行政書士講座の講師ブログ
学習方法の個人差

皆さん、こんにちは!
フォーサイト専任講師・行政書士の福澤繁樹です。

個人的に、かねてから学習方法には個人差があると感じています。
フォーサイトの戦略立案編にもあるのですが、記憶の仕方についての3つのタイプというお話があります。すなわち、視覚タイプ(見て覚える)、聴覚タイプ(聴いて覚える)、運動タイプ(体を動かして覚える)というものです。

そして、それによると、例えば自分が視覚タイプという方は、必要なことはどんどん書く、絵・表やグラフなどを書く、静かな場所で一人勉強する、講義動画で勉強するなどの方法が適しているということです。

私が、これを最初に読んだ時には、あまりそのような考え方をしておらず、自分が書いて覚えるタイプだったので、基本的に勉強は書いて覚えるものだと妄信していました。
しかし、上記の話を知ってからは、人には適した勉強方法があるということが理解でき、書くだけではなく、人によっては音読や講義を聞き流すという手法が適している場合もあるということが理解できました。

それを踏まえて考えてみると、巷間よく出てくる「~だけでOK」とか、「~はムダ」というような相手のタイプを考慮せずに、一律に断定するという風潮は、非常に眉唾物だと感じます。

自分に合った方法を探すのは、ある程度過去の自分の勉強経験からも分かると思いますが、それにこだわらずに新しい方法を試してみるのも良いと思います。

学習方法は、資格試験だけではなく、行政書士になってからも種々の場面で使えるスキルだと思います。

資格試験の勉強とともに、学習方法の勉強も意識してみると良いかもしれません。

今回はこのへんで。