基本情報技術者講座の講師ブログ

天才ハッカーアルバート

アルバート・ゴンザレスというアメリカ史上最高のハッカーと呼ばれる男がいます。
アルバートは8歳のころにコンピュータに出会い、コンピュータにのめりこみます。
そして、大人になり、マルウェアやSQLインジェクションを駆使し、様々な企業のデータベースに攻撃しました。

その結果、セブンイレブンやフォーエバー21などの企業から大量の顧客情報やクレジットカード情報を盗み出しました。盗んだデータはヨーロッパのサーバで暗号化して保存し、各国の名簿業者に売り払い、多額の利益を得ました。
盗んだクレジットカード情報は1憶3000万件です。アメリカ史上最大規模の情報流出です。アルバートはその後、逮捕され20年の懲役刑が科されました。

この事件後、世界中でマルウェアやSQLインジェクションの対策が強化されました。
犯罪者ではありますが、ITの世界に多大な影響を与えたといえます。