基本情報技術者講座の講師ブログ

排他的論理和の例

排他的論理和という名前だけ聞くと非常に難しそうですが、意外とシンプルです。
「2つの真偽が異なれば真となり、それ以外は偽となる」のが排他的論理和です。いまいちピンと来ないので、具体例を挙げます。

たとえば、英語のテストと数学のテストがあります。
このどちらか一方だけが合格したときだけ真になる、のが排他的論理和です。
真と偽の組み合わせは以下のようになります。

英語は合格、数学も合格→偽
英語は合格、数学は不合格→真
英語は不合格、数学は合格→真
英語は不合格、数学も不合格→偽

排他的論理和の「排他」は「他を排する」ということです。
一方は真であれば、他を排するのでもう一方は偽になるということですね。

排他的論理和は、暗号化などで使われます。
ITの世界では必要不可欠なものなので、きちんと理解しておきましょう。