インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

室内汚染

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

今年度の試験日10月10日まで、あと1ヶ月になりました。
ラストスパートの時期ですが、とにかく体調を崩さないように気をつけてください。体調が悪いと気力が無くなりやる気がなくなってしまいます。それに加え今年はコロナという大きな敵がいます。くれぐれも無理しないでください。

コロナ禍ということもあり、昨年以上に「室内換気」について耳にすることが多いと思います。何のために換気しなくてはいけないのかということで、今回は室内汚染について再確認したいと思います。
まず、室内空気の汚染源は「在室者自身」です。酸素の消費と二酸化炭素の放出、生理反応による匂いや粉じんの発生などです。二酸化炭素そのものは濃度4〜5%以下であれば人体にあまり害はありませんが、呼吸から常に発生している物質なので、在室者による室内空気の汚染状態を示す指標として「二酸化炭素濃度」を使います。二酸化炭素の許容濃度は1000ppm以下=0,1%以下です。ppmと%両方の数字を覚えるようにしましょう。そして換気しないで在室者が暖房や調理のために火を使えば、ますます二酸化炭素が排出され酸素不足になり、燃焼器具が不完全燃焼となり、有害な一酸化炭素の発生につながり、一酸化炭素中毒(ガス中毒)になります。一酸化炭素の許容濃度は10ppm以下=0,001%以下です。
室内が汚染されるながれを室内空気汚染の許容濃度と一緒に覚えておいて下さい。

今年は「換気」や「室内汚染」について出題されるのではないかと思っています。
ホルムアルデヒド許容濃度;30分平均値で0,1mg/㎥以下=0,08ppm(常温)以下、浮遊粉じん許容濃度;0,15/㎥以下も覚えておいて下さい。

それではこのあたりで、また!