証券外務員講座の講師ブログ

配当利回りが5%以上の銘柄を選ぶ

皆さん、こんにちは。
フォーサイト証券外務員講師の伊藤です。

今回は、配当利回りについて解説します。

■高配当銘柄は意外にある
四季報でざっと配当の高い企業を確認すると、意外にも高配当銘柄は結構あることがわかります。この一つの理由に、株主への還元姿勢が強くなっている点が挙げられます。以前では考えられなかったような配当性向50~100%といった企業も出始めています。外国人投資家・機関投資家の意見もくみ取るようになってきているのかもしれません。
こうした状況から、配当利回りが5%以上ある企業を探していくと、配当生活を目指すことができるかもしれません。もちろん、その時々の経済情勢や為替動向等に企業業績は左右されるため、将来も高配当となるかどうかはわかりませんが、少なくとも現時点で高配当であれば、検討に値します。

■高配当銘柄は株価が下がりにくい
高配当銘柄の良い点は、何かの拍子に株価が下がったとしてもすかさず買いが入ることです。株価が下落すれば、さらに高配当となり魅力が増すため、それを狙って買う人もいます。その結果、株価は下がりにくくなります。
リスクは、配当が下がった場合です。特に利益連動型の配当の場合、利益が減少すれば配当も下がり、結果株価も下落する可能性があります。そのため、配当利回りが5%以上の企業の株式を複数購入する、定期的に購入するといった手法を用いてリスクヘッジもしておきましょう。決算期が異なる企業の株式を購入し、毎月配当を受け取れるようにしていくのも面白いかもしれませんね。

<演習>
一種・二種受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
金融商品取引業者等は、特定投資家から金融商品取引所に上場されている有価証券の売買の注文を受けようとする場合は、あらかじめ当該特定投資家に対して、最良執行方針等を記載した書面を交付しなければならない。

<解答> ✕
最良執行方針等記載書面の事前交付義務は、相手方が特定投資家の場合は適用除外となります。

<お知らせ>
9月26日に、ワニブックスより『株で勝ち続けるための 上がる銘柄選び黄金ルール87』が発売されました。
https://amzn.to/3AkWmIk