インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

インテリアコーディネーターの仕事の範囲

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

 インテリアコーディネーターの仕事の範囲は、建物内部のことだけだと思われていますが、実際は建物外部に関する依頼も多いです。エントランスへのアプローチ、店舗のファサード、テラスやバルコニー、外壁などのデザインです。
 地下1階地上2階+ロフトの2世帯住宅のリフォームを依頼されました。築30年なので家族構成も変わり今はご夫婦だけが住んでいます。内部はスケルトンにして全面的なリフォームを行います。また外壁、屋根、防水などの建物外部も性能的に改修が必要な状態だったので、先行して工事を行うことにしました。このように仕事の依頼を受けて現地調査に行くと、まずは建物自体の改修工事が必要なことが多いです。外壁・屋根の塗装、防水、樋交換、シーリング等の工事のために、左の写真のように建物全体に足場をかける仮設工事も必要になります。このような状況の時にインテリアコーディネーターは、まず①建物外観の改修工事が必要かどうかを判断し、②適当な材料を選択し、それから③色や形状を決めることになります。
①や②の知識も必要になることを覚えておいてください。

 右の写真は隣地境界と外壁の隙間が30cm程度しかないのに、外壁が綺麗に塗装されています。どうやって職人さんは塗装するのだろうと毎回思いますが、今回もその場に居合わせることはできませんでした。いつか作業しているところを見たいと思っています。

それではこのあたりで、また!