基本情報技術者講座の講師ブログ

ピエトロ社のクラウド導入事例

最近は一般の人も当たり前のようにクラウドコンピューティングを利用しています。クラウド利用自体は非常に手軽なものになりました。しかし、会社で利用している大規模なシステムを、通常業務に影響を与えずにクラウドへ移行することは非常に大変です。

今回は、ピエトロ社のクラウド移行事例を見てみましょう。
ドレッシングやパスタソースを製造販売している株式会社ピエトロは、90年代に自社サーバを導入しました。そして、途中からBCP(Business Continuity Plan)のために外部のデータセンターにサーバを移しました。
しかし、ソフトウェアアップデートやハードウェアメンテナンスに手間がかかるという問題が発生しました。そこで、2018年にAWS(Amazon Web Services)にシステムを移行することになったそうです。
生産管理、販売管理、顧客管理、資産管理、帳票に関するシステムやファイルサーバなどといった多くのシステムを移行する大規模なプロジェクトになりました。

その結果、当初の目的通り運用負荷を減らすことに成功。さらには、書類をデータで管理できるようになりペーパーレス化にもつながり、また、ビジネスインテリジェンス(BI)ツールも導入できました。

このように、クラウド移行は大規模になりがちですが、費用対効果は大きくなりやすいです。
クラウドを勉強するときは、実際の導入事例も参考にしてみてください。

参考記事:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2201/19/news047.html