基本情報技術者講座の講師ブログ

サラミ法

サラミ法とは、コンピュータ犯罪の一つです。
名前だけ聞くと美味しそうですが、人の思考の隙を突いた手の込んだ手口です。
サラミ法は、銀行口座などの多額の資産から、不正行為が表面化しない程度に少しずつ搾取することです。
少額ずつ抜き取ることで、発覚を遅らせる効果があります。
実際、クレジットカードの明細や銀行口座の記帳などを確認しない人は多いのではないでしょうか。

私の知り合いにも、このサラミ法の被害にあった人がいます。その人は、銀行から連絡があり被害が発覚しました。
最近では、AIが口座の動きを監視し、不正な使用をチェックしてくれます。
そして、不正使用が疑われる場合には、利用者に連絡をくれます。

コンピュータ犯罪はいたちごっこです。
どんなに解決策を考えても、新しい手法の犯罪が生まれます。
アンテナをはり、常に新しい手法の情報を仕入れ、警戒するようにしましょう。