行政書士講座の講師ブログ

記録の重要性

皆さん、こんにちは!
フォーサイト専任講師・行政書士の福澤繁樹です。

行政書士試験の学習は、1年以上の長期間に渡ることもあります。したがって、100m走のような一時的な爆発力というよりも、マラソンのような長期的な戦略が必要になります。また、それに伴い、場合によっては、これまでの自分の学習習慣や生活習慣を見直すことが必要になる場合もあります。
つまり、自分自身を客観的に俯瞰して、自分が目標に向かって成長できるような努力の方向性を判断する必要があるということです。

運動競技では、選手の練習や生活をマネジメントするコーチがいます。
コーチの仕事は、練習メニューや食事、生活面にも配慮して、一人ひとりに適合したアドバイスをすることだと思います。
そして、そのコーチが判断や分析をする根本には、客観的なデータが必要になります。当然のことですが、各選手の長所や短所を把握するために、その選手の記録をとることが必要になります。そのような客観的なデータがあってこそ、効果的な対策や練習メニューを考えることができるのだと思います。

このことは、資格試験でも同じだと思います。
ただし、資格試験の場合には、自分選任のコーチを雇うことは現実的ではありません。したがって、自分で自分をコーチすることになります。
ただ、この場合でもコーチという仕事の根本は変わりません。まずは、選手を客観的に分析する必要があります。そして、そのためには、やはり選手の記録を付ける必要があります。そして、その記録をもとにした分析をして、改善提案を考える。
「記録→分析→改善提案」です。

合格者の多くが、フォーサイトの合格手帳に勉強内容やその時々のポイントなどを細かく書き込んでいるのも、きっと偶然ではありません。
意識しているか否かは別として、合格手帳に勉強記録を付けることで、「記録→分析→改善提案」というサイクルが回っているのだと思います。

ぜひ、自分を客観視するために、記録を付けてみてください。上記のように、資格試験の学習はもちろん、それにとどまらず広く生活一般においても、自分自身を分析するためには、まずは記録を付けることが第一歩になると思います。

よりよい努力の方向性を見極めるために、まずは記録をつけてみてはいかがでしょうか?

今回は、このへんで。