インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

パースペクティブ

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

今週で1月も終わります。勉強は順調ですか?計画通り進んでいますか?
遅れていたら計画をもう少しゆるく立て直して下さい。計画通りならそのまま、または少
し量を増やしてみて下さい。増やしてみてダメならすぐに元に戻して下さい。この時期は
いくらでも修正することができます。自分に適した計画を見つけることが大切です。

2020年度(第38回)のインテリアコーディネーター資格試験では、1次、2次試験ともにパースペクティブ(透視図法)に関する問題が出題されました。
パースペクティブは、15世紀初頭のルネッサンス期にイタリアで確立された作図法です。画面上に空間や物の奥行き感を表現する遠近図法です。レオナルド・ダ・ヴィンチをはじめ多くのルネッサンス期の画家達に影響を与えました。しかし、カメラの出現により絵画の世界では徐々に使われなくなってきましたが、建築の分野では使われていました。しかしまた、コンピューターグラフィックス(CG)の出現で最近は描かれなくなってきました。
ではなぜ、出題されるのでしょうか?図面としては手描きすることは少なくなりましたが、打ち合わせの最中などは相手に空間を伝えるためにスケッチパースよく描きます。
2Dの紙に描いて、3Dを伝える唯一の手段がパースペクティブです。

ルネッサンス期の画家の絵画を、たまに遠近法の知識で見てください。消点は?パースラインは?新しい発見があって楽しいです。

それではこのあたりで、また!