、学習費用を抑えられる点や、自分のペースで学べる点が挙げられます。

忙しい社会人でも、スキマ時間を活用して学習を進めることができるのも魅力です。 ただし、通信教育以外の独学の場合、疑問点を解決するために自ら調べる必要があります。 また、学習計画やモチベーションの管理も重要になります。

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ITパスポートは独学で合格できる?初心者必見!効率的な勉強方法も

ITパスポート試験最短合格のための効率的な勉強方法

ITパスポート試験は、IT関連の基本的な知識を問うもので、IT関連の資格のなかでも入門的な存在です。

そのため、参考書などを見ながら独学で合格を目指そうと考える方も少なくありません。

ただし、ITパスポートを独学で合格するためには、効率的に勉強することが大切です。

そのための勉強方法のコツとは、どのようなものなのでしょうか? これから解説していきましょう。

関連記事:
ITパスポート試験とはどんな資格か?試験日などの基本情報や難易度を解説

最短合格のための学習計画を立てる

まずは試験日までの学習計画を立てましょう。

ITパスポート試験は、CBT方式を採用しているので、受験者が希望する日時で受けられます。

自分が受ける試験日を決めたら、そこから逆算して1日にどの程度の勉強を行うべきか計算しましょう。

短時間での勉強をコツコツ積み上げていきたいタイプの方なら、週末をのぞいた平日は、毎日試験勉強時間を確保しましょう。

一方、平日は仕事や学校で忙しい方なら、週末にまとめて勉強時間をつくり、試験日までの学習計画を立てるといいでしょう。

合格のために割くべき必要な勉強時間については、後述しますので、ぜひ当記事を読み進めてください。

参考書を使ってインプットする

学習計画を立てたら、参考書をもとに情報をインプットすることから始めましょう。

参考書を順に読み進め、ITパスポート試験に必要な知識を学んでいきます。

参考書を選ぶときは、できるだけイラストや図が多く使われているものがおすすめです。

そのような参考書を使って勉強することで、視覚的にも理解しやすくなり、知識がしっかりと定着しやすくなります。

重要な部分には、マーカーや色ペンを引いたりするとよりわかりやすくなるでしょう。

過去問を使ってアウトプットする

参考書を一通り読み進めることができたら、次はアウトプットする時間を持ちましょう。

情報を詰め込む(インプット)だけでは、知識がきちんと身についたとはいえません。

新しく学んだ知識をアウトプットすることではじめて、知識をより定着させ、理解を深めていくことができます。

アウトプットの最適な方法として、ぜひ、ITパスポートの過去問にチャレンジしましょう。

どのような問題が出されるのか傾向を知ることができるうえ、出題形式に慣れることも可能なので、過去問を通して自分の得意なジャンルはもちろん、苦手な分野を発見することもできます。

苦手な分野があれば、参考書の該当部分を再確認してみるといいでしょう。

ITパスポート試験と同じような形式で過去問にチャレンジできるサイトもあるので、それらを利用してもいいですね。

インプットとアウトプットのバランスは、7:3を目安にするのがおすすめです。

近年におけるITパスポート試験の出題傾向

ITパスポートの試験では、全部で100問が出題されます。

そのうち、主に以下の3つの分野からそれぞれ出題されます。

  • ストラテジ系(経営全般)35問程度
  • マネジメント系(IT管理)20問程度
  • テクノロジ系IT(技術)45問程度

合格基準は、1000点満点のうち600点以上を取ることです。

かつ、それぞれの分野別評価点でも300点以上を取らなければなりません。

ITパスポートでは過去問と同じ問題が出題されるのは全体の2割ほどで、残りは過去問と似たような別の問題です。

そのような出題傾向を考えると、過去問に何度もチャレンジして、過去問の8割ほどを正解できるようになれば、合格できる可能性が高くなるでしょう。

また、5G、IoT、ブロックチェーンといった、IT関連の新しい技術に関する出題もされやすいです。

日頃から社会のニュースにもアンテナを張り、IT関連の最新情報もチェックしておくことをおすすめします。

さらに、ITパスポート試験は、CBTと呼ばれるパソコンを使った形式が採用されています。

すべて四肢択一形式のため、もしわからない問題があったとしても、空欄で終わらせるのではなく、いずれかの選択肢を選んで回答した方が合格に近づきやすくなります。

最後まであきらめずにチャレンジしましょう。

試験の難易度については、以下の記事をご確認ください。

関連記事:
ITパスポートの難易度は?合格率や必要な勉強時間、勉強法を解説

ITパスポート試験に必要な勉強時間とは?

ITパスポート試験に合格するためのコツと最近の出題傾向を把握したら、次は試験当日までに向けた勉強時間の配分について考えてみましょう。

ITパスポート試験に合格するために必要な勉強時間は、100時間と言われています。

これは、IT関連の基本的な知識を持っていない初学者の方の勉強時間の目安です。

しっかり集中して勉強することを条件とし、1日2時間の勉強を50日間続けることで、合格できるラインに到達できる見込みです。

IT関連の基礎知識がある方なら、合格に必要な勉強時間は100時間よりも少なくなり、およそ80時間を目安にするといいでしょう。

この勉強時間を目安にして、例えば下記のように時間配分を考えていきましょう。

参考書を使った勉強(60時間)4~5週間

まず、もっとも時間をかけて行うべきことは、参考書を読み込んでいく勉強です。

一度読んだだけですべての知識を吸収することは難しいので、最初のうちはさらっと理解できる程度でも構いません。

時間があるときに、とくに理解しにくい部分について繰り返し読んでみましょう。

過去問を使った勉強(20時間)10日間

参考書で知識をインプットしたら、次は過去問に挑戦しましょう。

参考書を読んだときには「わかった」と思っていても、実際に過去問を解いてみると、疑問が生まれたり、わからなくなったりすることもあるはずです。

過去問を繰り返し解くことで、参考書での勉強の理解を深めていきましょう。

過去問の間違えた部分・苦手分野の再復習(20時間)10日間

試験直前には、これまでの過去問で間違えたところや苦手分野について、参考書を改めて読み返したり、再復習の時間を設けましょう。

必要な勉強時間については、より詳細に記載されている以下の記事をご確認ください。

関連記事:
ITパスポート試験に合格するための勉強時間は?取得するメリットや勉強方法も

ITパスポート合格までの学習モデル

ITパスポート試験に最短合格する勉強方法は?学習計画の立て方も!

先に紹介した時間配分をもとに、さらに具体的な学習モデルを見ていきましょう。

ITパスポート試験合格のために必要な100時間の勉強時間は、1日2時間勉強する場合、ちょうど2か月間で消化できます。

その2か月間をどうやって学習していくべきか、さらに詳しく解説していきます。

【学習モデル例】学習初日

まず初日に行うのは、学習計画を立てることです。

何も計画をしていない方の場合、ただ漫然と参考書を読み始めてしまうかもしれません。

しかし、それでは効率的に合格へ近づけるとは言えません。

限られた時間を使って効率的に勉強して、確実に合格するためには、最初に学習計画をきちんと立てることが先決です。

先にご紹介したとおり、合格に必要な勉強時間と試験日までの日数を考えてスケジューリングしましょう。

合格した人の勉強計画を参考に見てみるのもおすすめです。

勉強計画の大筋を立てることが、初日に行うべきことです。

初日に立てる学習計画が合否を分けることを肝に銘じましょう。

試験日については、より詳細に記載されている以下の記事をご確認ください。

関連記事:
ITパスポートの試験日はいつ?受験資格や試験の基本概要を解説

【学習モデル例】1日目~2週間

初日に学習計画を立てたら、いよいよ本格的な学習をスタートさせましょう。

とは言っても、肩ひじを張る必要はなく、気軽な気持ちで参考書を読み進めるところから始めるので構いません。

わからない部分や疑問点があったとしても、あまり固執せず、時間をかけずに読み進めてみましょう。

このとき、参考書によく出てくる単語があったら、その意味について理解しておきましょう。

また、ITパスポートの試験によく出る用語集などの参考書を活用するのもおすすめです。

その中に知らない単語があったら、その意味について理解して覚えていきましょう。

【学習モデル例】2週間~3週間

参考書を一通り読んだら、次はもう一度、しっかりと参考書を読み込んでいきましょう。

1度目に読んだときは「なんとなくわかった」程度だった内容が、2度目に読み進めると、前回よりも理解できていることを実感できるはずです。

知らなかった用語について、その意味を知っていれば、参考書を読んだときの理解度もぐっと深くなるでしょう。

繰り返し参考書を読むこと、そして、読解の回数を重ねるほど、知識の解像度が高められます。

わからない用語に出会ったら、そこで改めて意味を調べて、理解していくといいでしょう。

【学習モデル例】3週間~4週間

参考書を読み込んでいくステップが終わったら、次は過去問を解いていく段階に進みましょう。

最初から、実際の試験問題と同じように120分の時間をかけて解いていく必要はありません。

ジャンルごとに過去問にチャレンジして、正解できるまで繰り返しましょう。

過去問を解くときに大切なのが、わからなかったり間違えたりした問題をそのままにしないことです。

正解を確認して、その正解について理解し、納得することで、次に同じような問題に出会ったときに正しい回答を選べるようになります。

ぜひ過去問の解説もしっかり確認して、わからない部分があれば参考書の該当部分を繰り返し読んでみましょう。

【学習モデル例】4週間~5週間

過去問を分野別に解いていったら、次は試験本番と同じように120分の時間をかけて過去問にチャレンジしましょう。

これによって、実際の試験を想定した時間配分なども考えながら、時間軸に慣れていきましょう。

これまで過去問に挑戦したときと同じように、間違えたところは解説を読んだり、参考書を読み返したりして正解について確認しましょう。

間違えてしまった問題は、翌日に再び挑戦してみる方法もおすすめです。

もし2回チャレンジしても正解できなかった問題があれば、マークをつけて、試験直前に繰り返し復習するときに役立てましょう。

【学習モデル例】試験直前

試験直前は、これまで学習してきたことの総復習の時間に充ててください。

過去問で繰り返し間違えてしまった問題に再びチャレンジして、正解を確認したり、自分の苦手な分野について過去問を繰り返し解いたりして、自身の弱点を補う時間にしてください。

また、ITパスポート試験では、新しいIT用語がたくさん出てくるため、それらの意味を調べて確認したり、最新のIT関連のニュースをチェックする時間にしてもいいでしょう。

ITパスポート試験合格に使うべき教材

ITパスポート試験に関する参考書は、さまざまなものが販売されています。

そのなかでもおすすめしたいのが、通信講座の「フォーサイト」のITパスポート試験向けテキストです。

このテキストを利用してITパスポート試験に合格した20代の女性は、「ITは全くの未経験だったけれど、フォーサイトのテキストと動画を利用」しました。

テキストと動画は1周流して、2周目は動画を見ながらテキストのポイント部分に線を引いて、さらに詳しく知りたい部分は余白に書き込んだりしていったそうです。

「本屋で教材を見てみたのですが、なかなか頭に入ってこなかったんです。フォーサイトのテキストは、フルカラーでイラストも多く、動画でも補足してくれるのでとてもわかりやすかった」と話しています。

ぜひ、いくつかの参考書を目にしてみて、自分が理解しやすいものや勉強しやすそうなものを選びましょう。

ITパスポート最短合格なら通信講座がベスト

先にご紹介した合格者のように、ITパスポートのおすすめの勉強方法は通信講座の利用です。

通信講座の優位なポイントとして、自分のペースで勉強できることが挙げられます。

例えば、通勤電車の中や仕事先の昼休み、家事の合間などのわずかな時間を使って勉強を進められます。

仕事をしている方でも、育児や家事で忙しい方でも、資格取得のための大きな一歩を踏み出すことができます。

また、通信講座は、経済的にお得なところも最大のメリットです。

スクールに通う場合、授業料と交通費がかかりますが、通信講座は授業料がお手頃な価格に設定されているため、経済的な負担が小さくて済みます。

おまけに、市販の教材を使って独学する場合は、わからないことがあったときに自分で答えを探し出すしかありません。

しかし、手厚い学習サポート体制がある通信講座の場合は、講師などから質問に答えてもらえるため、高いやる気が維持されやすいでしょう。

勉強の途中で「この勉強方法で本当に合格できるのかな?」と不安を感じたりすることもないはずです。

フォーサイトのITパスポート通信講座の特徴

通信講座にはいくつか種類がありますが、ここでご紹介したいのは、業界屈指の合格率を誇る「フォーサイト」です。

フォーサイトは、ITパスポートをはじめ、さまざまな資格試験の勉強をサポートしてくれる通信講座です。

しかも、数多くの合格者を長期的に輩出し続けています。

その高い合格率の秘密は、利用者満足度が高く人気の参考書やテキストです。

最短合格に向けて効率的に勉強できるように組まれたカリキュラムに沿って、フルカラーでまとめられたテキストは、試験に出るポイントがわかりやすくなるよう、カラー分けして作られています。

また、イラストも多く掲載され、視覚的観点からも理解を深めてくれます。

通信講座を体感するなら資料請求しよう!

ここでご紹介した通信講座の「フォーサイト」に興味を持ったら、ぜひ資料請求を行ってみませんか?

資料請求は無料でできるので、通信講座での勉強に半信半疑の方や、過去に通信講座を受けてみたけれどうまくいかなかった方などにもおすすめです。

フォーサイトの資料請求は、無料とは思えないほど、とにかくお得なのです。

サンプルテキストと問題集がオンラインで無料で見ることができ、フォーサイト自慢のテキストを実際に目で見て確認できます。

そのため、自分で勉強するときのイメージがわきやすくなるはずです。

ぜひ一度試してみてください。絶対に損はないことをお約束します。

IT関連資格の入門・ITパスポート合格を目指そう

ITパスポートは、これからの時代に必要不可欠なIT関連の知識を証明できる資格であり、IT関連の資格の入門編といえる存在です。

ITの知識がない方でも、100時間を目安に勉強時間を確保して学ぶことで、合格が可能になるでしょう。

そのためには、事前に学習計画を立てて、効果的なテキストを使って勉強する必要があります。

フォーサイトの通信講座で効果的に学びながら、ITパスポート試験の合格を目指していきませんか?

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この記事の監修者は
對馬敬広(つしま たかひろ)

圧倒的成長、ここからスタート!
【出身】青森県
【経歴】弘前大学理工学部卒。基本情報技術者、甲種危険物取扱者等の資格を保有。
【趣味】料理、筋トレ
【座右の銘】不撓不屈
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