中小企業診断士講座の講師ブログ

中小企業診断士2次試験対策③ 1次と2次の並走

みなさんこんにちは。
フォーサイト中小企業診断士講座、講師の小嶋です。

今回は1次合格までは1次に集中するべきか、2次の勉強もあらかじめ進めておくべきか、というテーマの記事になります。

まず、前提として1次に合格しなければ2次の受験資格は得られないこともあり、特に初受験の方については、多くの方が1次に合格してから2次の学習をスタートされており、かつそれで一発合格されている方も一定数いらっしゃいます。

しかし、これで合格される方は少なくとも、以下のいずれかの条件を予め満たしているように思います。
・事例Ⅰ~Ⅲについて、設問文の細部の表現を見逃さず、聞かれたことに対する回答を構成できるなど、一定の国語力を予めもっている
・事例Ⅳについて、財務・会計の基本的知識の枠組みで情報を処理するために、必要な設問の条件整理を行うことができる
(最初から高得点を取れるということではなく、これらの素養が前提としてあるために、合格ラインに乗るための時間が早くなります。)

2次は必要な時間が1次以上に読みにくい試験であるからこそ、少しでも手を付けることで感触を確かめたり、取り掛かる上での心理的ハードルを事前に下げておくだけでも、いざ1次合格となったときの、力になります。

2次にかかる時間が人によって異なる中で、1年間での完全合格を目指す場合は、1次合格前から2次の準備をはじめることをご一考ください。