インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

自然換気と機械換気

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

なぜ換気が必要なのか?どのぐらい換気すればいいのか?の基本的なところは再確認できたと思います。換気の最後は、換気方法についてです。

換気方法は、①自然換気、②機械換気 の2種類です。
①自然換気には、外部風の高圧の風上から低圧の風下への流れを利用した「風力換気」と、暖かい空気は上昇・冷たい空気は下降する力を利用した「温度差換気」があります。風力換気の換気量は、開口部の開放面積・外部風速に比例します。温度差換気の換気量は、開口面積・給気口と排気口の高さの差の平方根・内外の温度差の平方根に比例します。どのような条件の時に換気量が多くなるのかというのを理解して下さい。
②機械換気には、吸気と排気用の送風機(ファン)の設置の仕方で「第1種換気設備」「第2種換気設備」「第3種換気設備」の3種類あります。第1種は給気・排気共に送風機、第2種は給気のみ送風機(排気は自然排気)、第3種は排気のみ送付機(給気は自然給気)を使う換気です。1、2、3種のそれぞれどこに送風機を使うのか間違えないようにして下さい。3種は排気が送付機で、臭いが他の室に伝わりにくいので台所やトイレの換気方法です。『3種はトイレ』と覚えておくと忘れにくいです。

ある時期から応用勉強試中心になっていると思うので、試験直前に基本を押さえ直すというのも一つの方法だと思います。

それではこのあたりで、また!