最近では、スマホには指紋認証や顔認証機能がついているのが当たり前になりました。
会社のサーバールームもカード認証が必要ですし、データセンターの入館には静脈認証が必要です。認証機能は、今や社会に必須のシステムです。
世の中には色々な認証機能がありますが、なんと歯ぎしり音での認証機能が誕生しました。
歯の大きさや並びは一人一人異なります。そのため、歯ぎしりで発する音も一人一人異なることになります。
そこに注目して、アメリカの大学の研究チームが歯ぎしりによる個人認証を開発しました。
実際に25人の被験者を対象に実験を行ったところ、1つの歯の音で最大95％の認証精度を達成できたそうです。
この認証方式はイヤフォン経由で音を拾うので、両手が使えなくても認証できるという強みがあります。また、音声によるパスワードとは異なり、歯ぎしりは目立たないためプライバシーも保護できます。さらに、この認証方式は、指紋や顔認証や声紋認証などの従来のバイオメトリクスよりもなりすまし攻撃に強いです。
今後は歯ぎしりが認証の定番になるかもしれませんね。
参考記事：https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2207/25/news054.html
