マーケティングの基本的な考えとしてパレートの法則があります。
パレートの法則とは、売上の8割は2割の人気商品で成り立っている、という理論です。あるいは、売上の8割は2割のリピーターで成り立っているという理論です。
このパレートの法則に基づき、2割の人気商品やリピーター重視の経営戦略が長い間取られてきました。
一方で、下位8割に注目した経営戦略もあります。それがロングテール戦略です。
ロングテール戦略では下位8割を重要なコンテンツとして考えます。
例えば、Amazonでは滅多に購入されないニッチな商品も取り扱っています。年に数回しか売れない商品でも何百種類も抱えていれば、それなりの売上になります。
とはいえ、Amazonのような圧倒的な倉庫量と流通技術、そして誰もが利用するまでに普及したAmazon販売サイトがあってこそ、初めて利益が出る戦略です。
この戦略に辿り着いたAmazonはやはり画期的な企業といえます。
