基本情報技術者講座の講師ブログ

パスワードランキング

パスワードを破る手法として、古くから辞書攻撃(ディクショナリアタック)ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)などがあります。
これらのパスワードクラックへの対処法はパスワードを複雑化することが挙げられます。
ところが、実際には誕生日や氏名などの簡単に予想されるパスワードが使われることがよくあります。

Nord Securityというセキュリティ会社が世界のパスワードランキングを発表しました。
その1位のパスワードとは「123456」です。世界で1億300万回以上使われています。日本国内の1位は「password」でした。
やはり、覚えやすさや打ち込みやすさで単純なパスワードを使う人が多いみたいですね。

一般的に、大文字や小文字、数字、記号などを組み合わせること、12文字以上の長いパスワードを使用することが推奨されています。また、同じものを使いまわさないことやパスワードの定期更新も推奨されています。実際に、数か月ごとにパスワードを変更することを義務化している会社も増えてきました。

ところが、世の多くの人は使いやすいパスワードを使ってしまっているようです。
このような状況を考えると、今後は網膜認証や静脈認証などのバイオメトリクス認証などが一般化していくのかもしれません。

参考記事:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2111/19/news109.html