インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

西洋のインテリア史

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

皆さんは、いわゆる「暗記モノ」はどのような方法で記憶していますか?
声を出して読んで覚える、図式化して目から覚える等、色々なやり方があると思います。
私は暗記が不得意なので、歴史の勉強には苦労しました。そもそも全部覚えるなんて無理!という思いから、芯となるところを確実に覚えて、あとは想像や消去法で答えを導き出せるようにすればいいのでは、という発想で歴史の勉強をしました。

西洋のインテリア史では、まず芯となるのは何かというと「様式」です。
古い順に、エジプト→ギリシャ→ローマ→ビザンチン→イスラム→ロマネスク→ゴシック→ルネサンス→バロック→ロココ→ネオクラシズム という紀元前3000年頃から19世紀より前の様式の流れを確実に覚えます。講義動画でも紹介しましたが、『エギロ ビイロ ゴルバロネ』と最初の文字だけを呪文のように覚えています。
そして、何かを覚えなくてはいけない時は、必ずこの芯に結びつけておきます。例えば、柱のオーダーが3種類だったのは、ギリシャ。オーダーが5種類になったのはローマ。ということはローマ様式の方が後だから、ギリシャ様式から2つ増えたことになります。ここまででも回答を導き出せると思います。次の段階で増えた2つのオーダーか共通の3つのオーダーを覚えればいいと思います。その次の段階で両方の5種類のオーダーを覚えます。
様式の順番を芯にして、最初は浅くその芯に情報をつなげていくやり方です。

資格試験問題は4択です。文章や単語を導き出す問題ではありません。1文字でも、順番だけでもわかっていれば回答を導き出せます。

それではこのあたりで、また!