インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

重厚な木の教会

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

 体調はいかがですか?息抜きを入れながらこの時期は特に体調管理に気をつけて下さい。
前回に引き続き、今回は木の教会についてお話しします。

 写真はフィンランドのヘルシンキの繁華街カンッピ地区の広場にショッピングセンターに囲まれて建っている[カンッピ礼拝堂]です。2012年に完成した比較的新しい教会です。外観からは何の建物が全くわかりません、木(もみの木)のかたまりです(写真左)。内部空間は厚い木の壁(写真中)と、壁際にガラスの入った(写真右)天井から構成されています。そしてこの内部空間は、自分の息の音さえ気になってしまうほどの静寂、洞窟の中にいるような無音空間です。石に比べると軽やかな感じのする木で全く、外の喧騒を遮断する空間を作っています。

 重厚な岩石の建物で造られているのに、リズミカルで軽快な内部空間を持つ[テンペリアウキオ教会]、軽快な木の建物で、相反する内部空間を造った[カンッピ礼拝堂]。どちらも「もの」の持つイメージと全く異なる想像できない内部空間を作り出しています。
このような、意外性や感動はやはり実際に行かないと感じることができません。早くどこか行きたいですね。

それではこのあたりで、また!