証券外務員講座の講師ブログ
ベトナム投資ツアーに参加して②

皆さん、こんにちは。
フォーサイト証券外務員講師の伊藤亮太です。

前回に続き、3月にベトナム投資ツアーに参加したことをもとに書いていきたいと思います。

■ベトナムの人口は1億人
 前回は、ホーチミン証券取引所の見学について書かせていただきました。今回は、ベトナムの現状について説明します。
 まず、ベトナムの人口ですが、現状1億人程度となっています。面積や人口は日本のおよそ8割程度。1人当たりのGDPは、2023年において4,283ドル。日本のおよそ8分の1程度といったところでしょうか。まだまだ発展途上の国の一つです。
 とはいえ、うまく経済をかじ取りしながら政治も運営されているように感じます。中国からの生産移管が進み、ますます経済成長の勢いが感じられます。なんといっても国民の大多数が若いこと。平均年齢は31歳、15~59歳の占める割合は65%と、労働人口が豊富な国なのです。人口ピラミッドは日本の50年前とかと同じ。そのため、これから一気に経済成長するぞーと感じる部分がいたるところに見られます。
 皆さん、ベトナムというとどんなイメージを持たれますか?昭和の日本のようなところ?確かにバイクはたくさん走り、建物は昭和っぽいものもありました。しかしながら、一方で高成長を遂げていると感じられる高層ビル群もサイゴン川を中心としてかなりできてきており、その勢いも感じられます。新旧入り混じりながらも、今後も年5%以上の成長を遂げると予想されているベトナム。日本のODAをもとにして地下鉄もホーチミンにて建設中であり、様々なところで一気に変わる街並みを見ることができました。
 あくまでも私の予想ですが、年5%以上で成長できるとなれば、14年でおよそ経済は倍の規模に。1人当たりGDPもそのうち1万ドルを超えてくる可能性は大いにあるのではないかと思います。勢いを肌で実感しました。皆さんインドに目が行きがちですが、もしかしたらベトナムもダークホースかもしれませんよ。食べ物もおいしいし、大気汚染もそれほどひどくないと感じました。
 次回は、訪問した上場企業をもとに、株式の状況を解説していきたいと思います。

<演習>
一種・二種受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
ETFは、非上場の投資信託と異なり、運用管理費用(信託報酬)は発生しない。

<解答> ×
不適切。ETFは、非上場の投資信託同様、運用管理費用(信託報酬)が発生します。