インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

前回、「構造」は難しいと思った分野のトップ3に入ると書きましたが、「音」についても皆さんから、分かりにくい、不得意だという声を聞きます。

「音」と言うと、ピアノの音、工事の騒音や鳥の鳴き声のように、音を発しているもの(音源)をイメージして、音そのものには実体がないように思ってしまいがちです(ここが分かりにくいところだと思います)。音は、音源から発せられたエネルギーが空間(空気中)を伝搬していく「現象」のことです。この現象は縦波の波状です。とりあえず、音源から一定方向に向かって行く縦波状の波動が音だとイメージしてください。この波を周波“数”と言います。ここで、音は“数”で表すことが分かります。
周波数は音の波が1秒間に振動する“回数”です。周波数の大きい音(すなわち波の数の多い音)は高い音として聞こえ、周波数の小さい音(波の数の少ない音)は低く聞こえます。これが「音の高さ」です。
「音の強さ」は音の大きい小さいです。通過する音のエネルギーの量が多いか少ないかです。すなわち通過するときの空気密度の粗密の大きさのことです。

このように、音・高さ・大きさをイメージして、もう一度テキストの音環境を学習してみてください。少し分かりやすくなっていると思います。

それではこのあたりで、また!