インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

インテリアコーディネーターの色彩学

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

暑さの連続で体力的にキツイ時期ですが、皆さん体調はいかがですか?私自身もこの時期は、少し無理すると、倍返しのようにその後の効率が落ちてしまいます。この時期は仕方ないですから焦って無理しないで、たまには少しペースを落としてみましょう。ただ何もしない日だけは無いようにしてください。
今回はインテリコーディネータ(IC)にとっての「色彩学」についてお話ししたいと思います。

色彩検定などの資格を持つカラーコーディネーターという色についてのプロがいます。では、インテリアのカラーコーディネートはカラーコーディネーターに任せるのかというと、そのようなことはまずありません。私たちICがカラーコーディネートします。でも、ICの仕事に関わる部分についての知識を把握していれば大丈夫です。
まず基本として、①色相・明度・彩度の色の3原色、②マンセル・PCCS等の表色系 です。
次に応用として、①加法・減法・中間混色の色の混合、②対比と同化、③視認性 です。
そして直接的にI Cの仕事に関わる、①色彩計画(カラースキーム)の手順 です。
結局全部?と思うかもしれませんが、考え方としてまずこの空間をどのような色彩計画にするか、そのために混色や対比をどうするか、そしてどの色を使うかと言うように、基本に向かっていくようにするのがICのカラーコーディネートのやり方です。
上記に付け加えて、慣用色をマンセル値で表示すると言うのが最近試験によく出ています。例えば、慣用色名「あかね色」のマンセル値は「4R 3,5/11」等です。

本当にインテリアコーディネーター資格試験の試験範囲は広いです。端から順番通りに覚えようとするのではなく、全体的に把握してから深くしていく勉強の仕方を少し意識してみて下さい。

それではこのあたりで、また!