インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

すりこみ?!

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

 今週はクリスマス。今年は例年ほどではないですが、街がクリスマスイルミネーションで飾られています。
クリスマスの色は、赤色(サンタクロースの服)、緑色(ツリー)、白色(雪)、金・銀色(ベル)。
入学式や卒業式の色は、ピンク色(桜)。
バレンタインデーの色は、赤・ピンク色(ハート?)
夏休みの色は、青色(海・プール)、黄色(ひまわり)、オレンジ・赤色(太陽)などと、イメージの色がなんとなく決まっています。夏休みのイメージは何色?と聞かれて茶色を思い浮かべる人は少ないと思います。
この色のイメージをいつから持つようになったでしょうか?そしてこれは色だけのことでしょうか?

 リビングルームは、家の中の南側の広い部屋で、テレビを置き、ソファーがあって・・・、主寝室には夫婦二人分のベッドがあり・・・、これらもすりこまれた部屋のイメージですよね。私がこれまで設計した住宅では夫婦別寝室の方が多いです。生活時間が違う(夫の仕事の帰りが遅く、妻は子供のお弁当で早く起きなければいけないので、その都度に起きてしまうとお互いに熟睡できない)、一人でゆっくり眠りたい、寝る前にしばらく本を読みたいなど理由は色々です。食事以外で家族が集まることはあまりないので、大きなダイニングルームだけにしたい。個室は最小限にし、リビングを大きくして集まるようにしたい。

 設計やデザインをする上で、すりこまれたイメージや固定観念を一度捨てさってフラットな状態になって、ヒヤリングすることがとても大切だと思います。例えば「リビングは必要ですか?」から始めてみてください。

それではこのあたりで、また!