簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

皆さん、こんにちは。 
簿記講座担当の小野です。
エアコンで体調が崩れやすくなる時期ですが、うまいこと調整しましょうね。

やはりというべきか、そうなの?と反応すべきか、面白い調査結果が発表されました。
アメリカのギャラップという人材コンサル会社が139カ国にわたって行った調査によると、
日本では「熱意あふれる社員」の割合が6%しかおらず、139カ国中132位だったそうです。
また、「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」の割合は24%、「やる気のない社員」は70%だったそうです。

一方で、米国は32%の社員が「熱意あふれる社員」であり、「日本企業は変わらなければマズイよ」的な報道がなされていました(5/26日経新聞朝刊)。
このように言われると皆さんはどう思いますか?

これに対していろいろな意見が出てきそうですよね。
「バブル崩壊後、企業はやりたい放題だったでしょ? 人をバッサリ切ることもあったり。そりゃ、やる気なんて出るわけないよ。」
という声が最も聞こえてきそうです。調査の仕方も気になりますね。

このような回答がでてくるということは従業員本人に聞いたわけではなく、上司に「部下の状況はどうですか?」
と聞いているはずです。
だって、自分で自分のことを「やる気のない社員」と申告する社員が70%になったりすることはないでしょうし、
「周囲に不満をまき散らしている社員」が自分のことをそのように認識できるはずはないですから。

とすれば、この数字は上司からみた部下の評価であり、上司のハンドリングの下手さ加減を部下に押しつけているといえるかもしれません。
あるいは部下自身にはやる気があっても、それが上司に伝わっていないだけかもしれません。
私自身も組織で働いていますが、同僚や部下の70%が「やる気のない社員」には見えないんですが・・・。

結局、やる気を定性的に計ることは難しいから、何ともいえないというところでしょうか。
もし、人材を固定資産の部に計上しなければならないのであれば、やる気のない社員は時価評価で評価損を出してしまう社員となるでしょうから、
簿記の学習をしている人にとって大切な論点になりますが、現時点では人材を会計処理する必要はありませんから、
「面白い調査だけど、なんともいえないよね。」ということにしておきましょう。

私は「熱意をあふれさせている」つもりですが・・・。上司はそう見てくれていない!?



小野正芳

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