基本情報技術者講座の講師ブログ

相関係数

2つの項目の関連度合いを示す値を相関係数といいます。相関係数を正確に理解しようとすると、共分散や標準偏差などの説明からしなくてはなりません。
しかし、基本情報ではそこまでの理解は求められていません。相関係数の見方が分かっていれば大丈夫です。

相関係数は、-1から1の値で表現します。1に近いほど正の相関があり、-1に近いほど負の相関があります。0に近いほど相関がないということになります。表にまとめると以下のような基準になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相関係数が-0.9と-0.7ならば、-0.9の方が強い負の相関があります。

たとえば、勉強時間と成績の調査を行い、相関係数を調べました。その結果、相関係数が0.9ならば強い正の相関があるということが判明し、勉強時間と成績に関連性があったということになります。一方で、調査の結果、相関係数が0.1ならば勉強時間と成績に相関関係はなかったと判断されます。

相関係数の見方について覚えておきましょう。