基本情報技術者講座の講師ブログ

平均値と中央値

平均値と中央値の違いをご存知ですか?

学生時から平均という値は至るところで目にしてきたことでしょう。学校の成績も平均点と比較するのが一般的でした。一方で、中央値を使う場面はあまりないでしょう。ですが、中央値の方が平均よりも実態が把握しやすい場合があります。

平均は全体の値を足し合わせて、足し合わせた数で割ったものです。そのため、大きな値や小さい値の影響を受けやすいです。
例えば、3歳5歳8歳10歳100歳の5人で平均年齢を出すと、46歳となってしまいます。このような場合、統計処理において、100という値は外れ値として計算から除外することが一般的です。あるいは、中央値で見ていくといいでしょう。上記の年齢の中央値は8歳です。先程の平均年齢46歳よりも実態を適切に表現できているといえます。

データに合わせて、平均値や中央値を使い分ける必要があります。是非とも中央値にも目を向けてみてください。