容積率とは？｜わかりやすく宅建・宅地建物取引士の解説

建築物の延面積の敷地面積に対する割合を言います。<blockquote>例）3階建てなら延面積の総面積の総合計（1階+2階+3階）の敷地面積に対する割合です。</blockquote><figure class="image"><img style="aspect-ratio:660/180;" src="https://storage.googleapis.com/mcs-fs-pro-strapi-uploads-clone202504111055/floor-area-ratio/yousekiritu-1738810925961-302211573.jpg" alt="容積率計算式" srcset="https://storage.googleapis.com/mcs-fs-pro-strapi-uploads-clone202504111055/thumbnail_yousekiritu-1738810925944-267397972.jpg 245w,https://storage.googleapis.com/mcs-fs-pro-strapi-uploads-clone202504111055/small_yousekiritu-1738810925944-542656954.jpg 500w," sizes="100vw" width="660" height="180"></figure><figure class="image"><img style="aspect-ratio:700/477;" src="https://storage.googleapis.com/mcs-fs-pro-strapi-uploads-clone202504111055/floor-area-ratio/img_03-1738810926269-140196148.png" alt="容積率の例" srcset="https://storage.googleapis.com/mcs-fs-pro-strapi-uploads-clone202504111055/thumbnail_img_03-1738810926263-726576723.png 229w,https://storage.googleapis.com/mcs-fs-pro-strapi-uploads-clone202504111055/small_img_03-1738810926264-495893233.png 500w," sizes="100vw" width="700" height="477"></figure>

容積率とは

地域別の容積率

<figure class="table"><table><tbody><tr><td>&nbsp;</td><td>a.容積率</td><td>b.前面道路の幅員が12ｍ未満である場合</td></tr><tr><td>住居系</td><td rowspan="3"><ul><li>都市計画法で定めます</li><li>実際の試験では問題文に数値が書かれています</li></ul></td><td>前面不道路の幅員のｍの数値に4/10を乗じた数値</td></tr><tr><td>商業系</td><td rowspan="2">前面道路の幅員のｍの数値に6/10を乗じた数値</td></tr><tr><td>工業系</td></tr></tbody></table></figure>注意点<ol><li>aとbを比べて小さい方が容積率となります。 &nbsp;</li><li>前面道路の幅員が12ｍ以上ならaが基準となります。 &nbsp;</li><li>前面道路が複数のとき、その中で最大幅がbの基準となります。 &nbsp;</li><li>都市計画区域かつ準都市計画区域以外では、原則として容積率の制限はありません。 &nbsp;</li><li>都市計画区域および準都市計画区域であれば用途地域の指定のない区域でも容積率の制限の適用があります。特定行政庁が都道府県都市計画審議会の議を経て指定する区域内の建築物については、以下の数値を選択することもできます。 ・第一種・第二種中高層住居専用地域、第一種・第二種住居地域、準住居地域内の建築物については、6/10。 ・その他の建築物については4/10または8/10。</li></ol>

建物の容積を制限することによって、収容人口を規制し、交通手段の確保や道路・公園・上下水道などの整備を計画的・効率的に行います。<ul><li>地域によって人口を規制する→aの基準</li><li>道路との関係で人口を規制する→bの基準</li></ul>

なぜ容積率を定めるのか？

<ol><li>建ぺい率・容積率…加重平均 &nbsp;</li><li>用途規制…敷地の過半に属する地域の規制 &nbsp;</li><li>防火・準防火規制…厳しい地域の規制</li></ol><figure class="image"><img style="aspect-ratio:700/400;" src="https://storage.googleapis.com/mcs-fs-pro-strapi-uploads-clone202504111055/floor-area-ratio/img_04-1738810926243-742583291.png" alt="地域がまたがる場合の考え方" srcset="https://storage.googleapis.com/mcs-fs-pro-strapi-uploads-clone202504111055/thumbnail_img_04-1738810926238-32332497.png 245w,https://storage.googleapis.com/mcs-fs-pro-strapi-uploads-clone202504111055/small_img_04-1738810926239-505621525.png 500w," sizes="100vw" width="700" height="400"></figure>

地域がまたがる場合の考え方

<figure class="table" style="width:100%;"><table class="ck-table-resized"><colgroup><col style="width:56.46%;"><col style="width:43.54%;"></colgroup><tbody><tr><td>●住宅等地下室 地下室（天井が地盤面から1ｍ以下のものに限る）で住宅又は老人ホーム等に供する部分の床面積について</td><td>⇒当該建築物の住宅または老人ホーム等に供する部分の床面積の1/3を限度として延面積に算入しない。</td></tr><tr><td>●エレベーターの昇降路 エレベーターの昇降路の部分の床面積●共同住宅または老人ホーム等 共同住宅または老人ホーム等の共用の廊下・階段の床面積</td><td>⇒延面積に算入しない</td></tr><tr><td>●周囲に広い空き地がある場合 周囲に広い公園などがある建築物で、特定行政庁が交通上、安全上、防火上、衛生上支障がないと認めて建築審査会の同意を得て許可したもの</td><td>⇒その許可の範囲内で容積率の限度が緩和される</td></tr></tbody></table></figure>

容積率の特例

 teacher-kubota.png

窪田義幸（くぼた よしゆき）

″栄光を掴む″ための講義、″強い意欲″を持ち続けるための講義をめざします【出身】愛知県&nbsp; 【経歴】立命館大学文学部卒。宅建・マンション管理士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士。&nbsp; 【趣味】神社仏閣巡り&nbsp; 【受験歴】1999年宅建試験受験、合格&nbsp; 【講師歴】2001年よりフォーサイト宅建講座講師スタート&nbsp; 【刊行書籍】3ヵ月で宅建 本当は教えたくない究極の宅建合格メソッド (最短合格シリーズ)&nbsp; 【座右の銘】雨垂れ石を穿つ

累計受講者数40万人、圧倒的な合格実績のフォーサイトは、考え抜かれた豊富な教材をリーズナブルに提供し、効率よく合格をサポートします。