基本情報技術者講座の講師ブログ

DRAMとSRAM

RAMとは、メモリ装置のことです。主記憶装置(メインメモリ)を指すことが多いです。RAMは記憶内容の保持の仕方で、DRAMとSRAMの2種類に分けられます。
DRAMは記憶保持のために、定期的に電気を流す「リフレッシュ」という操作が必要になります。一方のSRAMは、電気を流さなくても記憶が保持されます。

このDRAMとSRAMの違いにこんがらがってしまう人も多いのではないでしょうか?
DRAMとSRAMの違いを英語の意味で理解していきましょう。
DRAMのDはDynamic(動的)という意味です。一方のSRAMのSはStatic(静的)という意味です。つまり、DRAMは「動きのあるRAM」でSRAMは「静か(動かない)RAM」ということです。
動きがあるとは、「記憶が動く」ということを意味しています。要は、記憶に変化があるので、変化を抑えるために電気を流さなくてはなりません。
静か(動きがない)とは、「記憶に動きがない」ということを意味しています。変化がないので、放っておいても記憶は保持されます。

このように、英語の語源を考えると混乱せずに済みますね。
英語の意味と関連付けて覚えていきましょう。