基本情報技術者講座の講師ブログ

ITシステムのアズ・ア・サービス化に関する実態調査

日経クロステックが『ITシステムのアズ・ア・サービス化に関する実態調査』を行いました。
その結果、自社内に情報システムを保有しサーバーを運用するオンプレミス形態にもクラウドサービスにも課題があることが浮き彫りになりました。

「現在のITインフラ調達と管理において、直面している主な課題」についての問いに対し、多くの回答者が「ITを取り巻く環境の変化に対して機敏な動きを取れない」「ITインフラ管理が煩雑」などの課題を挙げていました。
これらは、オンプレミス環境で直面している課題だと考えられます。IT機器の管理が煩雑であるため、変化に対応できなくなっているようですね。

また、「パブリッククラウドの調達と管理に関する課題」に関する回答は、「セキュリティとデータ保護、保存」「運用コストを予測するのが困難」などが挙がっています。
オンプレミス環境からクラウドに移行すると、IT機器の管理からは解放されます。しかし、その代わり、セキュリティ面や運用コストなどの管理に負荷がかかっているようですね。

BCP(Business Continuity Plan)やコスト削減などの観点から、至るところでクラウド移行が推奨されています。
しかし、オンプレミスとクラウドのどちらが優れているかではなく、その会社が抱えている課題に対してどちらがより適切かを判断していかなくてはなりません。
適切な判断ができるように、日々勉強していかないといけないですね。

参考記事:https://special.nikkeibp.co.jp/atclh/NXT/22/delltechnologies0131/